うまいことトーハンも日販も「箱入り」返本になったが、その副作用で伝票が揃わなくなった。いつも箱で返ってくれば揃うんだろうが、そんなに冊数がないときは例によって紐で、かつ昔ながらの伝票になる。
日販は25日締めで面倒なんだが、返品手数料は月末締め。これは今まで気づかなかった。先月、「体感返品数」と返品手数料が合わなかったので調べて気づいた。日販の計算書には、計算書と一緒に「計算明細書」というものが付いてくる。「いつ何冊納品&返品したか」というもの。普段は「こういうところにコストをかけてるんだよ」と思って捨ててたが、今回初めて役に立った。これからはありがたく「細かくチェックする」ことにする。
以前経理の講習にいって、講師に「自社の数字と突き合せなきゃダメ!」と怒られたので、それだけはやっている。
最近知り合いになった新しい(比較的)版元の人は、大手2社以外に請求書を送っているそうだ。結構な手間だろうと想像する。うちはたまたま大手2社だけなので、計算書を作って請求する手間はかからない。突き合わせるんだから同じなんだが、「外向けに出す書類」にする手間がかからない。
で、その新しい版元の人は、入金のタイミングでどこかともめているらしい。
これは、うちでは今まで1度も経験したことがない。ちゃんと予定通り入金されている。偶然なのか。
出版の本を読んでも、版元と取次との取引条件の話がよく出てきて、中小版元は虐げられている…というように書かれている。
うちは虐げられているかもしれないが、酷い条件に無理やり合意させられているということはない。条件が変わったときも、きちんと話はしてもらった。出版を始めて苦労が始まって反省&勉強を始めた頃だったので、相手の言い分は飲んだが、「勝手に変えられた」ってことはない。
ちなみにどんなにうちに不利でも、説明の過程を経てくれているうちは、普通の商行為として受け入れる。受け入れられないのは、例の献本の返品とかそういう勝手なことだけだ。
話戻って「入金のタイミング」でもめること。
言っちゃ悪いが、大手2社以外の取次では「決め事どおり」じゃないことが多いのではなかろうか。
で、「決め事どおりに払ってくれない」から連想されるのは、「払う金がない」ということである。先日読んだ本には、「鈴木書店が潰れたときには、一律何%の売掛放棄が提案された」とか書いてあった。その案は却下されて、何%の放棄じゃ済まなくなったらしい。
私は、その筋に頼んだり役者を仕立てたりしてきちっと回収するのは得意だ。が、こと出版に関して言えば、「大手の話し合いでこう決まりました」なんてことになってしまいそうな気がする。
今まで「搬入が楽だから」トーニッパンだけでいいと思っていたが、もしかして他の理由でも「そのほうがいい」のかもしれない。
日販は25日締めで面倒なんだが、返品手数料は月末締め。これは今まで気づかなかった。先月、「体感返品数」と返品手数料が合わなかったので調べて気づいた。日販の計算書には、計算書と一緒に「計算明細書」というものが付いてくる。「いつ何冊納品&返品したか」というもの。普段は「こういうところにコストをかけてるんだよ」と思って捨ててたが、今回初めて役に立った。これからはありがたく「細かくチェックする」ことにする。
以前経理の講習にいって、講師に「自社の数字と突き合せなきゃダメ!」と怒られたので、それだけはやっている。
最近知り合いになった新しい(比較的)版元の人は、大手2社以外に請求書を送っているそうだ。結構な手間だろうと想像する。うちはたまたま大手2社だけなので、計算書を作って請求する手間はかからない。突き合わせるんだから同じなんだが、「外向けに出す書類」にする手間がかからない。
で、その新しい版元の人は、入金のタイミングでどこかともめているらしい。
これは、うちでは今まで1度も経験したことがない。ちゃんと予定通り入金されている。偶然なのか。
出版の本を読んでも、版元と取次との取引条件の話がよく出てきて、中小版元は虐げられている…というように書かれている。
うちは虐げられているかもしれないが、酷い条件に無理やり合意させられているということはない。条件が変わったときも、きちんと話はしてもらった。出版を始めて苦労が始まって反省&勉強を始めた頃だったので、相手の言い分は飲んだが、「勝手に変えられた」ってことはない。
ちなみにどんなにうちに不利でも、説明の過程を経てくれているうちは、普通の商行為として受け入れる。受け入れられないのは、例の献本の返品とかそういう勝手なことだけだ。
話戻って「入金のタイミング」でもめること。
言っちゃ悪いが、大手2社以外の取次では「決め事どおり」じゃないことが多いのではなかろうか。
で、「決め事どおりに払ってくれない」から連想されるのは、「払う金がない」ということである。先日読んだ本には、「鈴木書店が潰れたときには、一律何%の売掛放棄が提案された」とか書いてあった。その案は却下されて、何%の放棄じゃ済まなくなったらしい。
私は、その筋に頼んだり役者を仕立てたりしてきちっと回収するのは得意だ。が、こと出版に関して言えば、「大手の話し合いでこう決まりました」なんてことになってしまいそうな気がする。
今まで「搬入が楽だから」トーニッパンだけでいいと思っていたが、もしかして他の理由でも「そのほうがいい」のかもしれない。
最初に約定交わす時に、何日締めの何日後払いって決めたら、以降はその通りに入金されるのでは?
大手以外をかばう訳ではありませんが、支払いについてはどこもキチンとしていると思います。
ただし、委託精算とか入金までの期間が大手とは違い長いことは否めません。
それよりも、新刊の見本に行って思うのは、「こいつらヤル気あんのかよぉ!」ということです。
もしかしたらベストセラーになるかもしれない(まあ殆ど返品の山ですが)本を、最初に手にすることが出来るのに、機械的に処理し過ぎ!
もっと興味もってくださいな。
どのみち、もめた相手の言い分もあるでしょうから、よくわかりません。
けど、セミナー講師の他にも、「自社の数字と突き合わせろ」って言う人はいるんですよ。それって、「違うことがたまにある」っていう意味ではないでしょうか。
どちらにしろ、うちでは問題ありません。
>「こいつらヤル気あんのかよぉ!」
それは、大手以外の取次ですか?
私も、なんとなくウケそうなのには反応がいいとは思ってました。けど結果は違ったりするので、あまり気にしないことにしてます。
えっ、あれより長いんですか?
締め日(10日と25日)の関係で四捨五入が違ったり、返品の条件が勝手に委託を注文にされたりということで発生する違いはあります。
返品の条件は都度訂正依頼をします。
けれど、計算書に反映するのは2ヵ月後くらいです。
支払いの長さでいうと、大手2社以外は新刊の委託精算が一ヶ月長いです。
搬入した月を含めて6ヶ月をカウントするのが大手で、搬入月を含めずに翌月からカウントするのが、その他の取次です。
ただし、神田村などは大手よりも委託精算期間が短かったり、いい条件の場合が無いとは言えません。
委託期間中の返品は委託返品にしたほうがキャッシュフローがいい、というのはわかりました。でも、委託期間中も注文納品しているので、その分が返ってきてしまうことはありえますよね。だから注文返品の伝票がついてきてもそのままにしてたのですが、これを「委託返品」にしてもらうべきということでしょうか?
次に委託後最初の月に100部注文があった場合は、翌月に保留分以外の金額が請求できます。
同じ月に150部返品が発生した場合に、それが注文返品の条件で入帖すると注文の金額を上回ってしまいます。よって赤字となってしまいます。
これが委託品ならば半年間は精算しないので、お金のやり取りはありません。
注文だと支払い超過で戻さなくてはいけません。
ですから委託期間のものは注文だろうと関係なく委託として入帖した方が得な場合があるということです。
大手さんはラクです(^^