濱次お役者双六シリーズ
田牧 大和著
第4巻
半可心中
第5巻
長屋狂言
2007年に「花合わせ」
で始まり
「質草破り」
「翔ぶ梅」
そして、半可心中、長屋狂言と続きました
この「花合わせ」で 第二回小説現代長編新人賞を受賞
田牧さんのデビュー作
主人公は、歌舞伎小屋「森田座」の名題下女形
梅村濱次
キラリと光る才能の持ち主なのに
本人はそれに気付いてなく、上昇志向などというものも全くゼロ
だがそんな濱次に期待をしている応援団が沢山います
最終巻 長屋狂言では
すっかり役を干されてしまった濱次が
自分の住む長屋のいざこざに巻き込まれ小芝居をすることに
そこで、やる気に火がつくという面白い流れになります
濱次にやる気さえあれば、そこは類まれな才能の持ち主です
多くの人々を魅了します
これであがりでは少し寂しいなあ
もう濱次と濱次の仲間に会えないと思うと・・・
田牧さんの本、やっぱり読みやすくていいな~