ケンのブログ

日々の雑感や日記

雨降り

2020年02月22日 | 日記
今日は大阪の僕が住んでいる地域は午前中かなりまとまった雨が降った。
ずっと傘を指して歩いたのは久しぶりのように思う。
やはり濡れた傘を建物の中で閉じ外で開きを繰り返して歩くのは面倒だなと思う。


低賃金からの脱却

2020年02月21日 | 日記
今日の新聞を見ているとイギリスはEU離脱によってヨーロッパ、特に東ヨーロッパからのやすい労働力への依存をやめようという動きになっているという主旨のことが書いてある。

やすい労働力は例えば農作物をパックに詰めたりそういう単純な労働に従事することが多い。それよりも一定のスキルを持つ労働力がイギリスに入ってきてテクノロジーの発達や自動化を推し進めるべきという議論が出ていると記事は指摘している。

しかし、そういうことが起これば特に顧客のためのサービスの質は低下し結局はイギリスの経済は落ち込むことになるという主張も同様に出ていると記事は述べている。

本当に日本の国内の状況を見てもイギリスで議論になっていることがなんとなくわかるような気がする。
それだけ経済とか人の流れの動きがグローバルに連動している時代なのだと思う。

かつての産業革命が企業の巨大化、植民地の拡大を招き、それは戦争にもつながっていったという指摘がある。

今も言ってみればテクノロジーやITを主体とする産業革命の時代なのだと思う。日本でもITの巨大企業が押し寄せ、アメリカでもIT企業への情報や資金の集中は問題視されるようになっている。

本当に時代の変革期なのだなとしみじみと思う。

イギリスでも自動化によるサービスの低下ということが指摘されていると言うけれど、日本でも接客業務はマニュアル化し本当にお店の人と話していてもかつてよりも対応が機械的になったなと思うことはしばしばある。

自動化でコストをカットすることが大切と言ってもコストをカットしてものが低価格になってみんながそれを求めるようになると低価格のものしか売れなくなって結局経済の縮小を招いてみんなが苦しくなりかねないようにも思う。

本当に産業の構造が変わる時代は何が起きるかわからないという不安がある。良い方向に行くようにと切に願いたいと思う。

手洗いも人それぞれ

2020年02月20日 | 日記
コロナウイルスの流行が続いてやはり気になっている。今日も感染者が出たというニュースを毎日見ているとやはりきになってしまう。

僕の好きなラジオのパーソナリティの方が流水で手洗い30秒というのを結構推奨しておられたので僕もできるだけそれを心がけている。

実際にやってみると30秒って結構長くてずっと流水で洗い続けていると今の時期だと20秒経過したくらいで手がキーンと冷たくなってくる。そこから10秒我慢という感じで30秒になる。

駅のトイレで30秒というのは家でやるよりも時間の感じ方が長く、実際、駅のトイレで30秒も洗う人はほとんどいない。(男の場合)

駅はみんなが急いでいるせいもあって30秒も手を流水で洗っているとあの人潔癖症ちゃうかと思われるような感じになる。

実際に駅で試してみるとそのあたりの感覚はわかっていただけると思う。特にトイレが混んでいるときに30秒も洗っていたらヒンシュクかもしれない。

実際、僕も駅のトイレでは20秒程度にとどめている。それでも相当長い方だと思う。今日、私鉄のある駅で小便をして、20秒くらい手を洗っている間に大便をする個室から人が出てきて僕の方をちらっと見て手を洗わないで出ていってしまった。

僕も手を洗い終わってトイレの外に出るとその人はゆうゆうと駅のコンコースを歩いていた。コロナウイルス流行の今、一方でマスクをしないと不安になる人からトイレで手を洗わなくても平気な人までやはり感じ方には個体差がでるなと思う。

ただ、その手を洗わなかった人は体格がよくて、この時期でも半ズボンで、なんか免疫力は強そうに見えた。

マスク不足の今、マスクは風邪を引いた人が優先的に使えばいいような気が僕にはするのだけれど。ウイルスとか二酸化炭素とか電磁波とかは、目に直接見えるものではないのでどれが正しいただちに確実に知ることはできないなと思う。

トランプ大統領来日か

2020年02月19日 | 日記
アメリカのトランプ大統領が安倍首相からオリンピックの時期に東京に招待されていて検討中という記事が出ていた。安倍さんが首相になってから外交できな根回しが本当に多くなったと思う。

こういうことができるのも政治家ファミリーに生まれたおかげなのだろうか。その世界の知識が全くないけれどなんどなくそうなのかなと思ってしまう。

話題性はあっていいと思うけれど警備が大変だろうなとついそのことを考えてしまう。

前回の東京五輪のときは新幹線開通、文字通りあの当時は夢の超特急だったけれど今回のオリンピックに伴う夢はなんなのだろうと思ったりする。もちろんオリンピックの成功を祈っているけれど。

ベルナルド ハイティンクのブルックナー

2020年02月18日 | 音楽
僕は音楽全般が好きだけれどとりわけシンフォニー つまり交響曲を聴くのが好き。

最もよく聴く作曲家はベートーベンでこれは中学生の頃から一貫して変わっていない。

ベートーベンの次に聴く頻度が高いのはショスタコーヴィチとシベリウス。そして、その次くらいがきっとブルックナーなのだと思う。

しかし、それでも僕の場合、今、列挙した上位三人の作曲家の交響曲を聴くことが圧倒的に多いのでブルックナーはごくたまにということになってしまう。

ところが今年に入ってちょっとしたことがきっかけでブルックナーを以前より頻繁に聴きたくなった。

それでブルックナーのCDということなのだけれどたぶん15年以上昔にオイゲンヨッフム指揮ドレスデンシュターツカペレの交響曲全集を買って、これでいいと思ってきた。

ブルックナーの交響曲全集では定盤と言われているものの一つだし、弦の音はなめらかでまずます気に入っていた。

ところがいざもう少し高い頻度でブルックナーを聴いてみようと思いヨッフムの全集を聴いていくとちょっと僕にとっては気になるところが出てきた。

僕は気にしだすと気にしてしまうところがあって、いやあ気になるなあ、やっぱりブルックナーも別の指揮者の全集を持ったほうがいいなと思った。

僕が気になった点はまず加速。ブルックナーの場合曲が長大なのでやはりヨッフムさんに限らず加速で演奏効果を出す指揮者は多い。

ヨッフムさんの演奏では例えば交響曲第9番の第一楽章の第一主題の提示がが始まってしばらくすると大きな音楽的頂点に向かってどんどん加速していくところがある。

そこは他の指揮者も加速していることはあるのでヨッフムさんが特別というわけではないのだけれど僕の感覚ではこの加速ちょっとやりすぎと思ってしまう。

加速のし過ぎで逆にちょっと軽薄になってしまっているようでここを聴くとなんともやりきれない気持ちになってしまう。

ちなみに確かカラヤンも交響曲第9番の開始直後の音楽的頂点でかなり加速していてその昔その録音を聴いてすっかりカラヤンのブルックナーを聴く気がうせてしまった。

そのころの僕はまだ若かったのでカラヤンはここでこんな加速をするような演奏スタイルだから朝比奈隆さんに皮肉を言われたりするんだなと象徴的に思った。やはり軽薄に聴こえることは僕にとって否めないから。朝比奈さんがカラヤンのことを皮肉っているのはなにもブルックナーの演奏を皮肉っているわけではないので象徴的に思ったということにしておく。

ちょっと話がカラヤンで脇道にそれてしまったけれどブルックナーの9番ほどスピリチュアリティの高い曲で加速による盛り上げの度が強すぎるのは興ざめということなのだと僕は思った。

一箇所そういう盛り上げ方の違和感を覚えると連鎖反応で他の曲の演奏の盛り上げ方まで気になってしまったりする。

全集で交響曲をそろえるというのはそういう面もあると思う。

もうひとつ僕が気になったのはときに金管の強奏が耳にうるさいと感じられること。過去にはギュンターヴァントさんの録音を聴いてそれを思ったことがあるけれどヨッフムさんでもなんか気になってしまう。

気にしだすと気になってしまうということで他の指揮者の全集を調べてみた。

すぐにでも買えそうな全集は意外にも少ないことに気づいた。まあ、規模のおおきな交響曲だし録音も難しいだろうしそんなに全集を出しても売れないだろうし、わかる気はするのだけれど。

そんな中でタワーレコードがハイティンクさんとウイーンフィルのコンビで交響曲3,4,5,8番 ロイヤルコンセルトヘボウとのコンビで7,8,9番のセットをかなり宣伝していることに気づいた。

合わせてロイヤルコンセルトヘボウとの旧録音を思しき全集も出ていたけれど1番2番6番は全集でもっていてもそんなに聴かないし、これはウイーンフィルと、コンセルトヘボウで3,4,5,7,8,9番がそろえばそれで十分と思った。

それでネットに出ていた商品番号をひかえてタワーレコードに行ったら店員の方がそれなら在庫ありますと言ってくれた。隣の街のタワーレコードは今やネットショップにおされて僕の出身地の田舎町と同じくらいの小さな売り場面積になっているのでブルックナーのシリーズなんてあるわけないと思ったら運がよかった。

店員さんが在庫とってまいりますと言ってくれたけれど、在庫があるなら自分で見ますと言って売り場で商品を見せてもらった。演奏時間で他の演奏家と比較すると比較的おそいテンポであるようだ。その一点に望みをかけてこれは思い切って買おうと思った。店員の方も手際よく対応してくださって嬉しかった。

家に帰って聴くと問題の加速のところは僕にとっては程よいものになっている。金管のうるささもあまり気にならない。音量が少ないというよりも響きが分厚いのでうるささが気にならないという方が適切と思う。同じ音量でも響かせ方で耳に与える印象が全然違う。それに録音のバランスも工夫されているのだと思う。

演奏を聴いているとハイティンクさんって賢いというか思慮深い指揮者なんだなと思う。どこでそう思うかというのは言葉ではかけないけれど。

20世紀後半の大指揮者で例えばカラヤンは何をやってもテンポは概して早め、ショルティさんは概して遅めというのはあると思う。

ハイティンクさんはベートーベンに関してはこの年代の指揮者ではやや早めだと思う。それに対してショスタコーヴィチ、ブルックナーはやや遅め。そういう表現の使い分けというのも僕にとってはハイティンクさんの引き出しの多さのように感じられる。

ブルックナーに関しては遅めでありながらもっぱら荘厳さを醸し出すことに主眼を置くというのとはちょっと毛色の違う演奏であるようだ。

遅いテンポでもリズム感が感じられるというところがすごいとおもう。

あと、ウイーンフィルって特にブルックナーのような曲を演奏するときはまったり感の出るオーケストラだと思うけれど、ハイティンクさんが指揮するとそれがあまり表に出ない。程よい引き締まり感がある。音をよほど整理してならさなければこうはならないように思う。今の僕にとってはいい演奏だなと思う。これが全てというわけではないけれど。