旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

カリフォルニア紀行2000 Spanglish

2005-02-04 11:00:00 | 帰国5周年記念

The Los Angeles Memorial Coliseum
Los Angeles, California, January 28th, 2000


11.Spanglish

The Los Angeles Memorial Coliseum は説明するまでもないが、昭和7年(1932)の第10回および、昭和59年(1984)の第23回オリンピック・ロサンゼルス大会の会場となっている。John williams 氏のテーマ曲が記憶に新しい。第22回モスクワ大会を日本はボイコットしていたため、次の大会である第23回大会の印象が強烈である。ちなみに第10回大会ではバロン・ニシと呼ばれた西竹一男爵が馬術で優勝している。

中に入るための下調べはしていないので、まわりを一周する。見物はこれくらいにして、水でも買うべくampmに入る。ガソリンスタンドに併設されている。むろん私は徒歩である。コンビニエンスストアというよりは商店といった趣である。PEPSI 12 OZ と CRYSTAL GEYSER 500ML そして Knott's BERRY FARM Premium Cookies BOYSENBERRY SHORTBREAD 2 OZ を購入。冷えた PEPSI を飲む。SHORTBREAD は初めて口にするが、なかなか旨い。

さて、バスで空港に行こうと思うのだが、行き方が判らない。近くのバス停にいた女性に尋ねる。こちらは英語で質問している。むこうも英語で答えてくれている。しかし、ほとんど聞き取れない。私の英語力の無さによるものではない。相手が英語を話しているようには思えないのである。どうも Spanglish のようだ。言葉ではどうにもならないので、メモ用紙に簡単な地図と地名を書いてもらった。空港に行くには「キンブレラ」というところで乗りかえれば良いと言う事だけ、辛うじて聞き取れた。それにしても英語もろくに話せない旅行者に対して大変親切に教えてくれた。Hispanic の人に好感が持てる。

バス停から、まずMTAのLine 204のバスに乗る。鉄道の Metro と運賃体系は同じである。今回は乗り換えするので $1.60 の切符を運転手から買う。すぐ次のバス停が King なんとかであった。「キンブレラ」と聞こえたのは King Blvd. (Martin Luther King Jr. Blvd.)の事であった。Spanglish 恐るべし。

次に乗ったLine 42は空港行で Downtown とを結んでいる。ビジネス路線かと思いきや、車内は落書きだらけで汚らしく、かつての New York, NY の地下鉄を思わせる(いった事はないけど)。よく見ると乗客は黒人ばかりである。落書きのせいで不安に感じる。途中から東洋人が一人乗ってきてホッとした。偏見はよくない。昼間のバスだし犯罪に巻き込まれる事もないだろう。自分もとても金のありそうな格好はしていないので、巻き込むだけ無駄だろう。

このバスは直接、空港ターミナルに乗りつけるのでなく、LAX City Bus Center が終点となっていて、バスセンターとターミナル間は別の無料のバスが結んでいる。これは昨夜乗った Metro Green Line の駅とを結ぶ無料バスと同じシステムである。空港からは、バスに乗りたい人はバスセンター行きの、鉄道に乗りたい人は鉄道駅行きの無料バスに乗ることになる。乗り換えの不便はあるが、空港の複数のターミナル毎にあらゆる方面行のバス停を設けないのでスッキリしている。

3本のバスを乗り継いでようやく空港に到着した。アメリカン航空 (American Airlines) のカウンターに行き、明日のサンフランシスコへの切符を買う。バス運賃は安いがこちらは高い。運賃は$120.93 だが、税金やらで $135.50 になっている。鉄道なら $100. もしないのに。所要時間は格段と早いのでお昼前の便にした。昨日は手荷物で世話になった担当者にお礼を言う。明日はアメリカン航空の便に乗るのだと航空券を見せる。しかし昨日到着して、明日出発とは、何のためにLAに来たのだろうか。 (つづく)
この記事についてブログを書く
« カリフォルニア紀行2000 か... | トップ | カリフォルニア紀行2000 サ... »
最新の画像もっと見る