26日の東京マラソンで2位になった藤原新(30)=東京陸協。五輪代表選考を兼ねた大会で、2時間7分48秒をマークし、レースぶりも好印象だった。今や男子マラソンは“高速化”し「2時間3~5分」の時代。それからすると、記録的には満足できないかもしれないが、ロンドン行き切符(3人の枠)は確実だろう。優勝したのは2時間7分37秒のマイケル・キピエゴ(ケニア)。
この日の東京は、風もなく気温6度。上々のコンディションだったこともあり、速いペースでレースが進んだ。“速い”と思うのはテレビ観戦者だけだったのか。先頭グループには3分台の時計を持つ「皇帝」ハイネ・ゲブレシラシエ(エチオピア)もいた。第2集団にいた藤原新は25㌔すぎから抜け出す。40㌔からも失速が少なく、終盤にはバテた皇帝も交わした。
勢いはトップもとらえそうだった。実はもう1人の同姓・藤原正和は17㌔まで果敢に先頭グループに。2時間5~6分でフィニッシュするペースに、くらいついていたのだ。その姿勢は大いに買える。藤原新も抜け出しが早すぎる感じがした。が、積極さを欠けばマラソンでは勝負にならない。彼はきっと“高速五輪”を念頭に入れて、取り組んでいるのだろう。
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