葉室 麟さんの
「散り椿」
少し前に読み終わりました
でも、いまだに余韻が残っています
直木賞受賞作品「蜩の記」も好きでしたけど、
この「散り椿」の方がもっと好きでした
そして、蜩の記以上に泣けました
葉室さんという作家は本当に泣かせ上手です
人の心の優しさを描くのがうまいから、最後まで安心して読めます
悪人も出てくるのですが、その悪人にもちゃんと優しさがあったり悲しさがあったりするんですね
極悪人がでてこないところが好き
少しだけあらすじ
上司の不正を訴えたけれど認められずに藩を追われた瓜生新兵衛
苦労をかけ過ぎたため愛する奥さんは彼に抱かれて命の灯を消してしまいます
その奥さんの名前は「篠」
その篠は彼に
「なんだそりゃ」というようなことを頼んで死んでいきます
小説はこの場面から始まります
つかみはＯＫです
「その頼みを果たしたら褒めてくれるか？」
「お褒めしますとも」
亡くなった妻に褒めてもらいたい
その一心で彼女の願いを叶えるために故郷に帰ります
彼の故郷は複雑な政権争いの真っ最中
彼は、その争いの渦に巻き込まれていきます
友情あり、恋ばなあり、チャンチャンバラあり
もう最高です
残り３分の１位からとまらなくなります
あ、篠さんが頼んだことって気になるでしょ？
そうなのよね、最初、そんなこといくら優しいタンナで自分にべたぼれしてるからって頼むか！！
って思ったんですけどね
これが葉室マジックよ
ぜひ読んでマジックの種明かしを楽しんでみてください
時代小説ですけれど、女性でも十分に楽しめますよ！
「あき」くんと「しの」ちゃん。
あ、ごめん。全然関係ないね（笑）
お勧めの本、教えて頂きありがとうございます。
「散り椿」ですか。tamiさんの紹介で読んでみたくなりました。
来週 書店で探します。
こんばんは。
篠つながりね。（笑）
お隣の熊本の「クマモン」凄い人気よ。
経済効果も相当なもんらしい。
会社でゆるキャラ作って、かぶりもんも作って・・・。
あの彼女にやってもらう？
いや、顔に自信があるから絶対にかぶらないわよね。
こんばんは。
猫にゃんさん、大忙しだもの。（笑）
でも確か、読むときは数冊並べて読むんでしたよね。
葉室さん、いいですよ。
おススメです。
こんばんは。
Ｕ１さんの子ども時代の写真が変りましたね。
しっかり見ました。（笑）
とってもお優しそう。
散り椿、良かったですよ～。
我が夫は、私が読む本には反応を示しません。
それが、葉室さんの「無双の花」を手にとったみたいで、その後すっかりはまってしまいました。
今は「冬椿」を読んでいます。私が借りてきたんですけどね。（笑）
昨年6月先生の母校西南学院大学での講演会で聴いた話ですが、大学時代にキリスト教学を学んだ時に使用した聖書をいまだに持っておられるとのことでした。先生がクリスチャンかどうかは分かりませんがキリスト教でいう人間愛が影響しているのかもしれませんね。
こんばんは。
ひろさんは今何か読まれていますか？
次々に出るので嬉しいですね～。
今度は先週発売された「春風伝」です。
「春風伝」－長州藩士・高杉晋作。幕府を守るべき彼が、欧米列強に蹂躙される上海の姿に日本の未来を見た時、「革命」の天命は下った。襲い来る外国艦隊と幕府から藩を守り抜き徳川治世に引導を渡した男の戦いと駆け抜けた短い生涯を鮮やかに描きだす葉室麟渾身の本格歴史小説。
2013年2月22日発売 新潮社
こんばんは。
これはついていくのが大変そうです。
でも、葉室さんの本大好きですから楽しみです。
ひろさん、色々教えてくださってありがとうございます。