26日の中山競馬「アメリカJC杯」(GⅡ芝2200㍍)。昨年のこのレースを制したダノンバラードが近2走の惨敗でかなり買いづらい存在。それならその2走でやはり大負けながらダノンより先着しているヴェルデグリーンの方に触手が動く。調教状態もよさそう。データ的にも中山巧者(4勝)は歴然。4歳馬の台頭は無視できないが、この相手なら力を見せないか。
◎ヴェルデグリーン ○レッドレイヴン ▲フェイムゲーム
△ダービーフィズ △ケイアイチョウサン ×ダノンバラード ×トゥザグローリー
4歳勢がこのレースをきっかけに伸びてくる。筆頭はレッドレイヴン。昨秋の休み明け後は②①と調子を取り戻しており、3走目でさらに躍進。フェイムゲームも骨折からカムバックし、持ち前の鋭い脚が使えるはず。ダービーフィズは昨秋好走したセントライト記念(ハナ差②着)と同じコース、距離で。ケイアイチョウサンの前走は「挟まれる不利が響いた」という。穴は実績馬の復活。ダノンバラードとトゥザグローリーを押さえる。
19日の京都競馬「日経新春杯」(GⅡ芝ハンデ2400㍍)。近2走のレースぶりからサトノノブレスの軸でいけるだろう。3カ月の休養明けも心配なし。過去9戦を振り返ってみても、堅実タイプ。テン乗りでも、ルメールなら内枠からうまくさばいてくれるはず。55㌔のハンデは恵まれたよう。
◎サトノノブレス ○ラブイズブーシェ ▲ラウンドワールド
△アドマイヤフライト △ステラウインド ×フーラブライド ×ロードオブザリング
有馬記念④着のラブイズブーシェは、きゅう舎が言うように「力をつけてきた」のだろう。それなら、ここでも。▲ラウンドワールドは前走が期待を裏切る凡走だった。コースが代わって。穴は芝に移って3連勝中の牝馬フーラブライドと京都コースが好相性のロードオブザリング。
ピンクのシクラメン。暖かそうな、はなやかな色をしている。花びらの形も上品だ。やや反り返りながら、思いおもいに上を向き、やわらかい曲線を描いている。「内気、はにかみ」の花言葉もきっと、この形からイメージされて、付けられたのだろう。
寒さには強い。花の少ないこの時期に、長く春まで咲きつづけてくれるのはありがたい。
《今月の「11日の花」はピンクのシクラメンにしました》
12日の京都競馬「シンザン記念」(GⅢ芝1600㍍)。キャリアの浅い3歳馬の年明けの名物重賞レースである。若駒だから何が起こるかもわからないけれども、数少ない戦績でのインパクトから“3強”の勝負となりそう。穴狙いは無理か。ミッキーアイルが2戦目でマークした京都マイルの1分32秒3はJRAレコードの逃げ切り。3戦目も完勝だった。ここも…。
◎ミッキーアイル ○ウインフルブルーム ▲モーリス
△タガノグランパ △ワイレアワヒネ ×ビップレボルシオン
○ウインフルブルームが◎より内の①枠に入った。逃げにこだわらなければ、すんなり2番手の競馬でラストにかけられる。初の京都コースの方がこの馬向きかも。▲モーリスもデビュー戦1400㍍(京都)の1分20秒6は2歳コースレコード。1Fの距離が延びてもこなせる。あと穴馬は、タガノグランパ以下。展開が乱れた場合の浮上。
1月5日、京都競馬場で行われる「京都金杯」(GⅢ芝ハンデ1600㍍)。斤量のハンデ差が微妙に影響しそうで悩むところだが、軸に55㌔のサンライズメジャー。出走馬の中では断然の京都コース巧者だ。4勝をあげ、うちマイルは3戦3勝。大外の不利をはねのけてしまうのではないか。もともと堅実タイプで、目下2連勝中の勢いもある。
◎サンライズメジャー ○オースミナイン ▲マイネルラクリマ
△メイケイペガスター △プリムラブルガリス ×ガルボ ×テイエムオオタカ
オースミナインは人気しそうだが、切れ味のあるディープ産駒。展開が向けば突き抜ける。58㌔を背負うマイネルラクリマとガルボでは、安定性から前者。△の2頭はともに叩き2戦目。上積みがある。大穴にマイルの距離でも、ペース次第で逃げ残り可能なテイエムオオタカ。