あの日 鹿沼児童6人クレーン車死亡事故遺族の想い - blog -

てんかん無申告で運転免許を不正取得したクレーン車の運転手により、登校中の児童6人が歩道上で轢き殺された事故【遺族ブログ】

無免許・危険運転・事故発生時刻は午前7時10分ごろ・・・

2014-11-08 | 日記
県内初の病気による危険運転致傷容疑で男を逮捕 足利署
下野新聞SOON 11月4日16:29配信
足利署は4日、自動車運転処罰法(無免許危険運転致傷)の疑いで、宇都宮市宝木町2丁目、無職木村涼容疑者(23)を逮捕した。
 逮捕容疑は9月27日午前7時10分ごろ、足利市鹿島町の道路で、普通乗用車を無免許で運転中、病気の影響で車を暴走させ、信号待ちのため減速中の普通乗用車に追突させて、その衝撃で同車を前に押し出し、信号待ちで停車中の軽乗用車に追突、それぞれの運転手に頚椎ねんざなど約2週間のけがをさせた疑い。
 同署によると、5月20日に自動車運転処罰法が施行された後、同法の病気による無免許危険運転致傷での逮捕は県内初めてという。



3年前の平成23年4月18日、同じ栃木県の北押原小学校に集団登校していた小学生6名が、持病のてんかん無申告で運転免許を不正に取得したクレーン車の運転手に歩道上で轢き殺された事故、そして、その後の私達遺族の法改正に向けた署名活動や、事故撲滅を願う全国の方々の署名活動への署名協力を、この運転手はどのように見ていたのだろうか・・・

 
今回の事故は、被害者が2週間のけがをされたようだが、たまたまけがだったというだけの事・・・
けがだったからよかったということはないし、事故発生時刻は午前7時10分ごろ・・・
もしかしたら、私達の子供と同様に集団登校をする小学生の列に突っ込んでいたのかもしれないのです。

私達が、何度も何度もテレビや新聞の取材で繰り返してきた言葉、
「事故は、被害者も加害者もひとつもいいことはありません」

 
たった一つしかない命・・・
一人にたった一つしかない命は
失ってしまったら、もう二度と取り返すことも
ゲームのようにリセットすることもできないのです。
 

私達の子供たち6人の命は、9歳から11歳で、てんかん無申告で運転免許を不正に取得したクレーン運転手の身勝手な危険運転行為により、突如、奪われてしまいました。
子ども達は、あの日、重量12tものクレーン車に轢かれ、どんなに恐怖を感じたのでしょうか。
子ども達は、どれだけパパやママに助けを求めたでしょうか。
子ども達は、どんなに生きたかったことでしょうか。
生きていれば、今、私たち家族とどんな生活を送っていたのでしょうか。
私達は、子どもの命を奪われ、この先の人生をどのように生きていけばいいのでしょうか。
3年経った今も、毎日毎日そのことを考え、悩み、もがき苦しんでいます。
 


我々の時のような持病無申告のクレーン車の運転手や、今回のような無免許運転手があとどのくらい存在し、運転しているのかわかりませんが、運転手自身の命も含め、ひとりにたった一つしかない”命の大切さ””命の尊さ”をもう一度考えてほしいと心から願います。 
 

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