私のブログのタイトル「小さな幸せ」とは何かを再確認させられた事件(?)があった。
夕方5時半近く、自宅に帰った。
家の電話にダンナの携帯からの着信履歴が数分おきに2回はいっていた。
私の携帯、午後からマナーモードにしていたのを思い出した。
見ると、同時刻に3回も着歴がある。
急に飲み会がはいっても、1回かけてくるのが関の山。
こんなに何回もかけてくるとは、何かあったのだと思った。
ダンナの携帯へかけてみる。呼び出すがつながらない。心臓がドキドキしてくる。
しばらくして、やっとつながった。
私
「もしもし、何かあった?」
だんな
「後で電話する。」
私
「大丈夫?」
ダンナ
「うん、大丈夫。」
声がいつもと明らかに違う。声が物凄く暗い。
交通事故?今電話取ったところはもしかして警察だった?
ぶっつけた?ぶっつけられた?怪我は?相手は?
もう、悪いほう悪いほうに想像がふくらむ。
日ごろ、「取り越し苦労、厳禁」と中村天風読んで気持ちの持ち方とかを、それなりに勉強しているつもりだが、全く身についてない。
夕飯を作る気持ちにならない。
体を動かしていなければ、心配で落ちつかない。
で、掃除機をかけた。掃除機の音が少し不安をやわらげてくれる。
次は、お風呂場をいつもの倍の泡をたて力いっぱい洗う。
ふ~と一息入れた。
と、玄関の開く音が聞こえた。
「ただいま。」
「どうしたん?」
「何が?」
「何がって?電話!」
「あ~、車が・・・・。」
「事故ったん?」
「いや、車のライトが片っ方つかないから修理に出してきた。だから、迎えに来てもらおうと思って電話した。出なかったから、バスで帰ってきたよ。」
「じゃ、あの小さくて暗い声だしたのは、バスの中だったから?。」
「そう」
は~、一気に気が抜けた。座り込む私にきょとんとした顔で
「どうしたん?」
気が抜けた後は、腹が立ってきた。
勿論、山ほど文句をいったのはいうまでもない。
段々静まっていく心臓。
私の小さな幸せは日々何事もなく家族が元気に暮らせる事だとブログの中で良く書く。
平凡に同じような一日を過ごせる事、これにまさる幸せはないとあらためて思った。
私の小さな幸せ
私の小さな幸せが何かと再確認できた事