ジュビレ デュ プリンス ドウ モナコ
っていう名前の薔薇。
金田一春彦著
ことばの歳時記より
日本のバラ
古典的ウメ・キクからはじめて、百合子・蘭子、あるいは新しい傾向のすみれやカンナに至るまで、日本では、各種の植物の名、花の名を女の子の名前につけるにもかかわらず、花の女王というべきバラをとって、バラ子とつけた名前は聞かないようだ。
これは、日本人がバラの花をきらうわけではなく、バという濁音で始まる音をきらうためである。
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しかし、濁音で始まることばをきたなく感じるのは日本語を使う日本民族の特性ともいうべきで、たしかに日本語には、デブとかビリとかバカとかボケとかいう、よくない意味をもったことばがたくさんあるが、英語などではベストといい、ビューティフルといい、濁音ともいうべき音で始まるよいことばがたくさんある。
日本人の音感覚もそろそろちがってくると、野中ばら子さんなどという名前が戸籍に登録されるかもしれない。
そ言うわれれば、薔薇子さんもいないけれど、牡丹さんも聞いたことがないですね。
今日の私の小さな幸せ
ふふふふ・・・・
カープがね、4連勝。