ひとりごつ

ラヴ・ピース・フリーダム

シベリア鉄道

2011-02-06 03:20:32 | 東亜旅行
キエフのたけ坊です。

今日は射撃ツアーに行きまして、明日はチェルノブイリツアーとゆうことで。

また地元の人との絡みが多少あったり、同宿者が増えたりで少しテンションアップです。



さて旅日記の続きです。

夜まで北京のホテルのカフェでネットをして、時間になったので出発。

そういやホテルのトイレに寄ったんですが、おっきい荷物を抱えるおれにトイレ掃除のおっちゃんが至れり尽くせりのサービス。

チップで適当なお金をあげたらトイレットペーパーを餞別にくれました、ありがたい笑


そいで列車に乗り込んだんですが、コンパートメントは四人乗りながらなんと二人きり。

白人が中国語かなんかで「モスクワ?」とか言ってて、おれはてっきりロシア人かと思ったんですがなんと米国人。

彼は同い年のリチャード君で、スタンフォードで言語学のマスター一年目。

研究の一環でチャイナへ半年留学して、それが終わったのでちょいとロシアに足を伸ばそうとしてるとのことでした。

今まで散々会ってきた米国人ってことでちょっとがっかりしたんですが、このリチャードがなかなかいいヤツで彼とグダグダ過ごした六日間はなかなか楽しかったです。

はい、冬季シベリア鉄道の旅なんてただ六日間グダグダするだけなんですわ笑


夕方には西に日が沈む。



朝には東から日が昇る。




基本的にこれの繰り返しで、あとはたまに駅に止まってキヨスクで飲み物や食い物を買ったり。

そういや一回東シベリアのある駅で町まで出て覗いてみたんですが、こんな車が意外と多かったです。


この車がなんだってゆうとですね、右ハンドルなんです。

おれが知ってる限りで車が左通行なのは英国と日本。

ロシアも当然ながら右通行なので左ハンドルが当たり前のはずです。

おそらくこれらは日本からの中古車なんじゃないのかなと推測しています。


風景もあんま変わんないです。

雪原が広がり、細い白樺なんかがでーっと続いてて。

たまにスパイス的にロシアな村が見えたりするんですがね。




ただ一個だけ楽しみにしてたのが世界遺産でもあるバイカル湖の風景。

バイカル湖は世界で最も水深があり、世界で最も透明度が高いことでも有名です。

まぁ当然ながらおれが見たバイカル湖は氷結しきっていました。



これはこれで圧巻ですね。

ジープが走ってたり氷もかなり分厚いみたいですし、モスクワで会ったスウェーデン人によると犬ぞりで遊んだりできるそうです。

遠くから見ただけってんではちょっと寂しいんで、ある駅のホームでおばちゃんからバイカル湖産の魚を干して何かに漬けたヤツを買って食いました。



しょっぱい…。


そうそう、食い物はほとんど食堂車で食いました。

おれはキヨスクで適当なもん買って食ってもよかったんですが、リチャードに誘われて通いました。

ぶっちゃけ量少ないのにお値段が日本並みの高さとゆうことで多分客はおれらぐらいしかいませんでした。

その分食堂車のコックもウェイターも言葉わかんないながら親切にしてくれました。

ロシアンな食べ物だと独特の酸味がある黒パンとか


ボルシチとか


ビーフストロガノフとか




シベリアって言えば寒いことで有名ですよね。

もちろんもっと寒いとこはあったんですが、温度計があるところで一番寒かったのはズィマ駅、-28℃。



リチャードのヒゲも凍り付きました笑



シベリア鉄道のガイドブック、日本語でも英語でもそうですが、同乗するロシア人と親しくなっていろいろ振る舞ってもらえるとか書いてあるじゃないですか。

おれらはオフシーズン過ぎで人が少なく、コンパートメントも完全に外人枠。

とゆうわけでロシア人とは食堂車の人や車掌さん以外と絡みがほとんどなかったんですが。

やたら懐いて隣の部屋からちょくちょく遊びに来てたのがコイスチャとゆう男の子。


お陰で車をロシア語でマシーナとゆうんだと学びましたね。

ってかなぜか子供とイヌにはどこ行っても好かれるんですねおれ、なんか臭うのかな。



まぁそんな食っちゃ寝、子供と遊んで本読んで、たまに駅で寒さを体感して。

そんな六日間でした。

物凄く長かったけど、あっとゆう間といえばそうでもある。

不思議な時間の流れを経験できました。

まぁもう一回乗りたいかと言えばイヤですが笑


次回はモスクワに着いてからの旅日記です。