峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

成長

2007年09月30日 | 
 秋の運動会シーズン。29日の土曜日に実施した学校が多かったのではないだろうか。茨木市に住む孫たちの小学校でも、児童たちの歓声があがっていた。懐かしい風景である。下の男の子が1年生。4年生の兄とは初めて一緒のグラウンドだ。団体演技は、この日に備えて練習してきたはず。午後のプログラムしか見ていないが、兄弟それぞれに大張り切り。成長ぶりを感じた。

 午後は昼食後、零時半から。児童は紅白に分かれ、学年ごとにイス席に。孫2人はともに白組にいた。成績の途中経過で「白リード」が発表されると、白の席が大はしゃぎだ。50㍍走、100㍍走など個人競技で、順位は競うが、表彰・賞品はなし。今の小学校では、これが“当たり前”で、個人の序列づけは避けている。しかし、団体なら勝敗を意識させ、児童たちも勝てば喜ぶ。

 応援合戦というプログラムが午後の冒頭にあった。紅白の上級生リーダーたちが、太鼓や旗を使い、手振り、身振り。それぞれ全員で自分の組の応援をし、相手にもエールを送る。それはそれでスポーツマンシップの養成なのかもしれないが、個人の競争心をはぐくむ教育とのかねあいが、どこかでぼやけてしまっている気がする。

 4年生の団体演技「大空へジャンプ」が始まる。簡単な個人体操を、みんなで揃ってやるようなものだった。兄の姿は端っこの方で、すぐ見つかった。次々てきぱきとこなし、動きも大きくてシャープ(ひいき目?)。「まじめに取り組む性格が出ている」ようだった(これも、褒めすぎ?)。

 演技の途中に降り出した小雨が、大粒に変わる。急きょ、そのあとのプログラムが中断になった。30分後に再開。1年生の「玉いっぱいになあれ!」という玉入れ競技のときには、曇ってはいたが、完全に降り止んでいた。

 小学校の児童は上級生と下級生の体格の差は大きい。1年生のちょこちょことした仕草がかわいい。紅白2チーム。けっこう上に投げる力もあり、玉がかごに入る。1回目は白、2回目は紅が勝った。3回目で勝負!と思ったら、それで終わり。2回の集計で「白50、紅49」。白に凱歌があがり、孫も飛び跳ねていた。

 5、6年生の組体操は男女合同。昔なら男子が組体操で、女子はダンスが定番だった。やっている児童たちは平気だし、見慣れたらどうってこともないのかも。リレー競走でも女子が男子に負けずに駆けている。

 とにかく雨で延期にならず、無事に終えてよかった。学校や保護者の関係者もホッとしたことだろう。孫たちは個人走ではトップでゴールできなかったらしいが、団体演技もきっちりこなし、楽しそうだった。
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快速

2007年09月29日 | ギャンブル

 “競馬の秋”とはあまり言わないが、中央競馬ではこれからいよいよ秋のGⅠシリーズが始まる。GⅠレースの初っぱなは30日に中山競馬で行われる「スプリンターズステークス」(芝1200㍍)。スプリントを争う6ハロンの電撃戦にしては、テンからガンガン飛ばす馬が意外に少ない。前半33秒半ばのペースで行けば先行馬が残りそうなムードだ。

  前走、期待されながら⑥着に沈んだアストンマーチャン。今回はどうか。もう1度付き合ってみたい。人気はするだろうが、応援の気持ちを込めてあえて本命に。とにかく2歳時のスピードは抜けていた。「その後、成長が見られない」という酷評も聞くが、乱ペースに巻き込まれないかぎり、力を発揮する。千二の持ち時計は威張れない。しかし、2歳の11月に千四で1分20秒3(京都)をマークしており、年齢を考慮した比較をすると、このメンバーではひけを取らない。千二だと1分07秒台は楽なはず。2、3番手につけてゴール前抜け出してくれるのではないか。53㌔の別定重量も有利。

  対抗は同じ3歳牝馬のクーベルチュール。格から見れば1枚落ちるかもしれないが、千二で5勝を挙げている。この夏の成長と距離得意を重視。大駆けも。

  ▲はサンアディユ。セントウルSの圧勝、走破時計から逆転も可能だ。あとは前にも行けて末脚の切れる馬が波乱を呼ぶ。△コイウタは5月のヴィクトリアマイル(東京GⅠ)を快勝した。あの勝ち方が再現できれば…。△アグネスラズベリは、前走のレース中、他馬に蹴られて外傷を負ったそう。惨敗は度外視。しぶとい脚が混戦で生きる。押さえはプリサイスマシーンとスズカフェニックス。印は、意識したわけではないが、スズカ以外、牝馬と高齢馬になってしまった。

  ◎アストンマーチャン ○クーベルチュール ▲サンアディユ △コイウタ △アグネスラズベリ ×プリサイスマシーン ×スズカフェニックス

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弁慶草

2007年09月28日 | 花木
 「ベンケイソウ」の花。茎から枝分かれした先の方で、紫がかったピンク色の小花が密集し、横長にふんわりと広がっている。近づいて見れば、小さな白魚がピンクに染まり固まって踊っているよう。にぎやかだが、それでいて上品な、不思議な感じの花である。

 原産地は中国、日本には古くから渡来したといわれている。自生のベンケイソウは、岩場など張り付いたかっこうになっているのが多いそうだ。枯れにくい、強い草花。だから「弁慶草」と名づけられた。弁慶は、鎌倉時代初期に源義経に仕えた、あの頑強な僧だ。

 写真のベンケイソウは園芸種。池田市緑のセンターで撮った。花は、夏から秋の11月中旬ごろまで咲いているという。
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毛筆

2007年09月27日 | 日常と健康
 一般に「筆」といえば、習字の毛筆か絵画の絵筆を指す。正直いって絵は苦手。年をとるにつれ、ますます下手になっている。毛筆なら、まだ何とか。褒められるほど上達しなくても、人並みに書けるようになれるのではないか。そういう思いに、時々かられる。

 一時期、般若心経の写経に熱中したこともあった。四国の高松に勤務していた16、7年前の話。大阪に戻って写経もしなくなった。でも、毛筆への“あこがれ”は、自分の中ではけっこう根強い。忘れた頃にむくむくと出てくる。

 写真の、かわいい箱入りの「ミニの筆・硯セット」は3年ほど前、京都で買った。硯が7.5㌢×4.5㌢の大きさ。筆は半折の差し込みタイプ。このときも「よし、これで」という気持ちだった。ただ、長続きしない。大事にしまってあるので、いつでも持ち出せるのだが、やはり面倒なのだ。

 最近は「筆ペン」(写真㊦の2本)。努めて使用頻度を増やしている。封書やはがきのあて先を書くのには、毛筆の筆ペンかサインペンが便利だと思う。大型封筒の場合、ボールペンでは細すぎる。ある程度の“太さ”が必要だからだ。

 考えれば、日本の「筆」の原点は毛筆だろう。中国からの伝来だが、江戸期には「矢立て」といった携帯用の墨と筆の組み合わせたものもあったよう。硬筆の代表として「鉛筆」が誕生。西洋からのペンは「万年筆」「ボールペン」「シャープペン」へ。今、万年筆の需要は激減し、中高校生でも使ったことがないという人が増えている。

 この半世紀、筆記用具も大きく変遷している。筆ペンは登場して久しいが、メーカーがいろいろと工夫しており、個人的にはこの筆ペンの魅力を見直しかけている。
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団地のススキ

2007年09月26日 | 花木
 わが五月丘の団地の中には草木や花がけっこう多い。わざわざ植えたのだろうか、秋の七草のススキもある。団地の中央を走るメーン道路。その歩道に沿った石垣のそば、郵便局に近い片隅で、風に揺れていた。ほんのわずかではあるが、風情を楽しむのには十分だ。

 イネ科の多年草。漢字では「薄」。「芒」とも書く。細い茎や葉のイメージが、字体からも感じられる。別名の「尾花」は花穂の姿そのもの、動物のしっぽに似ているからだ。

 25日は、旧暦の8月15日にあたる。この夜の月は古来「中秋の名月」と呼ばれてきた。ススキを飾り、月見団子などを供え、酒宴を張って詩歌を詠み、名月を観賞する習慣があった。

 夜は雲もなくて“十五夜の月”が輝いて見えた<曇り空で見えないときには、次の日の“十六夜月”、さらに1日ずらした“立待月”で、名月を惜しんだという>。昼間に撮ったススキを思い浮かべて、ベランダから空を仰ぐ。団子もないが、頭の中で自由に映像を組み立てればよい。都合のよい“瞬間の月見”である。

 テレビでは、夜、福田新首相の会見や新閣僚の関連ニュースを伝えていた。輝きを見せてくれるだろうか。プロ野球の阪神は、ファンに大きな夢を抱かせていたが、この日も敗れた。あの躍進・輝きが消えかけている。

 明があれば、暗もある。その逆も…。
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「コナツ」

2007年09月25日 | 花木
 ブーゲンビリアの新種だという。鉢植えで、流通名は「コナツ」。夏の花のイメージが強く、暑い時期に人気がある。

 ピンク色をしてやわらかい感じで咲いている。葉が変形して花びらのように見えるけれど、本当の花はちょこんと顔をのぞかせている小さな白色。他の品種のブーゲンビリアも同じような咲き方で“全体が花”で通じる。

 「コナツ」は、その白の小花が目立っている(?)。よく分からないが、「そういわれれば、そうかな」とも思える。あす26日は“彼岸明け”だ。酷暑もようやく収まりかけて、これから秋本番。涼しくなってもコナッちゃんはまだまだ元気。開花期が長いのも特徴か。
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福田新総裁とインドネシア

2007年09月24日 | インドネシア語

Fukuda Diharapkan Selesaikan Krisis Jepang
  <KOMPAS Syber Media 23/09/07>
 Tokyo (ANTARA News) - Ketua Umum Partai Demokrat Liberal (LDP) Jepang yang baru dan calon perdana menteri Jepang, Yasuo Fukuda, diharapkan bisa segera menyelesaikan krisis pemerintahan yang melanda Negeri Sakura tersebut.
 Pengamat politik pemerintahan Jepang, Profesosr Takashi Shiraishi, kepada ANTARA di Tokyo, Minggu, mengemukakan hal itu menyusul terpilihnya Fukuda sebagai orang nomor satu di LDP dan juga Jepang dalam waktu dekat ini.
 Profesor bidang politik Asia Timur itu mengatakan terpilihnya Fukuda merupakan sosok yang ideal untuk menyelesaikan persoalan yang saat ini tengah melanda Jepang.
 "Ia merupakan orang yang cerdas, hangat dan juga dikenal bersikap tenang. Memang ia bukanlah tipikal politisi yang dicintai publik karena ia sepertinya terlihat menyendiri," kata Wakil Ketua National Graduate Institute for Policy Studies itu.
 Menurut penulis buku "Beyond Japan: The Dynamics of East Asian Regionalism" itu, Fukuda juga merupakan politisi yang tahu bagaimana bertindak dalam situasi seperti sekarang, serta tahu bagaimana caranya menggerakkan keseluruhan mesin pemerintahan.
 "Pengalamanya sebagai menteri sekretaris kabinet membuatnya paham atas struktur birokrasi pemerintahan," kata Shiraishi.
Terlebih lagi, katanya, ia juga dekat dengan Indonesia, mengingat posisinya sebagai Ketua Asosiasi Masyarakat Jepang-Indonesia. Posisinya ini akan membuat hubungan kedua negara menjadi lebih kuat dan berarati.
 "Patut diingat dengan akan diperingatinya hubungan 50 tahun hubungan kedua negara pada tahun depan, maka terpilihnya Fukuda akan membuat keistimewaan sendiri bagi Indonesia dan Jepang," katanya.

  日本の危機脱出へ期待される福田
  <インドネシアKOMPAS電子版9月23日から>
 【東京(アンタラ通信)】日本の自民党新総裁となり次期首相候補の福田康夫氏には、“桜の国”が今直面している政府の危機的状況を何とか脱し、解決することを期待されている。政治学者の白石隆教授は23日(日曜日)東京でアンタラ通信に、福田氏が自民党総裁に選出されたことは、このあと日本の宰相の座に就くことを意味している、と説明した。
 東アジア政治専門の同教授はさらに、日本が今抱えている諸問題解決のためには福田氏選出は理想的なかたち、と付け加えた。
 「彼は頭がキレ、温厚で、何事にも冷静に対処するといわれている。もちろん、大衆に愛されるというようなタイプの政治家ではない。それは、あるいは孤高的な性格からかもしれない」という。教授は政策研究大学院大学の副学長をしている。
 著書(共著)の「Beyond Japan~The Dynamics of East Asian Regionalism」によると、福田氏は今のような状況の中でどう行動すべきかを心得ている政治家であり、同時に政府の各部署をいかに動かすべきかを知っている。「官房長官としての経験が、官僚機構への対処を身につけさせた」
 特に、福田氏は日本インドネシア協会会長を務めているくらいインドネシアとのつながりが深い人で、両国の友好関係は今後さらに絆が強まるだろう、と語る。
 「日イ両国の友好関係が来年50周年の節目の年にあたることを思えば、まことに時期的にもふさわしく、両国にとって特別の意味を持つことになる」

 ※日本インドネシア協会は財団法人。1958年9月12日に設立され、08年が50周年。さまざまな友好イベントが計画されている。
  インドネシア側の団体はPerhimpunan Persahabatan Indonesia Jepang(PPIJ)

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香り

2007年09月23日 | 日常と健康
 やさしい香りといやな臭い。線香の香りは、人それぞれに好みがあるが、私はどれも嫌いではない。仏壇に供えているのは主に「白檀系」である。贈り物でいただいたのが多い。“香りを贈る”というやさしい心遣いが伝わる。香りとは不思議なものだ。いったん気に入ると「すばらしい」と思う気持ちが強くなる。逆に、タバコのように「いやな臭い」だと思いはじめると、ますます嫌悪感が増す。

 線香の「香」と仏教は、古来縁が深い。日本には天平時代ごろに中国から伝わったとされるが、インドや中国、アジアの仏教・仏事には欠かせないもの。臭気を消し、よい香りで不浄を清める。「香りは仏さまへのご馳走」という言葉を聞いたこともある。

 日本ではいま公立学校で「宗教」は教えない。家庭で誰かが亡くなったり、知人や親戚の葬儀・法事で急に“宗教”とかかわる。それも仏式が多い。そんなきっかけがあってから、いろいろと知り、学ぶことになる。

 京都の仏教系大学関係者からこんな話をうかがった。「志願者の層は広まっていますが、一応みんな宗教系の学校とわかって入学してきています。その意味では“拒絶反応”は少ないといえます。入学後の諸行事を通じて、折にふれ感化を受けるというか、霧のような雰囲気の中で自然に濡れ、仏教精神が浸透していくところがありますね」。最近はいじめが横行し、子が親を殺すといったいやな事件が目立つ。教育の問題が指摘され、私立の宗教系の学校のよさも見直されている。

 小学生の孫たちは我が家に来ると、まず仏壇に。線香をあげるのは、4年生の子が素早い。小さい頃から、そういった習慣、雰囲気をつくっておくのもいいことだろう。家にずっといると気づかないけれど、仏壇のある部屋は自然の“香り”が漂っているのかも。

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巻き返し!

2007年09月22日 | ギャンブル

 23日の阪神競馬のメーンは「神戸新聞杯」(GⅡ芝2400㍍)。ダービー出走組が巻き返しを狙っている。ダービーは東京だったが、このレースはコースが阪神に変わって今年から同じ距離。意外に先行馬が多くて、ペースが気になる。

 ダービーでは「入れ込んで、ひっかかった」と陣営がいうフサイチホウオー。スタートで出遅れて、先団に取り付くのに無理脚を使ったヴィクトリー。それぞれ1、2番人気馬が、⑦⑨着に沈んだ。その前の皐月賞でフサイチホウオーは③着。G前突っ込んだが、ヴィクトリーの逃げに屈した(同タイム)。両馬の比較では、フサイチの方が力は上。またまた人気するだろうが、軸はやっぱりこの馬から。

 対抗は差し脚ではひけをとらないドリームジャーニー。ハナを切るのはホクトスルタンかマイネルキーロフ。格下とはいえ、どちらもしぶとい。思い切った手に出れば、スピードもあり、ペース次第では逃げ残りも。アサクサキングスもマイペースなら容易に崩れない。ダービー②着で実証ずみだ。逃げ馬vs.差し馬。面白いレースになりそうだ。

 ◎フサイチホウオー ○ドリームジャーニー ▲ホクトスルタン △ヴィクトリー △マイネルキーロフ ×アサクサキングス

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アザレアの舞

2007年09月21日 | 花木
 ピンクの「アザレア」。“オトメノマイ”という流通名がついていた。ツツジの園芸品種と聞くと、何となくツツジらしさを感じる。全体に明るいのは、鮮やかな色で陽光を浴びているせい。スポットライトに照らされて踊る乙女、といった雰囲気なのである。

 ツツジの自然開花は、春のはず。ツツジに似たサツキも5、6月ごろ。これは品種改良された四季花のようだ。

 アザレアは、花びらが“絞り”になり、縮れているタイプが多い。しかし、この花びらの先端は丸みを帯びて整っている。花の大きさは3~4㌢。葉や枝を含めてちょっと離れて眺めると、上品な“サツキの盆栽”のようにも見える。
 鉢植えで園芸ショップでも売られているという。
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