きょう3月6日は、暦に啓蟄(けいちつ)とあります。
冬ごもりの虫さん達が春めいてきたので、動き始める日みたいですが、「風邪引けってのか?」と怒られそうに寒いんで裏切りでしょうか。
北陸以北の猛烈な状態にはほど遠い、波も落ちている程度時折、雪チラの陽も射したりと変なとにかく寒い天気です。
この年度末もしかりなら、行事や異動に伴う宴席が年間を通じて数多く催行されます。4月から出費大、飲み溜め無理。
参加時払いのほか後払いの会費制だとかは、お金は持参だけで袋書きする必要はありません。主役でない限り。
たとえば、全部出席できなくて、『気持ちだけ』その会へお金を包むときがあります。
そんなとき、のし袋とか白い封筒になんて書こうか迷いますね。日本の礼儀ってややこしいですよね。
通常、袋書きの「寸志」は、上から下もしくは横から横ぐらいの関係に使用したらいいらしい。
したがって、下の者の位置づけなら上の人へ出すべきじゃないのです。
金額も多くなく大それたお題目は付けず、上の人への場合は、「松の葉」「松乃葉」(白封筒でも熨斗袋でも可)がベストじゃないでしょうか。
主賓となる方が出席し会費相当以上出す場合、上からなら「寸志」「薄謝」でも十分ですし、同僚以上なら「御礼」とかがマッチングしています。
幹事さんとか進行係が宴席の途中に紹介する場合、「寸志をいただいています。」って方が居ますがまちがいです。
最初から、わずかな気持ちをいただいてるでは失礼ですよね、「多大(過分)なるご芳志(ほうし)・ご厚志かお心遣いをいただいております。」正解。
金一封の場合は、それなりの額が入っているという意味合いからもちろん、上のとおりのほか「金一封」と紹介でも間違いじゃないようです。
因みにわたしは、金一封を「わずか」のきんともじって「僅一封」で書いて出したりしてました。笑。
お酒を出す場合とかもお悩みでしょう?
上司がいたり、主役の自分が出したりでも「粗酒」が一般的かも知れません。「寸志」「御礼」は、既出と同じ使い方でいいと思います。
どうか、また、「粗酒をいただいてますとか。」言ったりしないよね。(お酒を持ち込める席でのお話しもしくは、そこでの提供)
上下関係を特別重んじる席では、大切な取り計らいですが笑って済ませるのも「宴会」ならではじゃないでしょうか。
それから、わたしは宴会に出られないときやお茶代にと、ひらがなでたて2列ずらし書きに「わずかばかり」とアレンジしたりしてます。
まだほかには、「感謝」とか「心づけ」とか使ってみたいなと思います。
結婚関係の「寿」と法要関係の「志」は、今回の中には使われないことが肝要です。
私的な(ステキな?)意見も入ってますので、これじゃなきゃダメよじゃないのでご参考になればまで。
◎ 熟熟余談(つらつらよだん- 本日の日めくり 四字熟語 )
「 当意即妙 」(とういそくみょう) : 即座に、場に適かなった機転を利かせること。気が利いていること。また、そのさま。
▽「当意」はその場に応じて、素早く適切な対応をとったり工夫したりすること。
仏教語の「当位即妙」(何事もそのままで真理や悟りに適っていること。また、その場の軽妙な適応)から。
(資料映像)