「ぶらり車イス紀行」 その294<o:p></o:p>
☆ ショートステイ体験で気になる部屋は?<o:p></o:p>
玄関を入ると、まずフロントでチェックイン手続きをするのか<o:p></o:p>
と思いきや、そのままロビーを通り過ぎてエレベーターに乗り込<o:p></o:p>
んだ。唖然としていると、エレベーターは2階で止まり、その階<o:p></o:p>
で降りると、暖簾のかかった小料理屋さんと言うか、居酒屋さん<o:p></o:p>
を思わせる部屋に案内された。<o:p></o:p>
そこは、応接セットや食卓テーブルが置いてある広いリビング<o:p></o:p>
ルームであった。そして、その部屋をじっくり観察する間もなく、<o:p></o:p>
その一角にある洗面台に案内され、うがいと手洗いをするように<o:p></o:p>
言われた。これは、ノロウイルスやインフルエンザが、巷で大流<o:p></o:p>
行しているので、これらのウイルスを施設に持ち込ませないため<o:p></o:p>
の最低限の対策で、最大限の予防策であろう。そこで、水道の流<o:p></o:p>
水で手洗いをしているとうがいをするコップが出てきた。コップ<o:p></o:p>
には、お茶らしきものが入っており、そのコップに入ったお茶で<o:p></o:p>
うがいを済ませた時、今、車イスを押してくれている人が、玄関<o:p></o:p>
で迎えてくれた女性の声ではなく、別の女性の声と気が付いた。<o:p></o:p>
それは、なぜかと言うと、車イスに乗っていると後ろが見えない<o:p></o:p>
ので、車イスを誰に押してもらっているか分からない。だから、<o:p></o:p>
今、車イスを押してくれているのは、あの人だろうと想像するし<o:p></o:p>
かない。<o:p></o:p>
そして、うがいと手洗いを済ますと、ショートステイ中の2日<o:p></o:p>
間過ごすことになる一番気になる部屋に案内された。その部屋は、<o:p></o:p>
6畳ぐらいの広さで、ベッドと着替えを入れる引き出しにテレビ<o:p></o:p>
が付いたタンスと小さな冷蔵庫だけで、ちょっと広くて感じられ<o:p></o:p>
るが、車イスで移動するには動きやすい広さである。そして、部<o:p></o:p>
屋の片隅には、手すりが付いた清潔な洗面台が設けられていて、<o:p></o:p>
これに、トイレとお風呂が付いていれば、立派なビジネスホテル<o:p></o:p>
である。それに、なんと言っても閉じ込められている感じがせず、<o:p></o:p>
開放的である。その上、なおかつ、一人部屋・個室である。<o:p></o:p>
部屋に入って、まず、彼女の自己紹介があって、チェックイン<o:p></o:p>
らしきものが始まった。<o:p></o:p>
この続きは、次回をお楽しみに、……。<o:p></o:p>
たかし でした。
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