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☆ 4月から電力自由化が始まる

2016-01-10 07:19:25 | 日記
「ぶらり車イス紀行」    その655
☆ 4月から電力自由化が始まる


 2016年1月現在、日本国内における家庭用電力小売事業は、地域
毎に10社に分けられ、ほぼ完全な独占状態にある。しかし、2016
年4月以降、この家庭用電力小売事業が完全に自由化される。

 電力が自由化されれば、サービスの内容や価格を吟味して、家庭毎に
自由に電力会社を選ぶことができる。それは、電気は毎日使うものなの
で、電力の自由化は、生活に大きな影響を与えると言われている。

 その電気の歴史を遡ると、日本で最初に電灯が灯ったのは、1882
年(明治15年)に東京・銀座と言われている。以後、それぞれの地域
の名前をそのまま会社名にした100%民営の電力会社が設立される。
そこへ鉄道会社も参入し、数多くの電力会社が設立される。そうすると、
当然、競争の原理が働き、一気に電力戦国時代になり、やがて、合併・
吸収を繰り返していく。したがって、電力小売事業は、もともと民間企
業の自由市場だった。
 
 それが、1950年(昭和25年)に政府は、電力の安定供給を目的
に、民間の電力小売事業を、半強制的に全国9地域の民間の電気会社に
して、事実上の地域独占の電力供給体制を作った。その後、1972年
に沖縄が返還され、沖縄電力を含めた現行の10社体制になった。

 ところが、2011年3月に東日本大震災が起き、地域独占体制では、
万が一の時には対応できないとして、発電と送電の分離の意見が大きく
なり、4年経ってようやく実現した。

 今回の電力の自由化は【発電の自由化】・【電力小売りの自由化】・【発
電・送電の自由化】の3つに分けられますが、【電力小売りの自由化】
が、家庭へ影響を及ぼすと大きな話題になっている。今までは、住まい
のある電力会社からしか電気を買えなかったものが、電力の自由化でこ
の規制が緩和され、新電力と呼ばれる電力会社から選んで買えることが
出来る。だから、サービスの内容や価格を吟味して、家庭毎に自由に電
力会社を選ぶことができる。それに、2020年4月までに、現行の電
力会社から発電と送電部門を切り離すことも決定している。このように、
電力を取り巻く環境は大きく変化していく。

 しかし、疑問点やメリット・デメリットや得か損かなど分からないこ
とが多い。それは、次回ブログで……。
                     たかし  でした。