タレントの猫ひろしが、ロンドン五輪には出場できなくなった。国籍をカンボジア籍に変更し、同国代表のマラソン選手に今年3月一旦は決定した。しかし、国際陸上競技連盟が8日までに「参加資格がない」とカンボジア側に判定を通達。メディアが報じた。決定的な理由は「国籍取得後、連続した1年の居住実績」に欠けていることだった。
連盟が新たな規定を導入して即適用したというから、いろいろと内部でも苦慮したのだろう。彼のWebサイトによると、五輪に向けヤル気マンマン。このGWも高地トレーニングなどに励んでいる様子が綴られていた。ただ、倫理的な問題も含め国籍変更選手については、他の競技でも類似ケースがあり、規制を強化する必要があったのも事実だ。
五輪代表選手についてカンボジア側とひろし側、当初はどちらの働きかけが積極的だったか真相ははっきりしない。恐らく両者の思惑がすんなり一致して話が進んだに違いない。ところが、結果的には「NO」。日本ではこれまで批判は少なかったが、猫ひろしには気の毒な“逆転判決”。それでも思うに、連盟は適正な判断を下したのではないか。
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