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情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

docomo XiのUSBデーターカード+ヤマハNVR500でどこでも事務所

2014-04-23 23:53:29 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
docomo XiのUSBデーターカード+ヤマハNVR500でどこでも事務所


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「docomo XiのUSBデーターカード+ヤマハNVR500でどこでも事務所」を紹介します。

本日2014年4月23日は弊社者主催のXPパソコンをLinuxにするための勉強会でした。会場にはネット接続用のLAN配線が無いために、docomo XiのUSBデーターカードを付けたヤマハNVR500を用意して使いました。

会場のビルを囲むように、新しいビルができた影響もあると思うのですが、どうもdocomo Xiの繋がりがよくありません。「ルーターのファームバージョンが古いことが影響しているのでは?」と考えていたところ、突然接続できたのですかさずファームアップを行いました。

ところが、ファームアップが完了し、再起動したところ、やはり繋がりが良くないのです。Xiスマホの画面ではアンテナ5本で、全く通信に問題が無いのに繋がらないのです。とうとう接続を諦めて「これは、USBデーターカードか、NVR500が調子悪いかも」と話していました。

事務所に戻り、スタッフに「障害の確認」をお願いしたところ、なんとアンテナ1本なのに「スパッツ」と繋がりました。アンテナの本数では通信の品質は判らないことを実感しました。

次回の勉強会までに接続方法を変えることを検討します。
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匠技術研究所はISDN多拠点ネットワークをVPN経由に置き換える支援をしています

2014-04-08 18:06:36 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
匠技術研究所はISDN多拠点ネットワークをVPN経由に置き換える支援をしています


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は、ISDN多拠点ネットワークをVPN経由に置き換える支援をしていることを紹介しします。

匠技術研究所は、ISDNで作られている多拠点ネットワークをVPN経由に置き換える支援をしています。多拠点の場合は、一度に置き換えることは難しいので、徐々に移行する計画を立てる必要があります。多くの場合は通信経路のみの置き換え、アプリケーションはそのまま使うケースが殆どです。このことも含め、アプリケーションに影響しない、ネットワークを再設計して、実装します。

これまで一社で6,000を超える拠点を結んだ構築経験を生かし、技術支援を行いますので、先ずはメールにてご連絡ください。

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Yahoo! Japanが"Y!mobile"を立ち上げ、eAccessとWILLCOMを引き継ぎへ

2014-03-27 20:40:53 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
Yahoo! Japanが"Y!mobile"を立ち上げ、eAccessとWILLCOMを引き継ぎへ


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は日本のインターネットサービス事業の雄であるYahoo! Japanが"Y!mobile"を立ち上げることを紹介します。

ヤフー株式会社によるイー・アクセス株式会社の株式の取得に関するお知らせ

既に、報道が始まっていますがインターネットの検索サービスを始まりに、インターネットサービス事業を行っているYahoo! Japanが、EMobileで著名なeAccessとPHSを基としたWILLCOMの合併予定の会社をSoftBankから買収し、"Y!mobile"と呼ぶ通信事業者を立ち上げます。Yahoo! JapanはY!mobileという通信事業者をグループ化することで、コンテンツ事業と、通信事業を融合させて、Yahoo!のサービスを提供させて行くことになります。

過去、Yahoo! JapanはYahoo BB!というプロバイダ兼ADSL通信事業を立ち上げています。とはいえ、Yahoo BB!のお店を見ることはありません。Y!mobileの誕生の大きな影響は、コンテンツ事業者視点のサービス拠点としてY!mobileの店舗が機能するということです。

インターネットサービスの利用者は、実店舗で相談することはできません。メールか、電話です。Yahoo! Japanの事業を伸ばすためには、実店舗での販売とサポートが大きなシナジーを産むとの判断が示されています。

スマートホンとタブレットの普及が5割に満たないということから、それらの普及を進め、その端末の上で、コンテンツサービスを充実させるとの説明がありますが、具体的なサービス内容と価格の提示はありませんでした。

既存のユーザーへの影響は、既存サービスの上にスマートホン、タブレットのサービスを積み上げるので、突然の大きな変更はないようです。しかしながら、会社は統合されるわけですから、徐々に変化していくと思います。スマートホン、スマートデバイスの普及を促進することがY!mobileの目標ですから。

Y!mobileのスマートデバイス端末OSはGoogleが提供するAndroidとされており、国内ではGoogleとの関係をどう整理するのか興味があるところです。とはいえ、既にYahoo! Japanの検索エンジンはGoogleになっているので、営業外面的な印象とは異なり、互いにより強い補完関係になっていくと思います。


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無線LANを使って1階と2階を結びました

2014-03-15 23:29:02 | 通信ネットワーク
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は、自宅内の無線LANを整理し、1階と2階を無線LANで結びました。

これまで、2階では1階に置いてある無線LANアクセスポイントにつないでいました。特段問題もなく快適な環境です。
ところが2階にも有線LANが必要になりました。2階に送信専用のFAXを置くことになったのです。

そこで、事務所にあるFAX回線を分岐し、既設の有線LAN/無線LANを経由して、自宅の2階まで電話回線を延ばすことを考えたのです。長い道のりですが、この方法であれば、新たな配線工事が不要です。回線をIP化するにはヤマハNVR500を使います。

概ね方針が決まったので、2階に無線LANと有線LANを変換するアダプタを設置しました。そこにPCをつなぎスピードテストを行ったところ35Mbps程で、充分な通信速度です。

次回は、電話回線の延長を紹介します。
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無線LANアクセスポイントNEC Aterm WR8700Nによる2.4Gと5.2G帯での通信速度の差

2014-03-08 08:59:38 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
無線LANアクセスポイントNEC Aterm WR8700Nによる2.4Gと5.2G帯での通信速度の差


こんにちは。匠技術研究所の谷山亮治です。
今日は、無線LANアクセスポイントNEC Aterm WR8700Nによる2.4Gと5.2G帯での通信速度の差を紹介します。このアクセスポイントも最新機種ではなく三世代くらい前の機種です。以下の紹介する値は、実環境で速度を観測した値であり、性能の善し悪しの指標とは異なります。インターネットも無線LANも通信速度は、時々刻々と変化するので、傾向を知るための判断材料として測定したものです。

■2.4G/802.11n

測定した場所では、実測値は20Mbps程度で落ち着いています。無線LANのリンク速度は104-130M程度です。

■5.2G/802.11n
測定した場所では、実測値は25-55Mbps程度で変動します。無線LANのリンク速度は90-162M程度です。


このように、周波数帯で通信速度や通信の様子は異なります。5G帯は衝突するアクセスポイントや、モバイル機器がないせいか高速ですね。今回は2.4G帯より5.2G帯の方が高速でしたが、2.4G帯の方が観測速度の変化は少なく、安定しているように見えます。PC上のブラウザでネットを使う範囲では、どちらも充分高速です。

引き続き、紹介します。
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sshでの容量の大きなファイルのコピーと圧縮の関係のヒント

2014-03-05 13:30:57 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
sshでの容量の大きなファイルのコピーと圧縮の関係のヒント


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は、容量の大きなファイルのコピーと圧縮の関係のヒントを紹介します。

容量の大きなファイルをコピーする際に、いつも悩むことは
「圧縮してからコピーしたほうが速いのか」
「圧縮しながら転送したほうが速いのか」
の選択です。

以下のファイルコピーでは、おもしろい結果が出ました。sshの暗号化負荷を軽減する為に暗号アルゴリズムを指定しています。二つのLinuxは、コピー元、コピー先共にSSDを使っており、無線LAN中継装置で同一LANにあります。

1.7.4Gのイメージファイルをsshの圧縮機能を使ってコピー
2.そのファイルを予め圧縮したファイルにしてコピー
3.内容の違う7.4Gのファイルを予め圧縮ファイルにしてコピー

$ scp -Cp -P 20023 -oCiphers='arcfour' SignalN* takumi@192.168.0.11:/tanitmp
1.NasMaster.img 100% 7385MB 45.6MB/s 02:42
2.NasMaster.img.gz 100% 198MB 3.5MB/s 00:56
3.NapMaster.img.gz 100% 957MB 3.7MB/s 04:22

1.と2.との比較では、圧縮後ファイルをコピーしたほうが、
162/56=2.9倍
速くなりました。ただ、圧縮ファイルを作る時間も必要なので、全体系でどの程度速くなるかは、これだけでは判りません。

3.は2.の速度が妥当なものかを知るために、圧縮後も1G弱あるファイルをコピーしたものです。容量が大きいので、その分コピーに必要な時間が長くなります。

容量の比は
957/198 = 4.83
コピー時間の比は
262/56 = 4.68

傾向としてはほぼ期待通りです。

1.で判るとおり、非圧縮状態のファイルはsshの圧縮効果で
45.6/3.5 = 13倍
のコピー速度です。これも期待する効果が得られており、非圧縮ファイルのコピーでは圧縮効果を期待できます。

ざっくりと、無線LANの通信速度は、
3.5x8 = 28Mbps
です。
sshの圧縮効果により
45.6x8 = 364.8Mbps
と実効通信速度が向上しています。

引き続き、いろいろ試してみます。

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無線LANアクセスポイントは1Mの差で感度や通信速度が大幅に向上することも

2014-02-27 19:24:58 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
無線LANアクセスポイントは1Mの差で感度や通信速度が大幅に向上することも


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は、無線LANアクセスポイントは、わずかな位置の違いで感度や速度に大きな差が生じることを体験したので紹介します。

部屋間を無線LANで結ぼうとしていたのですが、アクセスポイントから離れた位置にある部屋には、無線LANが届かないと思い込んでいました。WindowsだけでなくMacでも電波の感度はSSIDが表示される程度で、極まれに接続できても通信が途切れて実用的に使うことはできなかったのです。そのためWiMAXのWi-Fiルーターを使ったインターネット接続をしてきました。WiMAXでは6M-7M程度なので、大容量のダウンロードさえしなければ、実用的に使うことができます。Youtube等動画も問題ありません。しかしながら、WindowsUpdate等いきなり大容量のダウンロードが始まると、さすがに時間がかかります。また、事務所との間はVPNを張る必要もあります。

いつかこの状況を解決しようと思っていたのですが、何となく無線LAN機器を動かしてみました。まず、アクセスポイントを1m程動かしたところ、これまで無線LANが届かなかった部屋でWindows無線LANパソコン接続の感度が良くなり、高速になりました。

結果はこちら

これで充分です。何の問題もありません。早速無線LANを有線LANに変換するアダプタを設定し、有線接続したLinuxで速度を確認したころ充分な速度が得られました。

結果はこちら

ふと、無線-有線変換アダプタを、何となく電波が届きそうだとフルタワーパソコンの上に移動すると、さらに大きく速度が向上し、全く問題の無い速さになりました。これだけ速度があれば、内線電話を当たり前に持ってくることができますね。

結果はこちら

無線LAN機器は、ちょっと動かすと大きく感度や通信速度が変わることを、実感した次第です。
この記事の投稿も、速度が大きく改善した快適な通信環境のLinuxから投稿しました。

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東海道新幹線N700系車内公衆無線LANサービスについて

2014-02-19 11:15:22 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
東海道新幹線N700系車内公衆無線LANサービスについて


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は、東海道新幹線N700系の車内公衆無線LANサービスについて紹介します。

新幹線N700の中では以下の公衆無線LANと思われるSSIDを見ることができました。ただし、Windows7の機能で目視したので他にも在る可能性があります。

mobilepoint
docomo
UQ_Wi-Fi
NTT-SPOT

これらと直接契約を結んでいるか、他の契約でもこのSSIDを使うことができれば、新幹線N700車中の公衆無線LANサービスを使うことができます。

私の場合はWirelessGateの契約でmobilepointを使う、または直接契約をもっているdocomoを使っており、どちらも良好に使うことができています。

このN700系新幹線の公衆無線LANサービスは、東海道新幹線区間のみのサービスです。大阪以西ではSSIDは見えますが通信はできません。私は、大阪を過ぎると、概ねdocomoのモバイルWi-Fiを使います。

事務所にリモートデスクトップすることできますが、応答が遅いので確認に使う程度です。Webメールは重宝して使っています。

この投稿も、N700系新幹線車内の公衆無線LANサービス(WirelessGate/mobilepoint)経由で投稿しています。
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WindowsとLinux間でファイルを安全にコピーするpscp

2014-02-04 18:30:48 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
WindowsとLinux間でファイルを安全にコピーするpscp


今日は、WindowsとLinux間でファイルを安全にコピーするpscpを紹介します。

"pscp"はWindows上で動作する"scp"で、sshクライアントプログラムの一つです。Linux等で一般的なSSHサーバー経由での安全なファイル転送に使います。手元のWindowsPCから、ファイルを安全にサーバーに送りたいとき、あるいはサーバーから安全にファイルをダウンロードすることができます。

SSHは、インターネットを経由したサーバー管理で広く使われており、接続ユーザ名やパスワードのやり取りも暗号化して行い、さらにデータ通信も暗号化することができます。telnetの置き換えです。SSHを基礎とした、安全なファイル転送ソフトとしてsftpがあり、これはftpの置き換えです。

telnetやftpをインターネットを介して使うことでサーバーと接続可能なユーザー名とパスワードが盗まれる恐れがあります。必ずssh,scp,sftpを使ってください。

オープンソース・ソフトウエアとして開発されているターミナルソフトで著名なPuTTYの関連機能としてpscpは開発されています。ダウンロードして直ぐに使うことができます。特別なライブラリのインストールやCygwinのような大きな環境は不要です。レジストリーへの書き込みもしないので、コピーして直ぐに使うことができます。

■PSCPのダウンロードサイトはこちら

■利用例
"sshserver.net"上のファイルを、手元のWindowsにコピーします。コマンドを実行すると、パスワード入力を求められます。SSHで特徴的な、キーファイルでの認証もできます。

C:\>pscp -C username@sshserver.net:/home/username/linuxmint-16.iso .

逆に、手元のWindowsからLinuxサーバーへは、

C:\>pscp -C linuxmint-16.iso username@sshserver.net:/home/username/

■PSCPの使い方とオプション一覧
C:\Users\taniyama\Downloads>pscp
PuTTY Secure Copy client
Release 0.63
Usage: pscp [options] [user@]host:source target
pscp [options] source [source...] [user@]host:target
pscp [options] -ls [user@]host:filespec
Options:
-V print version information and exit
-pgpfp print PGP key fingerprints and exit
-p preserve file attributes
-q quiet, don't show statistics
-r copy directories recursively
-v show verbose messages
-load sessname Load settings from saved session
-P port connect to specified port
-l user connect with specified username
-pw passw login with specified password
-1 -2 force use of particular SSH protocol version
-4 -6 force use of IPv4 or IPv6
-C enable compression
-i key private key file for authentication
-noagent disable use of Pageant
-agent enable use of Pageant
-batch disable all interactive prompts
-unsafe allow server-side wildcards (DANGEROUS)
-sftp force use of SFTP protocol
-scp force use of SCP protocol

C:\Users\taniyama\Downloads>

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ヤマハルーターNVR500で電話回線を延長する(2)

2014-01-27 18:00:00 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
ヤマハルーターNVR500で電話回線を延長する(2)


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は、昨日紹介しましたヤマハルーターNVR500を使った「電話線延長」の仕組みの接続イメージを紹介します。

■昨日の記事はこちら
ヤマハルーターNVR500で電話回線を延長する(1)


ヤマハNVR500を使うとあたかも電話線を「IP延長」したかのように使うことができます。親となるNVR500の電話局側から着信他電話をIP網を通して別の場所のNVR500に着信させます。

一般にIP電話網は電話の音質が悪くなる印象をお持ちの方が多いと思いますが、遅延の比較的小さなIP通信網であれば、もはや聞き分けも難しい位の品質です。通信事業者や、メーカーであるヤマハはIP通信がベストエフォートで行われることから、品質の保証はしません。

しかしながら、ネットワーク設計と実装を音声通信向けに注意して行えば、実用的に活用することができます。

■接続の全体イメージ図


情報技術の四方山話でのヤマハルーターNVR500の記事はこちら
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ヤマハルーターNVR500で電話回線を延長する(1)

2014-01-26 22:30:49 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
ヤマハルーターNVR500で電話回線を延長する(1)


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は、最近仕事が多かったヤマハルーターRT58i/NVR500での「電話回線の延長」の紹介です。企業では固定電話が必須です。小さな規模であればビジネスホンを使わず、ヤマハNVR500で必要な内線電話をつなぐこともできます。その機能を使えば会社中の離れたところまで。あたかも「電話線を引いてきた」ように「電話回線を伸ばす」ことができます。

「黒色」のヤマハルーターは電話回線と電話機を接続する機能を備えています。

電話回線側に収容可能(電話局側):
光ネクストの「ひかり電話」(ONU/WAN直収)
Fusion IP-Phone等SIP接続電話(インターネット経由)
ISDN回線(UまたはS/T)
一般電話回線(Line(ISDNと切り替え使用))

電話機を接続する側(TELポート):
家庭用電話機など一般電話機接続用TELポート。

このように、様々な電話回線を収容できます。電話機側は一般電話と同じ規格なので、ヤマハNVR500に備わる、内線電話子機機能を応用して親子二台のNVR500を使うことで、LAN、WAN、VPNの向こう側に電話のポートを設置することができます。ちょうどIP通信を利用して、電話線を伸ばしてきたイメージです。


■カスケード接続して電話ポートを増やした例
NTT東日本のフレッツ光ネクストのひかり電話をヤマハNVR500で直収し、追加番号契約をしてTELポート4つそれぞれに異なる電話番号を着信させています。二つのルーターはLANで繋がっており、親機にはWAN側にONU、LAN側と電話機が、子機にはLAN側と電話機が繋がっています。この子機はLANやVPNでつながれた社内のIP接続可能な場所であればどこにでも設置することができます。



仕組みとしては、ヤマハルーターの技術用語でいうところの「カスケード接続」を使い、電話の通信を親機でIP化して親機とは離れたところにある子機とIP接続します。NVR500ルーター親機と同ルーター子機が同じLANの上ならば、親機は子機を自動検出します。自動検出できなくても、子機側で親機をIPアドレスで指定することができます。

一台の親機に複数台の子機をつなぐことで、物理的に必要なTELポート数を確保します。一台のルーターには二つのTELポートが付いているのでTELポートが四つ欲しければ、2台のルーターが必要です。ただ、同時通話数は電話事業者(NTT東西やFusion)との契約で決まります。

引き続き、紹介します。
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RT58iでのFusion IP Phone 050の障害対応

2014-01-25 23:55:05 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
RT58iでのFusion IP Phone 050の障害対応


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は、お客様先で動いているFusion IP Phoneの障害対応です。

050電話が使えなくなった旨、お客様より連絡を頂きました。リモートアクセスで調べたところ、確かに兵庫と神奈川県間で通信ができていないようです。弊社から、兵庫に電話したところ呼出ができます。神奈川側が着信できなくなっているようなので、ログを調べたところ通話チャンネルを使い切っている旨のことが記録されています。

電話機の状態を確認しても、電話機は使われていません。SIPサーバーとの接続を切断し、再接続をしても状況は変わりません。

どうも、腑に落ちない現象なのでルーターを再起動することにしました。初期状態を明確にしてから障害対応した方が判りやすいからです。

結果は、この再起動で回復しました。当面は一ヶ月に一度、深夜に自動再起動させることにしました。

これから、バージョンアップもします。インターネットにつながっているヤマハルータは、以下の手順で更新ができます。

[RT58i]# http revision-up go ?
入力形式: http revision-up go [no-confirm]
no-confirm = リビジョンアップの確認を行いません
   説明: HTTPを使用してリビジョンチェックとリビジョンアップを行います
[RT58i]# http revision-up go
新しいリビジョンのファームウェアが存在します
現在のリビジョン: Rev.9.01.36
新しいリビジョン: Rev.9.01.51
更新しますか? (Y/N)Y
ダウンロード中...: 100% ( 3195192/ 3195192bytes)
リビジョンアップ中...

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2016年提供開始予定の4G携帯電話系通信網では通信速度が今のLTEの10倍に

2014-01-24 15:51:58 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
2016年提供開始予定の4G携帯電話系通信網では通信速度が今のLTEの10倍に


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は、次世代の携帯電話系通信網の簡単な紹介です。

2016年提供開始予定の4G携帯電話系通信網では、今提供中のLTEの通信速度の10倍程度になるとのことです。
現在主流となったLTEは2010年に登場しました。すでに「4G」と称して高速モバイル通信をサービス展開しているところもありますが、これは営業的な呼称でテクノロジーの面からは3.9Gです。

テクノロジー的な意味での4G網は、2014年に通信事業者が選定され、2016年前半のサービスインを目指します。
通信速度はいよいよ「G(ギガ)」です。とはいえ、無線系のデータ通信の通信速度は、現場の状況に依存します。そのため、どこでも「G(ギガ)」の通信ができるわけではありません。

しかしながら、今のNTT東西の光ネクストでも標準的な契約では下り200Mbps/上り100Mbpsです。次世代携帯電話系通信網が仮に多くの地域で下り200Mbps程度を提供できれば「光回線並みの通信速度」ということになります。

私の利用者としての感覚は、今のLTE網はADSLの置き換え相当の通信速度です。それでも充分に高速になったので、オンラインの動画再生もできます。また、システムを構築する際の臨時回線にも使うことができています。

今後、さらに高速になることでより高精細な画像をリアルタイムに伝送できるようになり、テレビ放送の通信網として利用することも可能になりそうです。
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オープンソースの基本ソフトNetBSDでローカル・ルーターを作ってみる(1)

2014-01-22 23:57:59 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
オープンソースの基本ソフトNetBSDでローカル・ルーターを作ってみる(1)


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
数回に分けて、オープンソースの基本ソフト「NetBSD」でローカル・ルーターを作ったことを紹介します。今日はイントロダクションです。

オープンソースの基本ソフトはLinuxが代表ですが、Linuxが普及する以前はBDS系の基本ソフトが主流でした。BSD系基本ソフトはネットワークに強いことでよく知られています。では、その強さを生かすために「ローカル・ルーター」を作ってみようと思った訳です。

これまでNetBSDは主にファイルサーバーの基本ソフトとして使ってきました。久しぶりにNetBSDに触れたところ、コンパクトであることを改めて実感しました。一方、インストールする試験用PCは4コアCPUで、8G RAM、SSDは40Gと、とても高性能PCです。

結果、NAPT機能付きの、簡明なローカル・ルーターの試作機ができました。

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事務所のLinux/UbuntuStudio+auひかり回線でIPv6接続を確認

2014-01-20 06:32:35 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
事務所のLinux/UbuntuStudio+auひかり回線でIPv6接続を確認


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は、事務所で使い始めているIPv6について紹介します。

私が事務所で仕事をするときのインターネット環境は、Linux/UbuntuStudioのデスクトップが殆どです。特にWEBを使った調べ事の殆どは、Linux上で行います。Windowsは文書形式の互換性のためにMicrosoft Officeを、電子メールを使うためにMozilla Thunderbirdを使いますが、事務所内のLinuxやモバイルWindowsPCからのリモートデスクトップで使うことが殆どです。

事務所の環境はIPv6を意識したものではありませんが、KDDI auひかりを使った一つのインターネット回線にはIPv6が届くようになっており、その回線に日常使うLinux/UbuntuStudioを繋いでいます。Linux/UbuntuStudioはデフォルトインストールでIPv6が設定され、気づいたらIPv6が動いている状態でした。

IPv6での通信を確認するには、IPv6アドレスを持つWebサイトを訪問するのが簡単です。以下のサイトで動作を確認しました。

■画面上部にConnected Via IPv6またはIPv4表示が現れる
トップページ上部に接続しているIPの種別が表示されます。
http://www.iij.ad.jp
http://www.ntt.com
http://www.kddi.com

■「kame(turtle?)」のアイコンが動く
IPv6の開発に貢献しているkameプロジェクトのトップページの「カメ/kame/turtle」のアイコンは、IPv6接続すると「もそもそ動きます」。
http://www.kame.net

■明示的に接続確認ができる
IPv4でアクセスすると「サーバーが見つからない」と表示されます。何の愛想もありません。IPv6で接続すると、いつもの検索画面が現れます。
http://ipv6.google.com

■自身のIPv4/IPv6アドレスを確認しテストする
IPv4とIPv6両方でアクセス可能で、IPアドレスの状況や接続性確認テストの結果を知ることができます。
http://test-ipv6.com
http://test-ipv6.jp (上記公式国内ミラー)

「IPv4とIPv6で何が違うの?」と言われても「もともと運ぶ手段(通信手段)が違うだけ」なので「利用できるものに違いはない」のです。今はこうしてテストができる程度ですが、今後IPv6対応サイトが増えていき、IPv4+IPv6の時代になっていきます。国内の携帯通信で判るように、IPv4でもアドレス変換により多くのユーザーを接続できます。もちろんIPv4のアドレス変換で一部の通信ができなくなりますが、それを使う方は少なく、既に代替する方法も確立しています。サイト側も一つのIPv4で、沢山のホストを収容できる「マルチドメインホスティング」が使われており「慌ててIPv6対応するまでもない」のです。

IPv6の利用は数年前に行われた、地上波テレビ放送の地デジ化のように一気に切り替わるものではなく、じわじわと増えていきます。IPv6サイトが増えれば、IPv6ユーザーが増えますし、IPv6ユーザーが増えればIPv6サイとも増えます。しかし、IPv6の普及は「人の目」に依存しないM2M(Machine to Machine)Networkの分野から始まると考えています。匠技術研究所では、IPv6でのVPN接続やリモートセンシングから取り組んでいます。
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