峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

ビルの中の温泉施設

2005年08月31日 | お出かけ
 “スーパー銭湯”が増えている。昨年12月にオープンしたという箕面市船場東の「水春」(すいしゅん)に出かけた。新御堂筋線から東に入ったところ。6月に万博公園近くの温泉施設「おゆば」に行ったが、どことも繁盛しているところを横目で見ながらつくっているようで、よく似た構造。初めてでもあまり戸惑うことはない。

 「水春」が変わっているのは、ゲームランド、100円ショップ、飲食店の同居した複合施設「ビーバーワールド」のビル内あるということ。ビルの入り口からエスカレーターで上がった2階。雰囲気的には映画「千と千尋の神隠し」の湯屋を思わせる。壁や柱に赤っぽい色を使い、提灯をぶら下げ、江戸時代の浮世風呂の絵も。

 白湯、ツボ湯、露天岩風呂、腰掛け湯、桧風呂、サウナは、凝っていて漢方薬草サウナも特設。その他、寝転び湯、ジェットバス、冷水風呂…。数が多い。アカスリや理髪、お食事処も備えている。料金は横並びで大人700円、小人半額、3~4歳の幼児200円。

 自宅から車で行けば20分ぐらい。近いのがいい。受付係の誘いに乗って「会員」になってしまった。「外の風呂もたまにはいい」「孫を連れて行ったら喜びそう」などと言い訳をして。
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レトロ調の集合店「引札屋」

2005年08月30日 | お出かけ
 大阪・池田市の駅前商店街・サカエマチ一番街に、チャレンジショップ「引札屋」(ひきふだや)という風変わりな店が出来ている。

 花や植木を売っていたり、野菜もある。陶器やアートフラワー、着物を利用した“再生服”があるかと思えば、アクセサリー、天然石売り場、果ては占いコーナー。店の奥の方へ行くと、坪庭もあって俄然レトロ調が強まる。

 そもそも「引札」というのは、明治・大正から昭和初期(戦前)まで、商店や商品の広告・宣伝によく使われたビラのこと。つまり、PRのチラシであり、ポスターである。かつては、このあたりも黒漆喰の壁や瓦屋根が並び、掛け声が飛び交った。時代劇映画に見られるような店や人出があり、けっこう賑わっていたそう。そんな懐かしさ感じさせる造り・雰囲気の“再生建物”の中から、新しい魅力を生み出していこうという。

 床が土間風。外観はレトロだが、やりかけようとしているのは「いけだ3C株式会社」のチャレンジ事業(3Cはチャレンジ・チェンジ・チャーミングの頭文字)。店舗経営を希望している起業家に小さなスペース区画を貸し、少ないリスクで商売のノウハウを身につけ独立開業をしてもらう狙い。だから、店の中はいろいろな商売の集まりになっているのだ。

 8月5日にオープン。まだ珍しいので立ち止まる人も。説明抜きではちょっと分かりづらいのが難だが、各店の若い人たちはお客に声を掛け、みんな頑張っている。
 
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「幸せだなあ」の丸山さん

2005年08月29日 | ランニング
 丸山和也弁護士が、日本テレビ(関西では10チャンネル・読売TV)の『24時間テレビ』で100㌔マラソンを走った。27日の午後7時にスタートして、28日午後8時40分すぎ、応援の合唱と拍手の中、スタジオに感動のゴールイン。すっきりした「笑顔」は、達成感の表れか。裏方のスタッフも時間内にきっちり放送できてホッとしたことだろう。

 『行列のできる法律相談所』などのテレビ出演でタレントともなった「人情派弁護士」。今回、走ることでさらに“時の人”に。「走る六法全書」などの形容詞もついて話題をまいた。

 完走後のひとことは「幸せだなあ」。実はこれ、番組の進行役のひとり・加山雄三と事前にやり取りがあって、「今、幸せですか」と問われて、口をにごしていた。加山の若大将時代の名セリフは「♪幸せだなあ、ボカー」。丸山弁護士は走ったあと、これを使おうと決めていたらしい。

 この番組で走った歴代ランナーは、1992,93年の間完平、翌年ダチョウ倶楽部をはさんで寛平ちゃんが95年に3回目。96年以降、赤井英和、山口達也、森田剛、にしきのあきら、トミーズ雅、研ナオコ、西村知美、山田花子、昨年の杉田かおる、と続いている。

 トミーズ雅が別の番組で述懐していた。「“あなた1人のひとりのために、局のスタッフが600人ついているんです”と言わはるんです。テレビでは全国の何千万という人が見てくれてる。それを思うと、いくらへばっても、途中でやめられまへん。ボクシングやってた頃もきついことがありましたが、あのマラソンのプレッシャーは大変。後にも先にも一番苦しかった。でも、支援が有難かった。先生もきっとそう感じると…」

 毎回伴走をつとめるサポート役の坂本雄次トレーナーも58歳。自ら走りながら、たえず気遣い、体調や症状を判断して適切に処置する。こういう役割をこなせる人は数少ない。坂本さんはすごい人だ、と思う。

 私が富士五湖ウルトラマラソン80㌔に初挑戦したことは以前ブログでも書いたが、そのとき57歳。制限時間11時間は気になったものの、結果的には余裕でクリアできた。100㌔の制限時間は14時間としている大会が多い。この「時間」がクセモノ。自分のペースと残りの距離をついつい計算してしまう。あきらめてしまえば、時間内完走はできない。

 制限時間の“ゆるい”レースは走りやすい。例えば、ハワイのホノルルマラソン(42.195㌔)。8時間、9時間でもOKで、完走証もくれる。番組で刺激を受けて走る気になった人。ここなら少し練習すれば、たいていの人は完走できる。初マラソン挑戦にはおすすめだ。

 丸山和也は59歳。谷和也は現在64歳。負けずに頑張らねば。
 世界一風景が美しいといわれるスイスのレマン湖マラソンは私の憧れているコース。まだ参加を果たしていない。
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池田100人会

2005年08月28日 | 
 私の住む池田市でこの夏「池田をこよなく愛する100人の市民の会」ができたという。略称は「池田100人会」。もちろん女性も含めて、いろいろな職業の人が参加しているが、現所属の肩書きを外し、経歴、年齢差などなくして、会員は「一市井人として公平」。
 
 妻が知人から話を聞き、「こんなの知ってる?」と概要チラシを見せてくれた。
それによると、会は自由に発言、アイデアで事業計画をつくり、行動していくのを基本にしている。
 
 例えば、事業計画案のひとつに『日本一長い滑り台のある街・池田』というのがある。五月山西側斜面(通称・日の丸展望台から動物園の裏側まで)に、日本一長い数種類の滑り台を設置。ほとんどが私有地で、放置されたまま荒れている。育成の手を加え、昔のマツタケ山の回復をはかる。

 今や池田を代表する観光・見学のスポットとなった「ラーメン記念館」。訪れる人は年間25万人に達している。その人たちを五月山へ誘導できる。滑り台はギネスブックに登録申請する。3、4カ所の中継小広場でつなぎ、休憩所に。そこで竹トンボや風船飛ばしの遊びやイベントも。

 ざっと、そんな具合でほかにも事業計画案を次々。実現すれば、なかなかおもしろそうだ。けっこう夢もある。「でも、できるのかな」という気が…。

 そのへんはちゃんと見越していて、締めの言葉がいい。『他人の意見を非難せず、ケチをつけない。事業計画の実現を危ぶむ懸念などネガティブな表現はしない』 
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人気でもダイワ

2005年08月27日 | ギャンブル
 28日の新潟競馬メーンは11Rの「新潟記念」(GⅢ芝2000㍍)。前走、福島の「七夕賞」を快勝したダイワレーダースが、人気するだろうが、今回も狙える。近走の成績がいいし、好調教。新潟は新馬勝ちを含め2勝。馬場が渋ったり、時計がかかるのはむしろ歓迎する。安定性から格好の軸馬に。

 エリモマキシムがそろそろ。この距離は得意。3走前の新潟大賞典が④着にとどまったものの最後方から豪脚を見せた。新潟は合うのかも。1週前に速い追い切り時計を出し、きゅう舎も気合が入っている。穴をあけるのはこの馬かも知れない。

 七夕賞③着のグラスボンバーはダイワとのハンデ差が2㌔に開いたので、圏内に。良馬場ならフォーカルポイントの末脚が怖い。トップハンデのヴィータローザは押さえ。 
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クリ

2005年08月26日 | 
 池田市の五月丘団地近くで、あまり規模は大きくないが野菜や果実を栽培している農家がある。道路沿いにクリの木も植えられていて、鋭い針で覆われたイガグリがかなり大きくなっている。ここは、もうすっかり秋だ。

 イガグリは緑色。やがて茶色くなり、はじけて中からクリの実が顔をのぞかせる。1つのイガに通常は2,3個の実が入っている。

 ブナ科。日本各地に分布するというが、クリの産地としては関西では丹波が有名だ。いわゆる「丹波栗」。

 若い頃、2年ほど兵庫県氷上郡柏原町の通信部で仕事をしたことがある。クリ拾いにも行った。その氷上郡6町が昨年11月1日で合併。新市名は「氷上市」案が浮上したが、結局「丹波市」に決まった。面積約490平方㌔、兵庫県内の市では神戸市に次ぐ2番目の広さ。
 
 丹波栗が知れ渡っている。やはり「丹波市」でよかった。今は完全な部外者の身ながら、そう思う。
 
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がんがら火まつり

2005年08月25日 | お出かけ
 24日夜、池田市で恒例の「がんがら火まつり」が行われた。“厄除け”“家内安全”を願い天保年間から350年余続いているという伝統の祭り。五月山の愛宕神社で御神火を受け、燃え盛る複数の大たいまつが、若者たちに担がれて市内を練る。子供たいまつも別コースで。

 午後9時前には市役所前にたいまつが到着するので、孫を連れて見物に出かけた。みなさん、よくご存じで、8時ごろには市役所前はすごい人出。おかげで、すぐそばのローソンが大繁盛だった。公園でソーラン踊りなどのイベント。屋台店も出ていたが、数が少なくてどこも満員。孫が退屈して、帰りたがるそぶりを見せたときに、“たいまつ隊”がやってきた。

 カネがリズムよく打ち鳴らされる。“ガンガラ”と響くことから、祭りの名称がついたという(文句を言うわけではないが、私には“ガンガラ”とは聞こえなかった。ムードから名づけたということなのだろう)。長さ4㍍の大たいまつを、2本1組にドッキング、最後「人」の字の形に合わせて横倒しにする。

 この夜は、風が強かった。当事者や警察、消防も飛び散る火の粉に神経質になっていたよう。市役所前で火を消すのも急ぐなど、祭りの余韻より安全重視だった。
 ≪混雑していて、最後にかろうじて撮れた1枚が上の写真≫
 
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染め分け

2005年08月24日 | 
 黄と赤の2色の染め分け!?「これ、珍しいかも」。急いでカメラに撮った。池田の市立池田中学校の運動場を囲う塀の外側、道路に面しているところに咲いていた。黄色い花ばかりなのに、ひとつだけが見事に2色なのだ。

 近くの花に詳しい専門家に尋ねた。プリントした写真を見て「ハイビスカスですね。2色だけど、そう珍しくはありません」。愛想なしである。

 色や染め分けと言うと、すぐ競馬のこと。われながら困ったものだと思う。
 同じ枠に同一馬主の馬が入った場合に、見た目で区別しやすいように騎手は「染め分け帽」を着用する。1頭は枠の色、もう1頭は枠の色と白の染め分け帽になる(1枠の染め分け帽は白と水色)。枠の色は1枠から8枠まで順に白、黒、赤、青、黄、ダイダイ、ピンク。

 赤と黄の花は、3枠と5枠の色。むろん、競馬では同一枠の対策だから、こんな色の染め分け帽はない。 
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グエル公園を連想

2005年08月23日 | 
 阪急池田駅東口に、ほんのわずかなスペースの“憩いの場”がある。「立ち話もなんだから、ちょっと腰を下ろして」というわけか、イスも設けられている。そのわきに、モザイク模様をあしらった石造りの面白い“作品”がある。これは腰を下ろすというよりも、通路への誘導役を果たしている。

 ここを通るたびに、スペイン・バルセロナの「グエル公園」を連想する。アントニオ・ガウディがつくった芸術的建造作品のあふれる公園で、世界遺産にも指定されている。ガウディのパトロンでもあったグエルの名を冠し、バルセロナでは聖家族教会「サグラダファミリア」と並ぶ観光地。

 高台にあるこの公園の休憩の場に、独特の曲線と多彩な色使いの石造の長いベンチが置かれ、観光客がよく記念写真を撮る。池田のは、ガウディ作と比べるべくもないが、ちょっと見た目の雰囲気がどこか似ていて、グエル公園を思い起こさせるのだ。
 ≪スペインを訪れたのは、11年前。もう1度行ってみたいと思うのだが…≫
 
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フウセンカズラ

2005年08月22日 | 花木
 日中の日差しはまだきついが、夕方に吹く風がさわやか。秋近し、を感じる。
 散歩していて、フウセンカズラが目にとまった。門扉にカズラが巻きつき、葉の陰で淡い緑色のかわいい“紙風船”がいくつもぶら下がっている。まさに名前通り。風に揺れ、涼しげである。

 学名Cardiospermum halicacabum。ギリシャ語でcardia(καρδιά)は「心臓」、sperma(σπέρμα)は「種子」の意味。風船の中に入っている種子が心臓のような形をしているのが語源になったという。Halicacabumは「ホオズキに似た?」。

 ※ギリシャ語の辞書を借りた。「同じのが2冊あるので」と、ギリシャに夢中になっている弟から。「ずっと使ってもらっていいよ」。何のことはない。くれるというのだ。『現代ギリシャ語辞典』(川原拓雄著、リーベル出版1992年9月初版発行)。値段を見てびっくり。定価1万3390円。

  ギリシャ語の辞書を使おうという人が少ないからだろう。40年ほど前、インドネシア語を学び始めたとき、辞書(しかも英語-インドネシア語)が高価だったのを思い出した。今のギリシャ語と状況が似ているよう。

  時々、ブログで花を書く。語源はギリシャ語、ラテン語が多い。調べるのに辞書が欲しかった。≪辞書は大事に使わせていただきます≫。

  ついでにひとこと。ブログはweblogを略したものだが、英語のlog(日記)の語源はギリシャ語のlog/logos(λόγ,~ος言葉、思考、帳簿)かららしい。親戚同士の言葉なので、似た単語がたくさんあって当然だ。
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