3月2日の阪神競馬「阪急杯」(GⅢ芝1400㍍)。昨年1年間は6走してすべて③着以内のダノンシャーク。もともと成績の安定したタイプで、久々の競馬になっても苦にしない。マイルを中心に使われてきて今回は2度目の1400㍍。その1度は1昨年秋グランプリボスの0.2秒差④着だった(京都、1分20秒7、②着以下4頭は同タイムの接戦)。心配ない。軸に据える。
◎ダノンシャーク ○ガルボ ▲ラトルスネーク △コパノリチャード
△レッドオーヴァル ×サンレイレーザー ×カレンブラックヒル
この時期に走るというガルボ、おまけに斤量が前走金杯③着時の58㌔より2㌔減る。この距離で速い勝ち時計のあるラトルスネークを▲に。3走前のスワンSは不利があってコパノリチャードに負けているが、今度は差し勝てる。穴はサンレイレーザーの末脚とカレンブラックヒルの復調期待。
23日の東京競馬「フェブラリーステークス」(GⅠダート1600㍍)。馬場がどうなるか。雪の影響が残っているなら、速い時計の決着になるだろう。スピードがあり、パワーも備えているベルシャザール。人気しても、この馬から。3ヵ月ぶりの不安もないようだ。
◎ベルシャザール ○ホッコータルマエ ▲アドマイヤロイヤル
△ニホンピロアワーズ △ベストウォーリア ×ワンダーアキュート ×ダノンカモン
実績上、ホッコータルマエが対抗。アドマイヤロイヤルはゴール前差す展開になれば、決め脚が生かせそう。穴の2頭はともに明け8歳。でも、ダートでは高齢馬でも活躍している。とりわけ、ダノンカモンは持ち時計は優秀で、叩いた上積みもある。③着争いなら十分食い込める。
16日の京都競馬「京都記念」(GⅡ芝2200㍍)。ジェンティルドンナの始動である。3ヵ月ぶりでも“久々”で走れないということはないはず。13戦して[8-3-1-1]。馬券対象外の1度は本格化前の④着だった。安定性抜群の史上に残る女傑。軸を外すのはやはりはばかられる。
◎ジェンティルドンナ ○トーセンラー ▲アンコイルド △ラキシス
△デスペラード ×ヒットザターゲット
トーセンラーは前走マイルのGⅠを制して「らしさ」を見せた。前年このレースの覇者であり、きゅう舎は「パワーをつけた体調に自信」をちらつかせている。アンコイルドはJC⑧着だが、勝った◎とは0.3秒差。悲観することはない。ラキシスが53㌔の別定重量に加え、渋化馬場になりそうなので、それを生かせれば。デスペラードもダートで鍛えたパワーがある。穴はヒットザターゲット、3走前の京都大賞典で▲○を抑えている。
白い衣装を纒い、中央に黄色いお椀のような“顔”(副花冠)が突き出て見える。今が盛りの「スイセン」である。池田市の“緑のセンター”に入る正面手前、大きな木の脇に遠慮がちにひっそりと咲く。風に揺れて、動きがなかなか止まらない。元気に踊っているよう。
《今月の「11日の花」は、色と形が可愛いスイセンにしました。》
9日の京都競馬「きさらぎ賞」(GⅢ芝1800㍍)。強力2戦無敗馬の対決で、少頭数競馬となったようだ。バンドワゴンVsトーセンスターダム。「逃げ対差し」である。最終的にどちらが1番人気になるかは別にして、前者を有利とみる。一介の逃げ馬でないのは、末脚がしっかりしていることで明らか。ペースを乱さない限り、先手を取って、そのままのケースではないか。
◎バンドワゴン ○トーセンスターダム △サトノルパン
×ピークトラム ×エイシンエルヴィン
トーセンスターダムは初戦に重馬場を経験している。積雪の具合で馬場が重くなっても平気だが、直線で射程圏まで進出していないと、今度は前2走より前を交わすには骨が折れる。連下争いは微妙でも、馬券は絞らないと…。
2月2日の京都競馬「シルクロードステークス」(GⅢハンデ芝1200㍍)。500万下からトントン拍子の4連勝をあげているレディオブオペラ。レース内容、連続1分07秒台勝ち時計も優秀だ。同じ京都コース、千二の距離なら格うんぬんもないだろう。ここを踏み台にさらに上に向かう。
◎レディオブオペラ ○ブレイズエターナル ▲スギノエンデバー
△ストレイトガール △サイレントソニック ×マジンプロスパー ×レオンビスティー
ブレイズエターナルは短の差し馬。上がり3Fは32秒台の脚があり、千二では安定している。スギノエンデバーもまだまだ衰えていないはず、2走前の京阪杯のようなレース(③着)ができれば。時計がかかるようだと△の2頭。穴は乗り替わりのマジンプロスパーと追い切り切り状況のいいレオンビスティー。
26日の中山競馬「アメリカJC杯」(GⅡ芝2200㍍)。昨年のこのレースを制したダノンバラードが近2走の惨敗でかなり買いづらい存在。それならその2走でやはり大負けながらダノンより先着しているヴェルデグリーンの方に触手が動く。調教状態もよさそう。データ的にも中山巧者(4勝)は歴然。4歳馬の台頭は無視できないが、この相手なら力を見せないか。
◎ヴェルデグリーン ○レッドレイヴン ▲フェイムゲーム
△ダービーフィズ △ケイアイチョウサン ×ダノンバラード ×トゥザグローリー
4歳勢がこのレースをきっかけに伸びてくる。筆頭はレッドレイヴン。昨秋の休み明け後は②①と調子を取り戻しており、3走目でさらに躍進。フェイムゲームも骨折からカムバックし、持ち前の鋭い脚が使えるはず。ダービーフィズは昨秋好走したセントライト記念(ハナ差②着)と同じコース、距離で。ケイアイチョウサンの前走は「挟まれる不利が響いた」という。穴は実績馬の復活。ダノンバラードとトゥザグローリーを押さえる。
19日の京都競馬「日経新春杯」(GⅡ芝ハンデ2400㍍)。近2走のレースぶりからサトノノブレスの軸でいけるだろう。3カ月の休養明けも心配なし。過去9戦を振り返ってみても、堅実タイプ。テン乗りでも、ルメールなら内枠からうまくさばいてくれるはず。55㌔のハンデは恵まれたよう。
◎サトノノブレス ○ラブイズブーシェ ▲ラウンドワールド
△アドマイヤフライト △ステラウインド ×フーラブライド ×ロードオブザリング
有馬記念④着のラブイズブーシェは、きゅう舎が言うように「力をつけてきた」のだろう。それなら、ここでも。▲ラウンドワールドは前走が期待を裏切る凡走だった。コースが代わって。穴は芝に移って3連勝中の牝馬フーラブライドと京都コースが好相性のロードオブザリング。
ピンクのシクラメン。暖かそうな、はなやかな色をしている。花びらの形も上品だ。やや反り返りながら、思いおもいに上を向き、やわらかい曲線を描いている。「内気、はにかみ」の花言葉もきっと、この形からイメージされて、付けられたのだろう。
寒さには強い。花の少ないこの時期に、長く春まで咲きつづけてくれるのはありがたい。
《今月の「11日の花」はピンクのシクラメンにしました》
12日の京都競馬「シンザン記念」(GⅢ芝1600㍍)。キャリアの浅い3歳馬の年明けの名物重賞レースである。若駒だから何が起こるかもわからないけれども、数少ない戦績でのインパクトから“3強”の勝負となりそう。穴狙いは無理か。ミッキーアイルが2戦目でマークした京都マイルの1分32秒3はJRAレコードの逃げ切り。3戦目も完勝だった。ここも…。
◎ミッキーアイル ○ウインフルブルーム ▲モーリス
△タガノグランパ △ワイレアワヒネ ×ビップレボルシオン
○ウインフルブルームが◎より内の①枠に入った。逃げにこだわらなければ、すんなり2番手の競馬でラストにかけられる。初の京都コースの方がこの馬向きかも。▲モーリスもデビュー戦1400㍍(京都)の1分20秒6は2歳コースレコード。1Fの距離が延びてもこなせる。あと穴馬は、タガノグランパ以下。展開が乱れた場合の浮上。