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情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

docomoが"PREMIUM 4G"ブランドで下り225MbpsのLTE-Advanceの提供を開始

2015-02-25 23:06:55 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
docomoが"PREMIUM 4G"ブランドで下り225MbpsのLTE-Advanceの提供を開始


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「docomoが"PREMIUM 4G"ブランドで下り225MbpsのLTE-Advanceの提供を開始」です。

docomoが2015年3月27日(予定)より"PREMIUM 4G"ブランドで下り225MbpsのLTE-Advanceの提供を開始し、2015年度中に300Mbpsまで通信速度を高速化します。

LTE-Advance対応の通信機器は、先ずはモバイルWi-Fiルーターの二機種を発売し、その後スマートフォンを発売するとのことです。

この高速化はLTE-Advancedの「キャリヤ・アグリゲーション」により複数の周波数帯の通信を束ねることにより実現します。

docomoのプレスリリース
国内最速となる受信時最大225Mbpsの次世代ネットワーク「LTE-Advanced」を提供
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企業内技術者教育として「ネットワーク入門」をはじめました

2015-02-24 00:17:41 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
企業内技術者教育として「ネットワーク入門」をはじめました


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は「企業内技術者教育として「ネットワーク入門」をはじめました」です。

匠技術研究所では「企業内技術者教育」の開発と実施を行っています。
この度「ネットワーク入門」講座をはじめました。この講座は、ご依頼の技術系会社様と、カリキュラムの検討を行い、演習機材を選定し、教科書の開発、そして講師として講座を実施しています。

この度開講した講座は2日間で、以下の技術要素を演習により体得します。

◯ネットワークの基礎知識
◯IPsec VPNでのWAN接続演習
◯パケットフィルタ基礎演習
◯VLAN基礎演習
◯広域ネットワーク構築演習

VPNによる広域接続からLAN側のVLANによる分割までを講義と演習を通して理解を深めます。もちろん失敗大歓迎です。
2日目後半は、参加者自身が設計したネットワークを実装します。毎回異なるネットワークができる、この最終セッションがとても楽しみです。

今後、クラウドを使ったDBシステム構築、Linuxでのサーバーシステム構築などカリキュラムを広げていきます。ICT技術者教育に関するお問い合わせは、お気軽にPC版表示左側の「お問い合わせフォーム」をご利用ください。
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インターネット通信速度をほぼADSL接続限界で測ってみる

2015-01-10 09:36:31 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
インターネット通信速度をほぼADSL接続限界で測ってみる


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は久々にADSL回線でのインターネット接続速度の紹介です。最近はADSL回線を使うことが極端に少なくなっています。

私の場合は、この回線が無いと仕事ができません。携帯電話系は近隣の地形の影響でどこの通信事業者もつながらないので、インターネットアクセスはこの回線に頼ることになります。

■長崎県東彼杵町でのADSL回線速度
NTT西日本による局舎間距離の情報によると
線路距離:5880m
転送損失:49db
speedtest.netによる伝送速度

PC:Core i7/4G RAM/Windows 8.1 Wi-Fi 11g接続
ルーター:ヤマハ RT56v

ここでの回線速度は570Kbps程度です。yutubeは途切れ途切れになります。

■Ping応答速度
ここの場所から弊社川崎市の事務所へのPing応答は、概ね55-65m secでした。PCを接続している無線LAN区間単独では1-2m sec程度の応答速度なので、pingの応答速度だけでいうと、携帯系モバイルWi-Fi相当ですね。米国とのPingが100-120m sec程度ですから、それほど悪くない状況です。

C:\Users\taniyama>ping xxxx.XXXX.netvolante.jp -n 11

xxxx.XXXX.netvolante.jp [118.***.***.YY]に ping を送信しています 32 バ
イトのデータ:
118.***.***.YY からの応答: バイト数 =32 時間 =55ms TTL=246
118.***.***.YY からの応答: バイト数 =32 時間 =55ms TTL=246
118.***.***.YY からの応答: バイト数 =32 時間 =55ms TTL=246
118.***.***.YY からの応答: バイト数 =32 時間 =55ms TTL=246
118.***.***.YY からの応答: バイト数 =32 時間 =55ms TTL=246
118.***.***.YY からの応答: バイト数 =32 時間 =54ms TTL=246
118.***.***.YY からの応答: バイト数 =32 時間 =56ms TTL=246
118.***.***.YY からの応答: バイト数 =32 時間 =55ms TTL=246
118.***.***.YY からの応答: バイト数 =32 時間 =56ms TTL=246
118.***.***.YY からの応答: バイト数 =32 時間 =55ms TTL=246
118.***.***.YY からの応答: バイト数 =32 時間 =55ms TTL=246

118.***.***.YY の ping 統計:
パケット数: 送信 = 11、受信 = 11、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 54ms、最大 = 56ms、平均 = 55ms

■ADSLの距離と伝送速度の参考資料
NTT西日本の参考情報によると、今回測定した場所は、ADSLを実用的に利用できる限界付近です。
NTT西日本:フレッツ・ADSL(インターネット接続サービス)参考情報
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IPネットワークの通信経路を表示するLinuxコマンドtracepath

2014-10-27 22:02:39 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
IPネットワークの通信経路を表示するLinuxコマンドtracepath


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は「IPネットワークの通信経路を表示するLinuxコマンドtracepath」です。

IPネットワークの通信経路を知るにはtraceroute,tracert(Windows)を使っている方が多いと思います。
tracepathはtracerouteを置き換えるコマンドで、LinuxなどUNIXの影響を受けた基本ソフトで使うことができます。

■同じネットワーク上で内部ルーターの経路と、その経路上のVPNで結果を比較
ルーターが何台つながっているかが判ります。最終目的地のLinuxまで4台のルーターを経由しています。
$ tracepath -n 192.168.0.49
1?: [LOCALHOST] pmtu 1500
1: 192.168.100.1 0.344ms
1: 192.168.100.1 0.404ms
2: 10.10.10.254 0.782ms
3: 192.168.123.1 1.447ms
4: 192.168.0.1 32.313ms
5: 192.168.0.49 31.632ms reached
Resume: pmtu 1500 hops 5 back 5

上記の到達先をVPN経由にしてみます。最終目的地のLinuxまでVPNで結ばれた二つのルーターが見えます。VPNの両端のルーターしか見えず、
VPN区間はMTUに1280bytesを使っていることが判ります。tracepathには発アドレスを指定するオプションはありません。

$ tracepath -n 192.168.125.1
1?: [LOCALHOST] pmtu 1500
1: 192.168.100.1 0.351ms
1: 192.168.100.1 0.366ms
2: 192.168.100.1 0.427ms pmtu 1280
2: 192.168.125.1 19.262ms reached
Resume: pmtu 1280 hops 2 back 2
$
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Ubuntuでiproute2を使いブリッジを作成し固定IPを設定する

2014-10-24 20:55:32 | 通信ネットワーク
匠技術研究所Ubuntuでiproute2を使いブリッジを作成し固定IPを設定する


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「Ubuntuでiproute2を使いブリッジを作成し固定IPを設定する」です。ネットワークのテストで、Ubuntuをルーターとして使うために、LANインターフェイスを増やす必要が生じたので、テスト的にUbuntuの中にブリッジインターフェイスを作りIPアドレスを与えます。期待通りに動作したら、物理的にイーサーネット・カードを増やします。

■ブリッジインターフェイスをコマンドで作成する
$ sudo ip link add br0 type bridge # ブリッジbr0を作成する
$ sudo ip link set br0 up # ブリッジbr0をUPする
# ブリッジbr0にアドレスを設定する
$ sudo ip addr add 192.168.125.1/24 broadcast 192.168.125.255 label br0 dev br0

■動作確認
1.インターフェイスを表示する
$ ip addr show
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
inet 127.0.0.1/8 scope host lo
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 ::1/128 scope host
valid_lft forever preferred_lft forever
2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000
link/ether d8:d3:85:77:d9:55 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
inet 192.168.0.49/24 brd 192.168.0.255 scope global eth0
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 fe80::dad3:85ff:fe77:d955/64 scope link
valid_lft forever preferred_lft forever
3: br0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc noqueue state UNKNOWN group default
link/ether 0a:43:54:42:71:69 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
inet 192.168.125.1/24 brd 192.168.125.255 scope global br0
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 fe80::843:54ff:fe42:7169/64 scope link
valid_lft forever preferred_lft forever

2.Pingで導通確認をする
$ ping 192.168.125.1
PING 192.168.125.1 (192.168.125.1) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 192.168.125.1: icmp_seq=1 ttl=64 time=0.034 ms
64 bytes from 192.168.125.1: icmp_seq=2 ttl=64 time=0.040 ms
64 bytes from 192.168.125.1: icmp_seq=3 ttl=64 time=0.042 ms
64 bytes from 192.168.125.1: icmp_seq=4 ttl=64 time=0.040 ms
^C
--- 192.168.125.1 ping statistics ---
4 packets transmitted, 4 received, 0% packet loss, time 2999ms
rtt min/avg/max/mdev = 0.034/0.039/0.042/0.003 ms

3.iptables(Linuxファイヤーウオール)が設定されないことを確認する
$ sudo iptables -L
Chain INPUT (policy ACCEPT)
target prot opt source destination

Chain FORWARD (policy ACCEPT)
target prot opt source destination

Chain OUTPUT (policy ACCEPT)
target prot opt source destination
takumi@ubstudio:~$ ping 192.168.125.1

4.br0を実インターフェイスに接続する
$ sudo ip link set eth0 master br0
$ sudo ip link set $slave nomaster

5.br0を削除する
$ sudo ip link delete br0

6.br0を操作するip linkコマンドのhelp
$ sudo ip link help
[sudo] password for takumi:
Usage: ip link add [link DEV] [ name ] NAME
[ txqueuelen PACKETS ]
[ address LLADDR ]
[ broadcast LLADDR ]
[ mtu MTU ]
[ numtxqueues QUEUE_COUNT ]
[ numrxqueues QUEUE_COUNT ]
type TYPE [ ARGS ]
ip link delete DEV type TYPE [ ARGS ]

ip link set { dev DEVICE | group DEVGROUP } [ { up | down } ]
[ arp { on | off } ]
[ dynamic { on | off } ]
[ multicast { on | off } ]
[ allmulticast { on | off } ]
[ promisc { on | off } ]
[ trailers { on | off } ]
[ txqueuelen PACKETS ]
[ name NEWNAME ]
[ address LLADDR ]
[ broadcast LLADDR ]
[ mtu MTU ]
[ netns PID ]
[ netns NAME ]
[ alias NAME ]
[ vf NUM [ mac LLADDR ]
[ vlan VLANID [ qos VLAN-QOS ] ]
[ rate TXRATE ] ]
[ spoofchk { on | off} ] ]
[ state { auto | enable | disable} ] ]
[ master DEVICE ]
[ nomaster ]
ip link show [ DEVICE | group GROUP ] [up]

TYPE := { vlan | veth | vcan | dummy | ifb | macvlan | macvtap |
can | bridge | ipoib | ip6tnl | ipip | sit | vxlan |
gre | gretap | ip6gre | ip6gretap | vti }
$
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Y! mobile PocketWiFi 305ZTを使い始める-第一印象

2014-10-16 23:52:36 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
Y! mobile PocketWiFi 305ZTを使い始める-第一印象


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は、使い始めた「Y! mobile PocketWiFi 305ZT」の第一印象です。

この「Y! mobile PocketWiFi 305ZT」の特徴は、何といっても「キャリアアグリゲーション」で、複数の通信事業者と同時に通信をして、通信回線を束ねて使うことができます。そのため論理的な最高速度が、下り165Mbpsになります。

匠技術研究所のセミナー会場内で、まずは速度測定をしてみました。


必要十分な速度です。社内の無線LANのような速さでネットアクセスできることが判ります。

引き続き、紹介していきます。
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汎用LinuxクラウドサーバーとヤマハルーターをVPN接続する

2014-10-14 07:53:25 | 通信ネットワーク
汎用LinuxクラウドサーバーとヤマハルーターをVPN接続する


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「汎用LinuxクラウドサーバーとヤマハルーターをVPN接続する」です。

汎用のクラウドサービスを使って、社内のサーバーを物理的に安全な場所に置きたいことは、よくあります。プライベートクラウドと呼ばれ、特定利用者、一般には社内にいる方のみアクセスする形です。クラウドにあるサーバーには、社外からはアクセスできないように、ネットワーク的に社内に閉じ込めてしまいます。

匠技術研究所では、このようなクラウドサーバーの構築と運用を2010年以降、積極的に行ってきました。VPNを構成する方法は、適材適所で選択しています。一つの方法だけでなく、システムの目指すことに合わせて、接続方法を選択し、安定したシステムの運用を目指しています。

その一環として、とても沢山使われているヤマハルーターと汎用のLinuxクラウドサーバーのVPN接続サービスの提供を11月より開始します。さらに、汎用のLinuxクラウドサーバーの中で仮想Linuxサーバーを稼働させ、複数のLinuxアプリケーションを、簡明な仮想Linuxサーバー毎に提供する形をとります。もちろんクラウドサーバーが複数ある形も、作ることができます。

引き続き、紹介していきます。
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070MNP/SMS開始に伴いWILLCOM電話機のファーム更新が必要に

2014-10-01 13:54:59 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
070MNP/SMS開始に伴いWILLCOM電話機のファーム更新が必要に


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は、070MNP/SMS開始に伴いWILLCOM電話機のファーム更新が必要になったことの紹介です。

070電話番号は、PHS専用とされていましたが、090、080だけでは不足が予想されるために、いわゆる携帯電話、スマートホンへの利用拡大がされ、発行が始まっていました。さらに、2014年10月1日よりMNPが可能になり、070番号をdocomo、au、SoftbankなどPHS以外の携帯電話、スマートホンに移すことができます。

また、同時に070PHSに閉じていたSMS機能が080,090も含めて利用可能になりました。これは、私も待っていた機能です。

それに伴い、WILLCOMの電話機のファーム・ウエアの更新が必要です。WILLCOMをご利用のかたは、必ずご確認ください。
「機能設定」-「ソフトウエア更新」-「更新開始」

■アップデート中の端末
早速、手元の電話機のバージョンアップを行いました。

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事務所のISDN電話回線をひかり電話に移行しました

2014-09-26 08:04:36 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
事務所のISDN電話回線をひかり電話に移行しました


こんにちは。いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は「事務所のISDN電話回線をひかり電話に移行」したことを紹介します。

2002年に開設した匠技術研究所の電話回線をISDNからひかり電話に移行しました。このISDN回線は、ISDNをご利用のお客様のために、継続して使っていたものです。FAX回線は2年ほど前に先行して光回線に移行しています。

もともと、ヤマハルーターRT57i、58iで長年運用してきましたが、ISDNの移行に伴い、こちらも運用終了です。ひかり電話回線のFAXをRT58i、NVR500を使ってIP延長し、受信は一ヶ所、発信は複数箇所でできるようにしています。

■IP延長機器構成イメージ

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Linux/Ubuntu Studio/OpenVPNによるL2VPN(Bridge)の紹介-何故ルーターではなくLinuxか

2014-09-23 17:12:33 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
Linux/Ubuntu Studio/OpenVPNによるL2VPN(Bridge)の紹介-何故ルーターではなくLinuxか


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日はLinux/Ubuntu Studio/OpenVPNによるL2VPNの紹介の第一回です。
匠技術研究所では、Linuxを使ったVPN構築に取り組んでいます。

■何故Linuxか
私たち匠技術研究所はヤマハルーターによるVPN構築を手掛けてきました。VPN以前からすると約20年間中小規模のネットワーク構築に携わってきています。長年の実際のネットワーク構築の中で、市販ルーターでは構築できない、あるいは実現が難しいネットワークの構成に出会っています。その部分を埋めるためにLinuxでのネットワークを併用しています。

今回の構築では、L2VPNが必要です。すでに、2010年にEMobileとフレッツ光ネクスト回線を使ったLinux/OpenVPN/L2VPNを臨時回線として安定運用した実績がありこのブログでも紹介しています。この「極めて安定した」運用実績を基にL2VPN接続を実現します。LinuxでのL2VPN装置は、設定を変更することでルーターにもなります。将来的なネットワーク変更にも柔軟に対応することができます。

Linux/Ubuntu OpenVPNでの東京-横浜ブリッジ接続は順調

Linuxでの実装を採用する大きな理由の一つが、PCアーキテクチャを採用する小型低消費電力PCの登場です。今回も低消費電力の超小型PCを採用します。オールインワン設計により、追加するパーツもありません。長期間に渡り運用する部分に最適です。

今回は、LIVA/SoCミニPCにUbuntu Studio 14.04.1 LTSをインストールしてOpenVPNを導入します。


■ルーターは使わないのか
インターネットを終端しているルーターはヤマハルーターです。その配下のプライベートIPのセグメントを、同一セグメントとして別の建屋に延長する必要があります。同一セグメントが必要な理由は簡単で、そのセグメント上で使っているソフトウエアがセグメント越えに対応していないのです。一般的なルーター機能でのセグメントを超えるVPNもテスト済みで、期待したようにアプリケーションが動きませんでした。また、VLANが組まれ、セグメント相互のセキュリティをフィルターで制御しています。この構成に大きな影響を与えることはできません。そこで、該当するセグメントに中継装置を置いて、別の場所まで延長します。

次回は、実装試験の様子です。
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「2015年携帯電話SIMロック解除」の影響について

2014-06-30 08:05:12 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
「2015年携帯電話SIMロック解除」の影響について


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は「2015年携帯電話SIMロック解除」の影響について考えてみます。

各社の報道によると、総務省より携帯電話事業者によるSIMロックを2015年に解除する方針が示されるとのことです。

国内の多くの携帯電話機は携帯電話事業者から「SIMロック」状態で販売されています。
そのため、異なる携帯電話事業者のSIMを取り付けても、電話など通信はできません。近年一部の「SIMフリー」携帯電話端末が登場しており、その機種であれば異なる通信事業者のSIMを使うこともできますが、全機能を使うことができるかどうかは判りません。

今後、SIMフリーになることで、端末メーカーのブランドで端末が販売され、SIMを通信事業者から購入することになります。これは海外では一般的な利用形態です。こうすることで、メーカーは大量生産の効果を得ることができ、コストダウンにつながり、利用者も自分の利用形態に合った通信事業者を、気に入った携帯端末で使うことができます。

実際には、携帯電話がスマートホンに変わるにつれ、スマートホン上で別のIP電話回線を使うことができるようになっています。IP電話回線はもともとSIMロックの概念がないので、機種や通信事業者を変更しても、同じ番号を使い続けることができます。まだIP電話回線が使いやすいとは言えませんが、通信状況や端末の性能向上で、よりよい通信環境が実現することは間違いありません。

すでにモバイルWi-FiではSIMロックが外れ始めており、「SIMロックによる囲い込み」より需要を増やす方向に進んでいます。利用者からは、利用形態に合わせて、安価な契約料でSIMを使うことができるようになりました。利用者側からも選択の多様化と、コストダウンが始まっています。

SIMロック解除により、携帯端末メーカーも自社ブランドを押し出した販売戦略をとることができます。携帯通信事業者5種類の開発から一種類の開発へと開発・生産・サポートの一本化が進みます。激しい価格競争の中で、一本化による効率化はむしろ待ち望んでいることです。

今後の通信事業者は、端末競争の時代が終息に向かい、通信品質とサービス品質での競争の時代になります。docomoのSIMを使いながら、auのサービス(アプリ)を使い続けられるような時代へと変わっていきます。
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山陽新幹線で新岩国~広島間の携帯通話が改善されたとのことです

2014-06-03 17:12:23 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
山陽新幹線で新岩国~広島間の携帯通話が改善されたとのことです


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は、山陽新幹線で新岩国~広島間の携帯通話が改善されたことを紹介します。

山陽新幹線内の情報によると、新岩国~広島間の携帯電話の通話が改善されたとのことです。山陽新幹線車内では、公衆無線LANを使うことができません。今日のこの投稿はEMobileのPocket Wi-Fiを使っています。新幹線車内での携帯電話の通話が改善されると、インターネット接続も改善されると思います。最近、話題に上るVoLTE(Voice Over LTE)の時代になるとデーター通信網が切れることは、通話が切れることにつながるので、先行的な設備投資なのかもしれません。

山陽新幹線は、高速移動に加え、トンネルも多いので通信環境にとっては、とてもたいへんです。docomoとEMobieを区間に応じて使い分けています。

今日の新幹線は修学旅行の女子学生と同じ車両です。たいへん賑やかです。先生が時々指導なさってますが、そのうち笑い声が大きくなってしまっています。下車準備が始まりました。
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東海道/山陽新幹線N700の中で無線LAN接続

2014-05-30 23:30:42 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
東海道/山陽新幹線N700の中で無線LAN接続


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
金曜日最終の今日の新幹線の自由席はほぼ満席です。
東海道新幹線N700ののぞみ車両なので、公衆無線LANアクスを利用しようとしていますが、混んでいるのかなかなかつながりません。つながると、事務所へのリモートデスクトップも、まったり感は強いもののメールを読むなど、参照系の仕事はできます。

新大阪出て、以西の山陽新幹線区間に入るとモバイルWi-Fiでつなぎます。今日は、たまたま電池の残量が多いEMobileでの接続です。トンネル区間や人が少ない地域ではつながらないこともあるものの、概ね仕事ができています。

新幹線が良いのは、閉鎖環境で仕事ができることですね。特に電源がある列車だと、電池切れを心配すること無く仕事ができて、とっても便利です。インターネットが切れている間にマインドマップを書いたり、メールの返信を書けば良いのですから。私にとっては仕事でも大きな影響はありません。
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私のネットワーク作りのコンセプト(1)ーネットワーク作りは体育系

2014-05-19 23:53:26 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
私のネットワーク作りのコンセプト(1)ーネットワーク作りは体育系


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回から、何度かに分けて私のネットワーク作りのコンセプトを紹介します。

この世の中には「全く同じネットワーク」は存在しません。すなわち全てのネットワークは異なっています。さらに、ネットワークは「生き物」で時間の経過と共に姿を変え続けます。ネットワークは変化し続ける存在であり「今日の姿」が、未来永劫同じではないのです。これは、ソフトウエア・システムとも相似です。

ネットワークを企画・設計・実装する人は、各ネットワークの差に影響されることのない「役に立つネットワーク」を作る必要があります。その違いを現場で見いだし、合わせ込みを行う必要があります。既にお気づきになったと思いますが「ネットワークを作る仕事」は「経験の積み上げ」なしではできない、きわめて「体育系」的仕事なのです。

■私が使うヤマハルーター
ヤマハルーターを使って1995年から、数え切れないほどのネットワークを作ってきました。

ヤマハルーター初代機RT100i。フロッピーは大きさの比較のため。

つづく。
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自宅無線LANの802.11nでの2.4G帯と5G帯の通信速度の比較-2014年4月27日版

2014-04-28 05:10:13 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
自宅無線LANの802.11nでの2.4G帯と5G帯の通信速度の比較-2014年4月27日版


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は、自宅無線LANの802.11nでの2.4G帯と5G帯の通信速度の比較です。
2014年4月27日と4月28日に測定しました。インターネットの特性上この比較は厳密なものではなく、おおよその通信速度を参考までに紹介するものです。

自宅内では、無線LANを常用しています。2.4G帯は近隣のアクセスポイントも沢山在ります。一方5G帯は他のアクセスポイントは検出されません。

はじめに、同じアクセスポイントの有線LANでの測定速度です。フレッツ光ネクストの性能が良く出ています。100Mbpsまでの簡易測定でお世話になっているUSENスピードテストでは、この速度は測定できません。

■フレッツ光ネクストでの有線接続通信速度



次に、無線アクセスポイントとPCの無線リンク速度は以下の通りです。無線リンク速度は無線区間が実現可能な通信速度です。この速度より速い通信はできませんが、通速度は通信している無線の状態とアプリケーションに依存するので、この速度より遅い速度で通信します。また、実際には時々刻々と変化しています。

■無線区間のリンク速度と実通信速度
2.4G:リンク速度=130Mbps,通信速度=21.6Mbps


5G:リンク速度=300Mbps,通信速度=65.2Mbps


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