峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

孔雀サボテン&アマリリス

2005年05月31日 | 花木
 ベランダの鉢植え「クジャクサボテン」が次々と大きな黄色い花を咲かせている。昨年は3つ咲いた。今年はもっと多い。「見てよ、こんなに。写真に撮っといてよ」。咲き終わったもの、まだツボミのものも含め、花は17も。当分は楽しめる。

 原産地はメキシコ。色や種類は多い。咲いてから2、3日経つとしおれてくるのは、花の図鑑に書いてある通り。ギザギザした細長い肉厚の葉が「やはり、サボテンだな」と思わせる。花は葉の先の“葉分かれ”しているところから咲いている。不思議な咲き方だ。支えるのに朝顔に使う「輪」を使っている。それでも見るからに重そう。そのうえ、いくつも咲いて、にぎやかだが、ちょっと窮屈に。

 花は黄色といっても、外側は濃くて、中央寄りは白っぽい。「赤い花がいいなあ」と言うと、妻ににらまれた。

 このクジャクサボテン、実は同じ団地、同じ階の、花好きな奥さんから頂いたもの。そのお隣さん、話を聞いていたわけでもないのに、偶然に「赤い花」を。「きれいに咲いたでしょ」と鉢植えを持ってきて、見せてくれた。

 赤い花は「アマリリス」。4つ、大きく咲いていて、これもカメラに収めた。アマリリスはクジャクサボテンと交換に、こちらからお隣さんにプレゼントしたものだった。≪“嫁いだ”娘も、かわいがられて、よくやっている…≫
 花を頂いたり、あげたりする“花交流”は、花の好きな人の間ではごく普通のことだという。

 ≪gooブログでは、通常1原稿に写真は1枚と設定されている。でも、ウラ技があって2枚使えることがわかり、今回はそれにチャレンジ。まだ大きさをコントロールするのが、うまく行っていないのですが、そのうちに。dai2さん、写真の縮小方法を教えていただき感謝しています≫

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お願いですから…

2005年05月30日 | 
 日曜日のTV番組の中に、毎日テレビで午後7時から1時間「さんまのスーパーからくりTV」というのがある。長く続いているから、人気番組のひとつなのだろう。きのう5月29日、久しぶりに見て、また暗い気持ちになった。

 番組の最後の「ご長寿早押しクイズ」。3人のお年寄りが登場するクイズのコーナーだ。司会者(鈴木史朗さん)が出題し、ボタンを押した順に答える。その途中で、「出演者」「会場」「お茶の間」が、一番早く3問正解するお年寄りを当てる、ダブルクイズ方式をとっている。
 お年寄りが的外れな答えをするのを見て、みんながドッとくるという趣向。一般のお年寄りを笑いものにしている。もっと言えば、コケにしているような気がしてならない。

 ――それだったら、見なければいい…。
 そう、番組の終わりになる頃、「ご長寿」のコーナーがあると、すぐ、他の番組に切り替えていた。そして、このところ、なぜかその「ご長寿」がなかった。
 ≪毎日テレビさん、やっと気がついたのか。それとも、苦情があったのか≫。勝手な解釈をしていたが、中止したわけではなかった。また“復活”していた。それが「暗い気持ちになった」理由。
 昨夜の出題は、例えば「ボクシングのクラス分けは何で決める?」「“体”の字がつきます。“体”なんとかです」というヒントを加える。「体毛」という答えが出て爆笑。そして、正解の「体重」にたどりつく。また、「隣の客はよく○食う客だ」「さて、何が入るでしょう」という問題。これも「ユッケ」と答えたり…。さすがに「柿」の正解は出た。

 3人の回答者はどうして集めているのだろう。トンチンカンな答えが出ないと盛り上がらない。ヤラセはないだろうが、少なくとも面白い答えが出る人かどうかはチェックしているはず。80歳を超えていて、番組の期待通りの人はそんなに多くないだろう。適当に痴呆が進んでいる人を探し、適任者を選ぶのか。いずれにしても、答えを出させて、それを笑うのは“高齢者差別”にならないか。

 ――お笑い番組ということを、視聴者も心得ている…。
 「だから、目くじらを立てる人は少ないでしょう」と局側は言うかもしれない。確かに漫才でもボケとツッコミがあって、笑いを生み出す。芸能人に自称“天然ボケ”の人だっている。でも、それはボケを売りにしている、いわばプロの人。一般人、ましてお年寄りをボケ役に仕立てるのは行き過ぎ。プロデューサーが配慮しなければならないことだ。

 放送倫理規定や会社の自主規制もあるのに、このコーナーは全く問題視されなかったよう。「有害情報からの少年の保護」として、暴力、ポルノ、わいせつ図画などはやかましく論議されるが、これだって「児童・青少年の視聴に配慮する」項目に入るだろう。

 お年寄りの姿は、やがては若い人も向かう道になる。長寿の人を敬い、大事にするのは社会の常識、と私は思っている。最近は悲しいことに、高齢者をないがしろにする風潮を感じる。それを助長するような放送をするなんて、一体どういうテレビ会社なのか、どういう制作者なのかとつい、良識を疑ってしまう。

 ≪書いているうちに、ボルテージが上がり、トーンが高くなってしまった。最後にひとこと≫
 お願いだから、こういうコーナーはやめてほしい。
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よさこい踊り

2005年05月29日 | お出かけ
 よさこい踊りが、日本各地に広まっている。“本家”高知の「よさこい鳴子踊り」が、場所を変えた北海道では「よさこいソーラン節」に。学校の祭りやイベントに採り入れられ、地域でつくっている「よさこい連」の動きも活発だ。

 近くの池田城跡公園で音楽と踊りのイベント“バサラの宴”がシリーズで催されている。5月28日(土)は、池田・箕面両市を中心にしたよさこい連『わ』と『風舞』が競演した。『わ』は4年前に結成され、今メンバーは40人に。『風舞』は高校の仲間を主にした15人。どちらも平均年齢は18、9歳と若く、かわいい小中学生も加わって週1回練習に励んでいるそうだ。

 じっくり見るのは初めて。顔はキリリとした独特のきついメーク。衣装もカラフルで、踊るとヒラヒラした感じになる。鳴子を器用に鳴らし、元気のよい掛け声。手を突き上げたり、横に広げたり、体の向きを変え、ジャンプも。実に激しくて、メリハリのある動き。熱気に圧倒される。

 踊りの基本を何パターンか、集まった人たちに指導した。「覚えて帰ってくださいね」。慣れたものだ。6月4日は城崎、11日は愛知へ。そのあとも「いろいろなところへ踊りに行きます」。

 国際交流で高校生らが“日本のダンス”として「よさこい」あるいは「よさこいソーラン節」を披露するため、練習に取り組んだという話を何度か聞いた。そして、実際に海外で踊ったという。

 日本の伝統というより「よさこい」は軽快なテンポで、現代的な要素が強い。でも、若者にはぴったり。南米のサンバとは一味違った新しい“日本のダンス”。だから、若者たちが気に入り、ちびっ子や年配の方も巻き込んではやっているのだろう。
▼よさこい連「わ」のHPへ
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無茶は禁物

2005年05月28日 | ギャンブル
 相変わらずの競馬人気。ひところに比べると“フィーバー”の度合いは下がったかもしれないが、GⅠレース特に「日本ダービー」や暮れの「有馬記念」はメディアが気合を入れて報道する。

 騎手や調教師は有名人になり、馬主もしばしば話題になる。たくさんあるスポーツ紙・夕刊紙が競馬ページを設け、連日こぞって書き立てる。競馬の記者や解説者も数が多い。競馬専門紙があり、週刊誌も。テレビやラジオが予想・オッズ情報・実況放送をする。インターネットの予想サイトがあり、こんなブログでも好き勝手なことを書いている。

 レース当日、競馬場に訪れるファンが10万人を超すことも珍しくない。場外馬券売り場やネット購入もある。アメリカや本場のイギリスでも、毎週々々こんな騒ぎにはなっていないはず。日本の実情を知れば、きっと驚くのではないだろうか。競馬は“日本独特の文化”のひとつになった、とも言えそうだ。

 さて、29日、東京競馬場で行われるダービー(芝2400㍍)。1頭断トツ人気のすごい馬が出走する。ハイリスク・ハイリターンといっても、無茶は禁物。3連複、3連単に穴を少しだけ。
 ディープインパクト…皐月賞に続きユタカが2冠目へ。アクシデントさえなければ。
 ローゼンクロイツ…皐月9着で人気を落としたのがつけ目。末脚は切れる。
 インティライミ…好調教と2連勝の走りっぷりに魅力。
 アドマイヤジャパン…弥生賞でインパクトとクビ差の2着。安定性が評価できる。
以上4頭では平凡すぎるか。穴ならやっぱり逃げ馬。5枠2頭がレースを引っ張る。期待はコスモオースティンの方。幸四郎が毎日杯2着のときのように逃げれば…。
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高くても辛抱か

2005年05月27日 | お出かけ
 「大阪モノレール」(大阪高速鉄道会社)を最近はよく利用する。何回か乗っているうちに≪運賃が高いのに、みんな文句を言わないものだな≫と不思議に感じた。
 例えば、千里中央駅から少路駅まで1区間の普通運賃は200円もする。
 初乗りという決め方ではない。2㌔までが200円で、2㌔を超え4㌔までが240円。以下2㌔ごとに40円ずつ加算されていく。だから1駅なのに2㌔を超えていれば240円となり、実際にそういう区間もある。

 大阪の私鉄は都心部から放射線状に路線が伸びている。大阪モノレールは大阪空港駅から門真市駅までそれらを弓状に結び、他の私鉄への乗り換え駅をたくさん持っている。そのひとつに「北大阪急行」がある。千里中央駅から南へ向かい江坂駅で大阪市営地下鉄の御堂筋線と相互乗り入れしている。この北急の初乗り運賃が80円。
 北急の千里中央駅から江坂駅まで(5.9㌔)だと120円ですむ。一方、大阪モノレールでその距離に合わせると、千里中央駅から大阪空港駅まで(6.6㌔)320円。ひとつ手前の蛍池駅まで(5.4㌔)でも280円。全国的に見ても安い北急の運賃。それと対比するのは気の毒かもしれないが、差があまりにも大きすぎる。
 では、東京モノレール羽田線の運賃と比べてみる。東京モノレールの初乗り(1.5㌔まで)は150円。上述の距離比較で、東京の(4.6~7.5㌔)までは260円。やっぱり、大阪の方が高い。

 実は≪乗客が文句を言わない≫と思ったのは、勘違いで、クレームは出ているようだ。大阪高速鉄道が発行している広報紙「モノレールです」(春号)が千里中央駅においてあった。それを見ると、昨年12月14日に『お客様アンケート』を実施。運賃については「他社と比べて高い」「1区間の運賃が高い」「定期券の割引率が低い」という意見があったことを“正直”に載せている。

 しかし、その声に対してどうするのかといえば「通学定期の見直しを検討します」と答える程度。17年度の運営方針は「中長期計画を策定し、経営改善への取り組みを強化します」。具体的な事業としては「彩都(さいと)線の延伸(阪大病院前-西センター)部分の19年春開業を目指し工事推進」を強調する。

 彩都というのは、千里よりさらに北、茨木と箕面にまたがる丘陵地に昨春“まちびらき”し、これから「国際文化公園都市」へ躍進しようとしているニュータウン。大阪モノレールの彩都線は万博記念公園駅から北へ伸びる支線で、現在は阪大病院前まで開通。当然、彩都の主要交通機関になるわけで、開発状況に応じて北東へさらに延伸を予定している。

 “高い運賃の問題”はさておいて、まだまだやる事業がいっぱいあるということなのか。彩都の住民から運賃でブーイングが起きないだろうか。≪こんな言い方はダメですね。あおるのは良くないし、そのつもりもない≫
 そうだ。「これは大阪の地域事情を考慮してくれた、特別で便利な乗り物。おまけに車中からの見晴らしもいい」。こう思えば、辛抱の範囲内、納得できるか…。

 (写真は[彩都]をハデにPRした大阪モノレールの車両) 
▼大阪モノレールHP http://www.osaka-monorail.co.jp
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PCとケータイ

2005年05月26日 | お出かけ
 ノート・パソコンを持ち歩く人が、随分増えたようだ。講演会で要約メモをパソコンでパシャパシャ。大学キャンパスでも、電車の中や喫茶店でも。器用なものだ。感心する。

 ケータイを打つのも若い人はびっくりするほど速い。ケータイはノート・パソコンより場所を選ばず、今やどこでも。車の運転中のメールは無理だろうが、通話するのはダメと、ようやく規制されたが…。

 私の住む大阪・池田市で、ノート・パソコンを持ち込み仕事や勉強する姿を一番よく見かけるのが「スターバックス阪急池田駅店」。池田駅の改札を出て右手へ徒歩「0」分。どうも、スターバックスには、パソコンを使っても平気というか、使いやすい雰囲気があるようだ。もちろん、ケータイを打つ人も多い。

 きのう(25日)午後、スターバックスでコーヒーを飲んでいると、パソコンを開けている人に気づいた。窓際の席と奥の席で二人。ジロジロ見ていては失礼になるので、そしらぬ風に。アメリカンスタイルのコーヒーショップで薄型のパソコンに向かっていても、あまり違和感を覚えない光景になってきた。

 しばらくして、自分のケータイが鳴り出した。ブログを始めてから、自宅のパソコンにメールが届けばケータイに連絡してくれる“連動サービス”を利用している。その知らせだった。ケータイでも内容を見ることができるが、ケータイで返事をするとなると、とても時間がかかる。あわてて帰宅した。

 パソコンもケータイもここ10年で急速な進歩。若者たちはその変化に戸惑うことなく、完璧に順応している。流れについて行くのは、こちらとしては大変なこと。この先、どういうことになるのだろうか。
 
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もったいない

2005年05月25日 | 語学いろいろ
 インターネットで外国語を学ぼうとする人たちのために、大学教授など個人がさまざまなホームページを開設している。検索して自分に合うものを見つけ「お気に入り」に。私はそういう風にして、かなりたくさん利用させてもらっている。

 今年4月にオープンした「大阪外国語大学eラーニング」は、初心者でも結構親しみやすい。ビデオ教材もあって、今後「充実していく」というから楽しみだ。「オススメのサイト」ナンバー1になりそうだと密かに期待している。なにせ、入学金も授業料もなし。「大学の内外での語学教育の発展に貢献しようとするものです」と意気込みをみせている“本格的ネット教材”だ。

 スタートしたのは、「ヒンディー語」「ウルドゥー語」「トルコ語」「ロシア語」「ドイツ語」「スペイン語」の6カ国語。これから言語の数を増やし、内容を拡充、授業の補完教材として取り組むそう。

 現在は、各言語の映像コンテンツと問題集コンテンツの二つを柱に、それぞれ学習内容・特徴・魅力・関連リンクを紹介している。まだ始まったばかりで、先行しているところと、そうでないところで少し歩調に差がある。ビデオ教材はドイツ語が7月から、スペイン語は8月から。ロシア語は8月から追加教材が入る予定。

 キャッチフレーズが「世界の言葉をあなたに World Languages for you!」。これもなかなかいい。各語のトップには、それぞれの言葉で「こんにちは」のあいさつ。大学の公式ホームページ
http://www.osaka-gaidai.ac.jp/ からアクセスできるので、一度ご覧になっては。

 ちなみに、スペイン語の関連リンクには出口厚実先生の「スペイン語の『小広場』」がある。この『小広場』はとても中身の濃い海外リンク集。いろいろな学習者が勧めており、私も早くからPCの「お気に入り」に加えている。

 スペイン語については南米などにも教材として活用できるすごいのがあって“もったいない”から、このブログでおいおい紹介します。
▼大阪外大のHP
▼スペイン語の「小広場」
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初の80㌔

2005年05月24日 | ランニング
 きのう23日深夜のABCテレビ「紳助くん」で“富士五湖のウルトラマラソンの限界・感動・涙”を放送していた。私の初めて走ったウルトラがこの大会。見ていて懐かしかった。印象深かったシーンが思い出された。
 
 大会名は「チャレンジウルトラランニングin富士五湖」。毎年、4月下旬の開催。今年は第15回で、私が参加したのは第8回。平成10年(1998年)4月25日(土)の大会だった。種目はビギナーズの80㌔。富士五湖といいながら、80㌔の場合は「富士四湖」の周りを走り、山中湖を外したコース。メーンの117㌔なら「五湖」全部。欲を出しかけたけれど“身のほど”をわきまえて、結局、ビギナーズにした。
 「富士山へ一緒に旅行に行かへんか」。妻はビックリを装ったが、ちゃんと分かっていた。“応援ツアー”に同意してくれた。前日の金曜日、会社には休暇を届けていて、2泊3日(宿泊は富士急ハイランドのホテル)の旅行。新幹線とバスで。着くまでに結構、時間がかかった。でも、80㌔を走る方がもっと時間はかかる…。
 スタートとフィニッシュ(最近は「ゴール」という言葉を使わなくなってきた)は富士北麓公園陸上競技場。制限時間は11時間。午前8時に出発して、午後7時までにはテープを切らなければならない。最初はだらだらと下って、河口湖-西湖-精進湖の各北側沿いを走る。そして本栖湖をぐるっと回った後、帰路は逆に湖の南側沿い。河口湖まで戻って、今度は上り坂を競技場へ。
 運がよければ、絶えず富士山を眺めながら走れる。しかし、4月は霞がかかることが多いという。前日、神社にお参りした時は、富士山もくっきり。これなら、と思っていたが、大会当日は残念ながら曇って、よく見えなかった。

 スタートして10㌔ぐらいはとても楽だった。普段より快調。実は下りだったからだ。やがて、河口湖に。35㌔付近だっただろうか、テントを張ったエイドステーションに着く。
 応援隊はバスで先回りして、待ち構えている。妻もいた。「どう大丈夫?」「ありがとう」。テントで着替え。あらかじめ前日に着替え用のシャツなどを袋に入れて預けておけば、ここまで運んでくれる。汗で濡れたシャツを同じ袋に入れると、トラックに積んで競技場に届けてくれる。「着替えて気分一新」。ウルトラならではの計らいだった。

 食べ物のサービスも、種類が多くてうれしかった。ちょっとした売店風。スープ、おにぎり、パン、バナナ、みかん、チョコレート。コーヒーをのみながら、くつろぐ。妻が寒そうにしていた。ランナーでないので、温かい飲み物があっても遠慮している。内心は≪そりゃあそうだな≫と思いながら、「なにも遠慮することはないのに」と言っていた。少しだけ口にしたスープを手渡した。「これ、腹がガブガブになってきたから」と。飲んでくれたかどうかは確認していない。
 「あとから来た人が、もうみんな先に走り出してるよ」「平気々々、逢う瀬を楽しむ時間も計算に入れているから」。かれこれ20分のロス。

 単なる給水所でないエイドステーションは、まだいくつもあった。うどんあり、ぜんざいあり。マラソンの距離42㌔を、順調に超える。あと半分か-。
 紙幣(現在は1000円札の裏)にある「逆さ富士」はこの場所から。抜群のビューポイントで、しばらく待ったが、依然として富士の雄姿は厚い雲に覆われたまま。55㌔すぎだったか、応援隊と出会う二つ目の場所。ここで、また休憩10分。ほかでも、飲んだり食べたりしているから、私のウルトラは休憩だらけ。

 峠をいくつか越えたが、まだ先があった。

 60㌔。(80歳人生にたとえれば、ここは60歳ぐらいかなと考えていた)「歩かずに走れている。後は惰性で行けばいい」。70㌔「もう河口湖に戻っている!」。75㌔「坂はこたえるが、ここから歩いても制限時間はクリアできそう」。あと1㌔「いつの間にか、日が暮れてしまっている。もう完走した気分。自分にお祝いを言っておこう。やりましたね! 早めに汗と一緒に涙も拭いておこう」

 競技場。太いテープがある。ゼッケン(ナンバーカード)から名前が分かり、マイクで流してくれているみたい。バンザイをしながら時計を見た。10時間41分58秒。制限時間には余裕のセーフだった。

 時間が経つと次第にヘロヘロになってくるのが分かる。霧雨の中、完走パーティーへ。相変わらずヨレヨレ。妻がゴルフのキャディーのようにバッグを持ってくれる。パーティーではほとんど何も食べなかった。走っている時に食べ過ぎたから当然だった。
 
 ≪完走は、妻のおかげかもしれんな。待っている個所まではとにかく元気な姿で行きたい…。声は聞こえなくても、ずっと励みになっていた。大変な1日だったが、ありがとう。運営のみなさんにも、お礼を。まだある。悲鳴をあげずに耐えてくれた膝に改めて感謝だ≫疲れた頭でボンヤリと振り返っていた。
 【距離ごとの時間】
 10㌔      54分41秒
 20㌔  1時間55分05秒
 30㌔  3時間04分57秒
 40㌔  4時間38分57秒
 50㌔  6時間06分02秒
 60㌔   7時間44分09秒
 70㌔  9時間05分55秒
 80㌔  10時間41分58秒  
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♪星は何でも知っている♪

2005年05月23日 | お出かけ
 「えっ、いつからこの店が…」。大阪の阪急・梅田駅北口から地下の三番街へおりた角に「ショップチャンネル」の店ができていた。ここは確か、軽食も出していた喫茶店だった記憶がある。聞くと、4月1日のオープン。昨年の東京・お台場に次ぐアウトレットショップ2号店とか。

 わが家は数年前からケーブルテレビ視聴に切り替えていて“テレビと連動したSHOP CHANNEL”も妻がちょくちょく見ている。放送中の商品が店に並んでいるわけではない。過去に放送したもの。人気のあった商品で、値段がアウトレット料金。安くなっているそうだ。

 電話注文は「いつかけても、満員でつながらない」。で、パソコンやケータイでの販売も。そして店まで出す。なかなか、ヤルもんだね。

 家に戻って「店ができたけど、知ってる?」。妻の返事はさらり。「三番街でしょ」
せっかく、教えてやろうと思ったのに、ガックリだ。
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Las fresas

2005年05月22日 | espan~ol
☆☆Cajón de sastre (2)☆☆

  Sobre fruta y verdura, mis nietos comen de todo. Al contrario yo tengo muy definidos mis gustos. No sé el porqué. Si me obliga, la razón es que no comía varias verduras cuando era niño en época caótica después de Segunda Guerra Mundial.
  Mi esposa siemple dice “Aprende de nietos”.
  Prefiero no comer verdura. Pero fruta a menudo yo como. En esta época, me gusta comer fresas. Por supuesto a ellos les gustan mucho.
 El otro día el hermano menor que tiene tres años dijo que no quiso comer fresas por sus granos. “Mama, pélame estas fresas”. La fresa es una fruta que comimos sin pelarla. Su madre lo expliqué, pero él no entendió. Ella no tuve más remedio que pelar. Las fresas rojas se pusieron blancas. Y él se las comió con satisfacción.
 Fue sólo una vez ponerse pesado. Quizás estaría nerviosa al comer temporalmente. Ahora suele comer las fresas sin pelar.
 Dicen que hay unos niños como él.

 ≪私の孫(二人いる)たちは野菜や果物はなんでも食べる。逆に私は好き嫌いが激しい。私の幼い頃は戦後の混乱期、野菜もなくて食べなかった。そのために今でも、というのがこじつけ理由。妻はしょっちゅう「孫を見ならったら」と。
  野菜は苦手でも、果物ならなんとか。今の時期ならイチゴ。これはOK。もちろん、孫たちも大好物。でも下の子がある日、イチゴのぶつぶつに文句をいい「このイチゴむいてよ」とせがむ。母親は、イチゴはむかずにそのまま食べるものと言いきかせてもダメだった。やむなく、むく。赤いイチゴが白くなった。
  が、ごねたのは一度だけ。一時的に神経質になったのだろう。今は“白イチゴ”にしなくても大丈夫。3、4歳では、似たような子がいるという≫
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