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☆ ヒートショック現象って何?

2016-01-29 07:48:44 | 日記
「ぶらり車イス紀行」  その661
☆ ヒートショック現象って何?


 近頃、『ヒートショック現象』という言葉が話題になっている。今ま
で『ヒートアイランド現象』や『ヒートテック』などの『ヒート』と言
う言葉が出回っていたが、ここに来て、『ヒートショック現象』という
新しい言葉が出てきた。

 なぜ話題になっているかと言えば、高齢者が死亡する原因の4分の1
が『ヒートショック現象』によることが明らかになったからである。そ
の数も1万人を超え、それが、2013年の交通事故死の少なくとも2
倍になっているとか、病死と判断されている方の中にも、多くの『ヒー
トショック現象』の患者が含まれていると言われており、だから、実際
の数はもっと多いと言われている。

 『ヒートショック現象』とは、家の中の急激な温度変化により、その
温度差で血圧が上下に大きく変動し、結果、失神や心筋梗塞、不整脈、
脳梗塞などの身体へ健康被害を起こす。典型的な例として、入浴時に急
激な血圧低下により失神をおこし、溺れて死亡するケースである。この
浴槽内溺死が起こる8割以上が、高齢者と言われている。だけど、この
多くの原因は、熱い湯に首まで浸かる日本人の入浴文化によるものと言
われている。

 これに対し、消費者庁は『冬場に多発する高齢者の入浴中の事故に御
注意ください!』と注意喚起している。

 『ヒートショック現象』は、体全体が露出する入浴時に多く発生し、
住宅内で暖房をしていない脱衣室や浴室では、室温より10度以下にな
ることが多く。寒い脱衣室で衣服を脱ぐと、急激に体表面全体の温度が
10度程度下がる。すると、寒冷刺激によって血圧が急激に上がり、こ
の血圧の急上昇が、心筋梗塞、脳卒中を起こす原因の一つとされている。
さらに、一度急上昇した血圧は、浴槽の暖かい湯に浸かることで血管が
拡張し、反対に血圧が急激に低下する。この急激な血圧低下が失神を起
こす原因となる。特に、外気温が低くなる12月から1月にかけて、入
浴中に心肺機能停止になる人が多く、もっとも少ない8月に比べると、
およそ11倍になるという。この『ヒートショック現象』の高い人とし
て、高齢者や高血圧、糖尿病、脂質異常症をもっている人を挙げている。
 でも、この『ヒートショック現象』にも、色々対策がでている。
                  たかし  でした。