薩摩芋郎 STORY

100の議論より100円の寄付。
人生は100の苦しみ1回の喜び。
SHOCHU IS MY LIFE

レーザージェットShinのバック

2005-10-29 | Weblog
昨夜、とても嬉しい事があり、友人と呑みにいった。
その友人は「レーザージェットShin」
(皮+昔の悪役レスラー「タイガージェットシン」より勝手に命名)
と言う一風、風変わりな名を持つ男だ。
一見ヤーサン風のフェイスからとても想像できない美人の娘二人を持つ50男でもある。(カミさん似)
もう、かれこれ10年以上のつきあいになるデザイン事務所の社長でデザイナーであるが
数年前から、何をとち狂ったのか神のお告げか?革職人の肩書きを持つ様になった。
当店の可愛らしい女性のお客様も数人、彼の毒牙にかかりバッグを購入している。
(どれもとても彼の容姿に似つかない美しく手の込んだ作品で、お客様も感激している)
その彼が構想1ヶ月、制作日数2週間の手間をかけ(彼と、ビジネスパートナーM女史とのコラボであるが)
僕のバッグを製作してくれはり(2作品目)その贈呈式が昨日あったとです。
これがまた、粋なフォルムである。ディテールが美しい。
スーツにもカジュアルにも合いそうな僕のファッションスタイルを熟知しているShin&M女史の最高傑作!
彼と小料理屋さんでバッグをアテにいも焼酎をジャブジャブ呑み、引き続きBARでも呑み続け喜びを爆発させ
金曜日の男に店をまかせ、二人ともグデングデンに酔い潰れ、カウンターで仲良く寝んねしちまったぜ。
後日、愛用品FILEとしてちゃんと商品撮影し紹介しますが、取り急ぎデジカメで内部の
THUNDER BARオリジナルロゴ(このロゴも彼のデザイン)入り、ポッケをパチリしてみました。

ベロベロマン愛用品FILE<バイシコー>

2005-10-28 | Weblog
●フレーム=Bottecchia/Made in Italy
●ハンドル、サドル、ペダル=お仏蘭西製
●ブレーキ、変速レバー、ギアなど基本パーツ=CAMPAGNOLO/Made in Italy
◇僕の自転車愛用歴(学生時代を除く)は約25年。若かりし頃はサイクルロードレースや
 センチュリーランなどに出場。主な受賞歴はまったくない。
 過去、外車ばかり3台盗難に遭う。
 ボッテキア(ボテッキアとも呼称されるが僕は愛称の語源を尊重し、こう呼ぶ)は4代目襲名。
 かれこれ15年は愛用している。
 以前にも書いたが、これに股がり我が家から
 雨の日以外は毎日通勤する。もう、地球を10周回った計算になる。(なわけねーだろ!)
 健康のためと言いたいが、単に交通費を浮かすのが主目的である。
 安全運転を心がけ(なんせ1年間で3回交通事故にあったもんで)
 ゆったりと季節の移り変わりに癒されつつ、今の時期キンモクセイの
 フレグランスを躯に吸収しながらすれ違う女を素早くチェック&分析する日々である。
*写真/ハンドメイドテイストのこのエンブレムがたまらない。

タニーヤン・ネパール放浪ダイアリーズ最終話<菩提樹の下で>

2005-10-22 | Weblog
4月4日、夕刻~深夜
ホテルにてディナーの後、スタッフ、マネージャーに別れを告げ午後9頃頃空港へ。
空港で出国の列に並んでいるとホテルでいっしょだった日本人女性2人の現地ガイドが親切に
僕のバッグを貨物扱いとして彼女達の荷物といっしょに預けてくれようとした。
外国では原則として手荷物は機内持ち込みにしている(盗難が頻繁なので)僕だが、あまりに親切に
言ってくれるし、嫌な予感はしつつ預けちまった。
2時間遅れで深夜2時頃上海経由、関空行きの飛行機は出発した。

4月5日、僕の気持ちはどしゃ降り
日本時間AM11時、関空着。
嫌な予感が的中、カメラが紛失していた。ショックで泣きそうになる。安いコンパクトカメラだが旅の友である。
幸いフィルムはほとんど残ってたんで良かったが・・
乗り継ぎの時間があったんで機内で友達になった広島の女性のカメラで写真撮ったりレストランで
歓談した後、家族の待つ福岡へ。
午後5時30分、ようやく自宅に到着。
まだ幼い二人の息子をギュッと抱きしめる。
かみさんが用意してくれた和食を貪る様に喰う。旅の疲れのせいで即爆睡。

4月6日、僕の尻から豪雨
お約束の様にポンポンを壊し、便器に1日中へたれ込む私がいた。

おわり

あとがき
BARに新しく樹木が欲しいな~と思い、近所のグリーンショップに行き、偶然『菩提樹』を見つけた。
お釈迦様が、長い苦行の末、この樹の下で悟り(bodhi)=菩提を開き仏陀になった樹です。
(本物はインド菩提樹ですがBARのはたぶん兄弟の様なシナノキ科の一種と思う)
この樹がBARに来た時、ふと10年前のネパール旅行を思い出し、ブログに書こう(記録しとこう)と
4階の物置に行きその時の資料(ネガと旅行メモ)を探そうと棚に手を当てた瞬間、不思議にもその資料だけ
がポロリと落ちて来た。いやはや偶然とはいえ、こんな事もあるんすね。
ちなみに、この時のカメラ紛失をフックとし、僕は突如カメラに目覚め
コンタックス→ライカウイルス感染への道を突き進むこととなる。
また、この旅で、ネパールのあたたかい人とのふれあいの中で僕がちょっとでも困った表情や、気分がめげてる時
彼らが共通して(好んで?)かけてくれた言葉が
「NO PROBLEM」
そうですよね、
ノープロブレム、なんくるないさー、モウマンタイとも言うさ~
そうブツブツ呟きながら今日も菩提樹の下で何の苦行もせず呑気に焼酎を浴びているベロベロマンでした。
御清読ありがとうございました。
*写真はトレッキングにて出逢った子供。不思議そうな顔でボケッと寝そべる僕を覗き込んでいた。
 子供達のバックの靄の左奥にヒマーラヤの峰が俗界を憂いつつどっかり鎮座しておられる。

ベロベロマン愛用品FILE<万年筆>

2005-10-17 | Weblog
<FABER-CASTELL/Pernambuco>
鉛筆の芯硬度とあの六角形のデザインを今から235年位前に開発したドイツ・
ファーバーカステル社の万年筆シリーズ、伯爵コレクションの逸品。
ブラジル東部の特産樹「ペルナンブコ」(バイオリン弓部素材らしい)使用。
金属部はプラチナコーディング。エンドキャップに刻印されたファーバー
カステル家の紋章が美しいまるで高貴な深窓の令嬢のような万年筆である。

その美しい娘のような万年筆が東京のショップから届いたその日の夕刻
『よーし!この万年筆で伊集院静氏のようにカッコよく薔薇の字を書くぞ!』
と決意、焼酎呑みながら気取って処女作は薔薇の字を書こうと
『ところで薔薇の字は草冠にブツブツ・・ランラン』
とお湯割りつくりに会社のキッチンにスキップしながらいったのさ。
そしたらね・・・そしたらね
コロコロペコリンというちいちゃな音に僕はカキンと凍りつき振り返ると・・
そう、無造作に置いたテーブルからおむすびコロリンみたいに万年筆が
転がって床にその美しきペン先からグサッ・・
同時に僕の心臓にもグサッと突き刺さったかと思うくらいの衝撃が・・
とうとう一文字書くことなく処女のまま修理のため再び東京へ旅立たれた
ペルナンブコ嬢じゃった。
今ではそのトラウマから滅多にペン入れから出ることなく文字どおり箱入り
娘と化し年賀状などで年に数回使用するのみである。