峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

ミニバナナ

2008年10月31日 | 花木
 バナナにはいろいろな種類があり、スーパーでも年中置かれている。最近は超ミニのバナナも人気らしい。妻が買ってきたDole社の「セニョリータ」という小さなバナナを食べてみたら、意外に甘い。長さは10㌢足らず(写真のコーヒーコップと比べてください)。透明の袋にはフィリピンの栽培と書かれていた。

 セニョリータは小ぶりの品種を指すというが、そのまま商品名に。かつて“モンキーバナナ”と呼ばれていたのと同種なのだろうか。バナナが高価な果物だったのは昔の話。いまは随分安くなっている。

 栄養価が高くて、エネルギー源として“即効”がある。市民マラソンの大会でもエードステーションによく置かれていて、バナナを食べると急に元気づく。不思議な果物である。もともと好物だったので、このサービスはありがたかった。

 バナナはアラビア語で「手足の指」を意味する「banan」が語源だとされる。手の指ならこのミニバナナの大きさで話が合う。ということは、始まりは「小さなバナナ」が主流で、次第に大きな品種が増えていったのかも。原産地は熱帯の各地。スペイン・ポルトガルが、アフリカのギニア産バナナを世界に広めたとも言われている。ちなみに「セニョリータ」(señorita)はスペイン語で「お嬢さん」

 英語もスペイン語もbananaでOK。世界に通用する語である。インドネシア語はバナナをpisangというが、bananaでも通じるか。日本では「芭蕉」と呼ばれていたが、今の子供には「?」。クビをかしげられる。
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ブバルディア

2008年10月30日 | 花木
 池田市の緑のセンターの「ブバルディア」。以前に撮ったかな、と思いながらカメラを取り出した。小さな4弁花。白、ピンク、赤があって、色によって印象が異なる。写真の花びらは、ほんの少しピンクがかった白だが、中心部は濃いピンク。なかなかいい感じの色合いだ。

 センターは温室が“植物園”のかたちになっている。市の施設であり、入場は無料。それは歓迎でも、最近は花の“入れ替え”が極端に少なくなった。やっぱり経費節減なのだろうか。

 ブバルディアはアカネ科の常緑低木。春だけでなく、秋に再び咲く。センターの花は鉢植えの園芸品種(hybrida)。うまく管理すれば、1年中咲く(!!)のかも。

 メキシコ地方の原産。管(筒状)の先に、突き出すような格好で花をつけているのが特徴。だから「管丁字」の和名があり“優しくて、元気がいい”ように見える。花言葉のひとつは「幸福な愛」。ブライダルブーケにも使われるはずだ。
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クロガネモチの実

2008年10月29日 | 花木
 赤というよりオレンジ色の実がいっぱい。部分的にみると、色の変わった房々としたブドウのように見える。クロガネモチの果実である。庭木や街路樹に利用されるが、写真は池田市の城跡公園で撮った。

 赤い実と言えば、これからの時期だとクリスマスの飾りに使うホーリー(西洋ヒイラギ)が知られている。実は、このクロガネモチもホーリーも同じモチノキ科。つまり“親戚”にあたり、クロガネモチの学名「Ilex」(アイレックス)は、hollyのラテン語なのだ。

 和名のクロガネモチも漢字では「黒鉄黐」と書く。けっこうむずかしい。クロガネは「鉄の古称」である。黒ずんだ褐色が、枝や葉柄に見られるために名がついたという。もち(黐)は、樹皮からトリモチが採れるから。かつて鳥や昆虫を捕まえるのに竿の先に粘っこい物質を用いた。今はもう市販されていないが、このモチを指す。

 “お金持ち”になれる木ではないんだ!! 
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篝火

2008年10月28日 | 花木
 もうシクラメンの季節か。燃える炎のような花の形から「カガリビバナ」(篝火花)の和名もある。郵便局では年賀はがきの予約PRもしている。この1年もいろいろあった。早々と回顧するが、ここにきて急激に悪化した金融情勢が憂鬱な気分にさせる。記録的な株価大暴落だ。

 株は“サイクル”。下降してもまだ戻る。そうは思っても、先が見えない。サブプライム問題に端を発し、米国から急速に広がった世界同時株安は深刻な事態に。これを書いている途中、日経平均株価を見ると28日午前の終値は7,095円になっている。一体どこまで…。

 シクラメンの花は、日本語的には「死」や「苦」が含まれるので、病人の見舞いにはタブーだそうだ。英名はCyclamen。学名も同じで、意味は「円、丸、輪、周期」。日本語化しており、サイクリングやサイクルヒットでも使うあの“サイクル”だ。語源はギリシャ語の「κύκλος」(kuklos=kiklos)。花の場合は「周期・循環」ではなく、球根のような地下茎の「丸い形から」らしい。

 サクラソウ科の多年草。赤い花びらは、外に反り返っている。別に、苦しがっているわけではない。こんな形なのだ。
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狂喜乱舞

2008年10月27日 | 
 阪急池田駅前の広場の商業祭イベントで26日午後、池田高校ダンス部の生徒たちが激しい踊りを披露。ポップ・レゲエというのか、テレビで時折見るようなダンスだった。流れるリズム音楽に合わせ楽しそうに。最近の若い人たちは音感があって実に器用である。

 あいにく小雨が降っていた。「この催しに、私たちにも声がかかりまして…。本当はちゃんとした衣装で踊るのですが、着替える場所もないし下が濡れているので練習着のまま。きょうは2年生の部員だけです」。なるほど、髪を振り乱すような、派手な動きの踊りにしては “地味な”服装だった。ただ、黒いシャツの背中には「狂」の文字が大書きされていた。「狂喜乱舞」の略らしい。

 3年生部員はこの夏で引退した。進学に備えるためだ。今は2年生部員(21人)が中心になっているが、彼女たちにもやがて受験が待ち構えている。「大変ですね」。勉強も“狂乱”の如く、熱中しなくてはならない?!
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「帯の花」

2008年10月26日 | 
 へんなタイトルだが“きもの帯でつくった花”である。25、26日の両日、池田市の商店街などで「商業祭」イベントが開かれ、そこで変わったものを発見!!したのだ。

 全日本きものコンサルタント協会に加盟している「装道きもの学院」が出張展示していた。1本の帯でたくみに2輪の花をつくりながら、きちんと帯を締める。解けば元の1本の帯に戻る。昔からあるテクニックで、特別にお客を集めてショーを催すこともあるという。“変わったもの”でもなく、私が知らなかっただけ。

 写真の手前はウメ。帯の裏表を利用して紅梅と白梅に仕上げ、かごに入れている。花の中央にはビーズでしべ(蕊)も。その向こうは池田市の花・サツキ。女性の着物姿をさらに引き立てる“帯の芸術”である。
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G前の伸び脚

2008年10月25日 | ギャンブル

 26日に京都競馬場で「菊花賞」(GⅠ芝3000㍍)が行われる。ダービーは低レベルだったといわれた。そのダービー馬も出走していない。菊も時計的にはどんな結果になるだろうか。「どの馬にもチャンスがある」と各きゅう舎が虎視眈々。長距離が波乱を呼ぶことになるかもしれないが、1000万円馬券は狙ってもむずかしい。そこそこの配当で結構だ。追い込み馬と前残りの組み合わせを考えたい。本命の◎は人気でもオウケンブルースリ。

 ブルースリは6月から3連勝して注目された。初重賞の神戸新聞杯で③着。危なっかしい人気馬かもしれない。ただ、力はある。このメンバーなら大張りの末脚を持っている。神戸新聞杯を競馬場で見た。4角でもまだ後方。どうなっているのかとヤキモキしていたが、ゴール前では突っ込んできた。もう少し距離があったら①②着馬を交わしていただろう。12Fと15Fでは道中の走り方も異なるから、そのつもりで見たり、比較すべきなのは承知している。しかし、距離が延びてもこの馬なら、と思っている。いわゆる「長くいい脚が使える」タイプだろう。

  末脚の強烈なのがもう1頭、スマートギア。上がり3F33秒台の脚を何度も繰り出している。ひょっとしたら◎以上。そんな評価をしてもいい。それで3勝しかしていないのは、差して届かずの競馬が多かったから。三千なら距離不足という言い方もない。鞍上の武豊で穴として買われるだろうが、魅力いっぱい。

  人気薄の差し馬では▲シゲルフセルトが面白そう。◎○のレース比較からダイワワイルドボア、ナムラクレセントも押さえたい。先行馬ではミッキーチアフルとノットアローン。 これで「そこそこの配当」が期待できると考えているが…。

  ◎オウケンブルースリ ○スマートギア ▲シゲルフセルト △ダイワワイルドボア △ナムラクレセント ×ミッキーチアフル ×ノットアローン

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「カレータ」

2008年10月24日 | スペイン語
 池田市役所のロビーに鮮やかな色彩模様を施した木製の荷車。その上に観葉植物がたくさん飾られていた。左の掲示板に説明のプリントがある。「大阪府立園芸高校のフラワーファクトリ科3年生 08年10月制作」。植物は珍しくないが、荷車は「カレータ」と呼ばれ、今は中米・コスタリカの伝統民芸品扱いとなっているという。

 スペイン語で「carreta」(女性名詞だから、冠詞はla)。荷物運搬用の2輪牛車である。スペインが中南米を次々と植民地にしたとき、持ち込まれた。荷車は、黄色や赤をバックに、手書きの派手な模様はいかにもスペイン風。なぜか、コスタリカに気に入られたよう。かつては2頭の牛が引き、コーヒー豆やサトウキビなどを運んだ。それが現在も生き残っていて、さまざまな大きさの飾りワゴン、インテリアとして有名になっているそうだ。

 知人の子息が高校生のとき、留学先に選んだのがコスタリカ。私は少しスペイン語をかじっていたので、事前準備の勉強を手伝った。また、池田高校でボランティアとして日本語を教えた相手の留学生は、コスタリカ出身だった。ちなみに、コスタリカへの留学生は帰国後、大阪外大(現大阪大学)のスペイン語科に進学した。

 園芸高校の生徒たちもコスタリカの自然に惹かれたのだろうか。私自身は訪れたことのない国だが、不思議に縁がある。
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PDF変換

2008年10月23日 | 
 パソコンのメールで写真(画像)や写真入り文書を送ることが多い。容量が大きすぎると送ることができなかったり、受け取るのに時間がかかったりして迷惑をかけるケースもあった。張り付ける画像を縮小して対処してきたが、PDF変換してメール添付にすると意外とトラブルが少ない。画像が適当に縮小(圧縮)されるのだ。受け取る側もそれを容易に印刷(プリントアウト)できる。最近、この無料ソフトを活用してPDFに簡単に変換、けっこう重宝している。

 パソコンの操作・知識には正直言って、疎い。詳しい人には笑われるかもしれないが、恥をしのんで書く。

 PDFのファイルには独特のアイコンがつく(冒頭のカットがアイコン)。ビジネス用の文書のやりとりによく使われ、ホームページでもこのアイコンはしばしば登場している。「Portable Document Format」の略であり「ピーディーエフ」で通じる。Adobe Systems社が開発して、作成にはAdobe Acrobat、表示にはAcrobat Readerというソフトが必要だとされていた。

 後者のソフトは無料。パソコンには購入時からインストールされているようだ。作成ソフトは、たくさん現れてきた。堂々とPRされているから、利用しても問題はないのだろう。そこで、見つけた無料ソフトが「瞬簡PDF ZERO」(有料版もある)。ホームページからインストールしてすぐ使える。「ドラッグ&ドロップでPDF変換が可能に」という。試してみたら“瞬間かつ簡単”にできた。

 検索すればすぐ分かる。こっそり、おススメしたい。
 
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赤く輝く

2008年10月22日 | 花木
 ハナミズキの赤い実が輝いている。ところどころで固まり、押し合っているよう。先の方はちょっぴり黒い“突起”。実の表面にはかすかにウブ毛がある。でも少し離れて見ると、つややかでピカピカ。

 池田の城跡公園の中。ハナミズキの葉も紅葉している。どちらかと言うと、くすんだ茶色に近い。実のそばで、引き立て役に徹している。澄んだ青空の下に連なっているのは五月山である。右側の手前の小屋は土産物売り場。

 ハナミズキは春の花も、秋の実も素敵だ。マラソンランナー・野口みずきさんの名前の由来はこの木から。アテネ五輪で優勝し、連覇をめざした北京は故障で欠場。あれからどうしているのだろうかな、と思っていたら先日、テレビで元気にイベント参加している姿を見た。大丈夫なようだ。赤い輝きは、金の輝きに通じる!! もう1度と、期待しているが。
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