小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

記憶が匂いを放つ

2006-04-05 22:28:15 | 小さな気付き

「校門の桜の花、満開じゃないですか?」

「はい、満開ですよ」

「そうでしょうね、匂いましたから」

これは、数年前に視覚障害の方との会話。

その時初めて桜の花が香ることをしりました。

でも、やっぱり私にはその微妙な香りをかぐことはできません。

 

匂いは記憶に残ります。

好きだった人の整髪料の匂い。

あこがれていた女性のコロンの香り。

今日はその匂いについて書かれた詩を紹介しますね。

 

カレーライス  草野信子

 

カレーライスを

ひとにめがけて

ぶっつけたことがある。

一瞬

泣きそうな顔をみせて

そのひとは

皿を拾い

ごはん粒を拾い

 

ごはん粒を拾い

胸のカレーを拭いた。

こするほどに

黄色い染みがひろがって

食べ汚した幼な子のようだった。

それから

ゆっくりと

トレーナーを脱ぎ

 

トレーナーを脱ぎ

裏返して

それを また

すっぽりと着たのだった。

 

記憶が匂いを放つので

カレーライスの日は

あの夜

私を送る電車の中で

「匂うね」

と 笑った人を

思い出す。

 

ひょいと

トレーナーを裏返せば

何もなかったのも同じ。

くらしとは

そのように

許すことなのだと

私にもわかった

いくつもの

いくつもの夕暮れの中で。

 

いかがですか、この詩。

私、好きですね。

デートしていて、何かひどく傷つくか、頭にきたのでしょうね。

で、食べていたカレーを思いっきり、彼にぶっつけた。

汚れたトレーナーを裏返し、「匂うね」と笑った人。

きゃ~こんな、ふところのでっかい男、そんなにいないって。

でも、思い出すって言うからわかれたんですね、その後。

う~ん、逃がした魚は大きいよ~。

阪神に行った金本兄貴。ガンバに行ったマグノ。

あ、それた、詩から。

人間で1番難しいのは、許すという行為と何かに書いていました。

そんなにトレーナーを裏返すようには、簡単には許せませんよね。

しかし、男性は女性と違って、許すという行為が簡単にできるものなんでしょうかね。

いやいや、そうとも限らない。

我が上司は・・・・。

男性、女性じゃなく、その人、個々の性格ですね。

いつまでも、許せずにいて、1番苦しいのは自分ですものね。

人に許してもらう事ばかり考えている私は、反省、反省!

広島カープ、3連敗。でも許してあげるからね~。

明日は頑張ってね~!

 

 

今日の私の小さな幸せ

雨がずっと降りました。

昼過ぎからあがりました。

でも、まだ桜が散っていませんでした。

よかった~。

 

 

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2006-04-03 23:14:57 | 小さな気付き

地方紙お勧めの逸品、いかがでしたか?

地元ならではのコメントなどいただきありがとうございました。

訪れる機会がありましたら、食してみたいと思います。

 

ところでもう、お花見は行かれましたか?

では、今日はお花見に役立つ蘊蓄(うんちく)。うんちくを漢字で書けなんて言われても書けませんよね~。

会社のお花見に行って

「きゃ~、先輩、良くご存知ですね」

「うわ~、課長さんって、なんでもご存知なんですねぇ~」

とか言われて下さい。

 

花衣(はなごろも)

古くは桜襲(さくらがさね)といって、蘇芳色(黒味がかった赤)の裏地に白絹を襲ねた衣をさしたが、近頃では、女性が花見時に着る衣装全般。

 

花の下臥(はなのしたぶし)

桜の花の下に寝ることを意味します。
花の下に横たわり、仰向いて満開の桜を見る。
淡いピンクの桜の花の向こうには青空が見え、あまりのきもちのよさについ眠ってしまって・・・。いったいどんな夢を見ることでしょう。「花の枕」も同じような意味で使われます。

 

桜狩(さくらがり)

大勢で桜の名所に繰り出すにぎやかな「花見」とは一味違い、まだ見知らぬ桜の花を山野に尋ね歩くこと。

 

花篝(はなかがり)

夜桜のために花の下に焚く篝火をいう。

炎のゆらめきは闇をいっそう深め、花を引き立てる。

花びらは空からちらちらと舞い降り、火の粉はパチパチと空へ舞い上がってゆく。

遥か平安の昔にも思いが至ります。

 

花疲れ

花見後の疲労感をいう。

満開の花に気圧される感覚的な疲れや、花の季節の不安定な天候からくる憂鬱。

春愁につながるような気分。

 

花冷え

春の暖かさに身も心もゆるみかけたころ、ふいにやってくる寒気のこと。

「桜冷」ともいわれるように、「花冷」の花とは桜の花のこと。

 

花筏(はないかだ)

水面に散り敷いて流れる花びらを筏に見立てた言葉で、花の枝を折り添えた筏のことをいう場合もあります。

ようやく満開になったと思ったころに無情の雨が降り、一夜にして地面に散り敷かれた花びら。

川面を見れば、「花筏」が流れていく・・・。

         美しい日本語帳・おしゃれ季語辞典参照

 

江戸初期の頃の花見には、美しい打掛を桜の木から木へ張り渡して、仮の幕にして人に見せたんですって。

想像してみて~。華やかで女心をくすぐりません?

年明け早々頃から、お花見の打掛選びをして、春のくるのを 桜の花のほころぶのを 今か今かと心待ちにして・・・・。

木に張り渡した自分の打掛を見て、

「きゃ~いいじゃんいいじゃん、私のが1番」

なんて心で思いながらも

「あなたの今年のデザインいいわね~!デザイナーはだれ?」

なんて言ったりして。

 

それに比べて現在は、ぱた~ん、ぱた~んと素足にミュールつっかけて、お腹をチラッと出したジーンズはいて、綿菓子なめながら花の下をおにいちゃんと手をつないで歩いてますって。

ま~これはこれで可愛いちゃ可愛いんだけどね・・・・。

 

でもって、明日、私、会社のお花見。

静かに、ビールをたしなみ、口数少なく、目立たぬようにしておくつもりです。

だって、翌日、上司に

「花見の時位の勢いで仕事してくれんかな~」

って言われそうですから。

 

さ、明日の花衣は何を着ていこうかしら。

 

今日の私の小さな幸せ

仕事が終って帰ってもまだ明るいので、パンジーの花柄摘みができます。

花に癒されます。

癒してもらわないといけないほどの仕事はしてないのですが。

私のプチ自慢のバンキングバスケット。

もう下のしゅろがみえなくなりました。

 

 

 

 

 

 

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全国地方新聞社が紹介する逸品

2006-04-02 01:33:23 | 小さな気付き

今日から4月。新年度の始まりです。

お正月とは少し違いますけれど、又、新たに頑張ろうっていう気持ちがわいてきます。

これからも、心機一転、小さな幸せを沢山感じながら、日々を楽しく過ごしていきたいと思います。

今日は美味しいネタ。

私のブログの仲良しさんも、北は北海道から鹿児島まで色んな地域にお住まいです。

その仲良しさんたちの地域のお勧めの美味しいものって何かしら?と常々思っていました。

 

今、こんなイベントをやっています。

我が大分の百貨店で、

全国地方新聞社が紹介する逸品展

今から、書きますね。ご自分の日頃読まれている地元新聞社は何を逸品として紹介しているのだろうかと興味がありません?

違う、違う、何でそれ?と思ったり、そう、そう、それよって思ったりすることだと思います。

ふふふ、そんなご意見もあったら教えてくださったら嬉しいですね。

又、このなかでいくつ口にされたものがあるでしょうかね?

では、いきま~す!!!!!

北は北海道から。

北海道
北海道新聞社・・・・煎菓亭 鈴木製菓 うす焼せん兵衛さん
            まるだい さとう水産 とばくん(鮭とば燻製)

青森県
東奥日報社・・・・桃川 杉玉 吟醸純米
           翁屋 薄紅(菓子)

秋田県
秋田魁新報社・・・・寛文五年堂 いなにわうどん
            くらた 通小町(菓子)

岩手県
岩手日報社・・・・さいとう製菓 かもめの玉子(菓子)
           中原商店 ぴよんぴよん舎冷麺

宮城県
河北新報社・・・・佐浦 浦霞 本醸造
           白松がモナカ本舗 白松がモナカ

福島県
福島民報社・・・・会津若松観光物産協会 会津こづゆ
福島民友新聞社・・・・河京 喜多方ラーメン

山形県
山形新聞社・・・・出羽桜酒造 出羽桜一路純米吟醸

栃木県
下野新聞社・・・・日光ゆば製造 日光ゆば

茨城県
茨城新聞社・・・・水戸納豆製造 ワラ入小粒納豆

群馬県
上毛新聞社・・・・手造りふれあい農園 とんとん広場
           とんとん広場 ポークウインナー

千葉県
千葉日報社・・・・はせべ 千葉八街 からつき落花生
           イシガミ ぬれ煎餅(うす味)

埼玉県
埼玉新聞社・・・・かねもり森田園 狭山茶
           草加亀楽煎餅本舗 草加せんべい厚焼

神奈川県
神奈川新聞社・・・・有明製菓 有明ハーバー
             崎陽軒 崎陽軒シウマイ
             小田原鈴廣 鈴廣 謹上蒲鉾 白

山梨県
山梨日日新聞社・・・・シャトー勝沼 シャトー勝沼無添加ワイン
              かいや 煮貝詰合せ

静岡県
静岡新聞社・・・・やまだいち 安倍川もち
           花の舞酒造 花の舞吟醸

新潟県
新潟日報社・・・・菊水酒造 ふなぐち 菊水1番しぼり

長野県
信濃毎日新聞社・・・・相木商会 野沢菜漬け
              宮坂酒造 眞澄 山花
              桜井甘精堂 栗かのこ(菓子)

岐阜県
岐阜新聞社・・・・御菓子所 吉野屋 薄墨桜(菓子)
           JA岐阜 事業開発部 飛騨牛カレー

愛知県
中日新聞社・・・・山本屋総本家 味噌煮込みうどん
           美濃忠 初かつを(羊羹)

富山県
北日本新聞社・・・・源 ますの寿司

三重県
伊勢新聞社・・・・赤福 赤福
           總本家貝新 あさり志ぐれ

石川県
北國新聞社・・・・車多酒造 天狗舞 旨吟

福井県
福井新聞社・・・・武生製麺 五割そば

奈良県
奈良新聞社・・・・井上天極堂 ラ・ストーリア(葛饅頭)
           萬々堂通則 ぶと饅頭

京都府
京都新聞社・・・・村山造酢 京酢 加茂千鳥
           京煎堂 御縁の桜(せんべい)

兵庫県
神戸新聞社・・・・剣菱酒造 黒松 剣菱
           一番館 ポーム・ダムール(洋菓子)

鳥取県
新日本海新聞社・・・・米吾 さば寿司
              鳥取いなば農協 砂丘らっきょう甘酢漬

岡山県
山陽新聞社・・・・岡山酪農協 蒜山ジャージー飲むヨーグルト

島根県
山陰中央新報社・・・・佐伯商店 鮎のうるか

広島県
中国新聞社・・・・加茂鶴酒造 加茂鶴 双鶴
          にしき堂 もみじ饅頭

山口県
山口新聞社・・・・井上商店 ふく茶漬け
           たけなか 柑乃雫(ゼリー)

香川県
四国新聞社・・・・三谷製糖 羽根さぬき(菓子)
           満久屋 あいむす焼(えびせん)

徳島県
徳島新聞社・・・・半田聖治商店 鳴門糸わかめ

愛媛県
愛媛新聞社・・・・一六本舗 一六タルト(菓子)
          梅錦山川 梅錦 媛の愛・美味

高知県
高知新聞社・・・・酔鯨酒造 酔鯨 吟麗 
           土佐蒲鉾 大丸焼(蒲鉾)

福岡県
西日本新聞社・・・・石村萬盛堂 鶏卵素麺(菓子)
            たなごころ 手づくり明太子

長崎県
長崎新聞社・・・・玄海酒造 スーパーゴールド壱岐33度
           四海楼商事 四海楼ちゃんぽん

佐賀県
佐賀新聞社・・・・萬坊 いかシュウマイ
           村岡屋 さが錦(菓子)

熊本県
熊本日日新聞社・・・・JA阿蘇小国郷中央支部
              阿蘇小国ジャージーのむヨーグルト
              フジバンビ 黒糖ドーナツ棒

宮崎県
宮崎日日新聞社・・・・虎屋 破れ饅頭
              雲海酒造 日向木挽馬ラベル(焼酎)
              冷や汁

鹿児島県
南日本新聞社・・・・大口酒造協組 黒伊佐錦
            有村屋 さつまあげ

沖縄県
琉球新報社・・・・沖縄県物産公社 さとうきびの蜜
沖縄タイムス社・・・・沖縄物産企業連合 スーパー三種ウコン(カプセル)

あ~つかれた~!!!!!

いかがでしたか?

全国津々浦々からの選りすぐりの逸品!

ここ大分は「一村一品」発祥の地。(小藩分立の歴史を利用して地域を競争させることにより農村の活性化を狙った運動)

各地方のそこの風土でなければ育たない、そこでなければ出せない味。だからそこに行かなければ手に入らない、食べられない名物。

でも、今では、それがネットや物産展で手軽に手に入ることができます。

嬉しいけど少しさびしい、そんな気持ちがします。

 

今日の私の小さな幸せ

全国の逸品を書きながら、日本一周、旅をしたような気持ちになりました。

 

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