峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

3人目は

2012年03月05日 | ランニング

 ロンドン五輪の選考会を兼ねた、びわ湖毎日マラソンが4日冷たい雨の降る中で行われた。山本亮(27)=佐川急便=が2時間8分44秒で日本人トップの4位に入り、代表の座をほぼ手中にした。先行集団から大きく離されていたが、日本人の争いは先に仕掛けた選手が後続に交わされ、めまぐるしく順位が変動。山本はその展開にも恵まれ、スタミナ強さを見せた。

 「低温で厳しい条件にしては、タイムも優秀」と陸連のある役員。一般的には、暑いより気温の低い方が走りやすいし、雨もそう苦にならないはず。事実、9位までが“サブ10”(日本勢5人)だった。が、それも個人によって違う。本命視された189㌢の大柄・池端宏行(旭化成)が11位に沈んだのは、あるいは気象のせいか。終盤ふくらはぎのけいれんを起こしたという。

 東京マラソン2位の藤原新(東京陸協)が2時間7分48秒で走り、山本ともども2人までは確定的。3人目はびわ湖5位の中本健太郎(安川電機)が有力だ。昨年の世界選手権で7位の池端は、10位の中本より先着しているが、どうなるか。発表は12日。今、世界の男子マラソン界はケニア・エチオピア勢が圧倒、日本とのレベル差は大きい。本番は一発勝負だが…。


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