とんねるず＆ダウンタウンが共演 不仲説ネタに(デイリースポーツ) - goo ニュース
ダウンタウンと爆笑問題がとんねるずの石橋貴明を介して共演という光景を見ることが
出来たのも、やはりタモリの存在あってのことだと思う。個人的な意見としては、
計算し尽くしたお笑いを目指すダウンタウンの松本人志と、「学生の悪ノリ」のままの
芸風の爆笑問題の太田光やとんねるずの石橋貴明とは水と油のような関係だと思うが、
その双方のフィールドをカバーできる芸人こそタモリだったのだと思う。それは爆笑問題
の田中裕二が指摘していたように、シャイによりいつまでも仕事に慣れない「素人さ」と、
そもそもタモリがジャズ畑出身であるために、豊富な知識と合わさった、相手のトークに
対する機転の利いた返しが、「計算ずく」の「悪ノリ」という特異な芸を生み出したと思う。
ただ明石家さんまとタモリの雑談は何度も聞いたネタが多くてさすがに厭きた。
原題：『One Chance』
監督：デヴィッド・フランケル
脚本：ジャスティン・ザッカム
撮影：フロリアン・バルハウス
出演：ジェームズ・コーデン/アレクサンドラ・ローチ/ジュリー・ウォルターズ
２０１３年/イギリス
「顔」を巡る物語について
このようにポール・ポッツの半生を見てみると、生まれつき声が大きくて、わざわざイタリアに留学してまでオペラを勉強していたのだから、プロから見ると未熟としてもポップス歌手がオペラを歌っているとして聴くならば歌手にはなるべくしてなったという印象である。
どこまで半生が正確に再現されているのか分からないのであるが、気になったシーンとしてイタリアに留学中に成績優秀者としてルチアーノ・パヴァロッティの前で歌を披露する場面である。ポールは異常に緊張して実力を発揮できないのであるが、その原因としてパヴァロッティの容姿が関係しているように見える。それはもちろんパヴァロッティの顔が悪いということではなく、パヴァロッティの顔はポールにしてみれば長年自分をいじめていたマシューと同じような「濃いアラブ人顔」であり、それがポールに心理的圧迫をもたらしたように見えるのである。
字幕翻訳について一言言っておくならば、『ブリテンズ・ゴット・タレント』で優勝したポールは髪型を変えられて服も着せられてもう一つ「小さな変化（small change）」があったと言った後に、笑顔と共に矯正した歯を見せるのであるが、その前に字幕では歯を直したと書いてしまっており、ギャグが台無しである。
