旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

磐越西線・福島交通・磐越東線

2021-11-07 21:00:00 | 鉄道

JR東日本 磐越西線 普通 232D列車 [キハ110系] (新津)

信越本線から磐越西線に乗り換える前に改札を出て売店に行ってみると、SL列車に因むお弁当を置いている。買わないけれど、今日はSL快速〔SLばんえつ物語〕号の運転日だと気付く。飲み物を買って改札内に戻る。会津若松まで〔SLばんえつ物語〕号の後を気動車(ディーゼルカー)の列車で追う。ダイヤを見ると追いつかない。


二人掛が向き合う座席


反対側は一人掛が向き合う座席

一人掛、進行方向の座席に座る。


metro 磐越西線で新津を出発symbol6

新津の市街地を抜け、田園風景の中を列車は走る。ちなみに新津市は平成17年に新潟市に合併。平成19年に新潟市は政令指定都市となり、秋葉区となっている。新潟駅には行かなかったが、新潟市には入っていた。五泉市に入る。五泉に到着すると、多くの乗客が下車した。初めて磐越西線で五泉を通った時、私鉄の列車を見掛けた。五泉-村松間を結ぶ蒲原鉄道。かつては五泉より村松を経て信越本線加茂へ至る路線だったが、昭和60年に村松-加茂間は廃止されていた。平成11年には全線が廃止となり、次に五泉を通った時には列車の姿はなかった。磐越西線は喜多方-新津間が非電化だが、蒲原鉄道線は電化されており、電車が走っていたそう。磐越西線のSuica新潟エリアは五泉-新津間でここまで。


車窓には阿賀野川 (咲花-馬下)

馬下を過ぎると、列車は阿賀野川に沿って走る。川沿いの温泉街も見られる。


阿賀野川と国道49号 (津川-三川)

国道49号は平成8年に走った事がある。磐越自動車道はまだ全通していなかった。


阿賀野川を渡る! (日出谷-鹿瀬) これまで令和3年10月17日撮影

列車は何度か阿賀野川を渡る。豊実を過ぎて徳沢の手前で川を渡ると、新潟県から福島県に入る。新潟県では阿賀野川だが、福島県に入ると阿賀川となる。信濃川(新潟県)に千曲川(長野県)、紀の川(和歌山県)に吉野川(奈良県)の例がある。こんな景色の中を蒸気機関車の牽く客車列車〔SLばんえつ物語〕号に乗ってみたい。また国鉄の気動車のボックス席で景色を眺めてみたかったが、残念ながら旧式の気動車は置き換えとなった。単線なので駅で交換する気動車を見掛けたが新型車両だった。


JR東日本 磐越西線 普通 233D列車 [キハ47形] (喜多方)
これより令和元年12月22日撮影


行先標(サボ)も健在!


キハ47形の車内の様子!


キハ47形の座席!

二年前に喜多方-山都間でキハ47形の列車を利用した。令和になっても昭和の汽車旅が味わえると思ったが、磐越西線でキハ47形に乗るのはこれが最後となってしまった。


JR東日本 磐越西線 普通 233D列車 [キハ47形] (山都)


列車は新津へ… これまで令和元年12月22日撮影


JR東日本 磐越西線 普通 232D列車 [キハ110系] (山都)
これより令和3年10月17日撮影

JRの気動車で会津若松を目指す。


山都からは二年振りの車窓 (喜多方-山都)


sake 喜多方に停車 rarmen

喜多方でラーメン食べたいし、お酒も飲みたい。しかし今日は行かない。磐越西線は喜多方以東では電化されている。そしてSuica仙台エリアに入る。但し、利用出来る駅は郡山、郡山富田、磐梯熱海、猪苗代、会津若松、喜多方に限られる。


会津盆地を行く! (姥堂-会津豊川)


〔SLばんえつ物語〕号の客車を見掛ける! (会津若松)

終着の会津若松に到着。先着の〔SLばんえつ物語〕号がもくもくしている。


C57 180号機の姿が!

転車台に向かい、頭を新津方に向けるところだろう。貴婦人の愛称のあるC57形だが、国鉄時代から山口線で1号機が快速〔SLやまぐち〕号を牽引していたので馴染みのある機関車だ。今は〔SLやまぐち〕号をデゴイチが牽いているのか。


JR東日本 磐越西線 普通 232D列車 [キハ110系] (会津若松)


気動車から電車に乗り換える…

会津若松では只見線が分岐する。上越線小出に至る路線で、不通区間があるのは前述したとおり。二つ先の西若松から会津鉄道会津線が分岐。終点の会津高原尾瀬口で野岩鉄道会津鬼怒川線に接続し、同線は新藤原で東武鉄道鬼怒川線に接続する。東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道経由で会津に来るのは楽しかったが、今日は久しぶりに会津若松より郡山へ向かう。


JR東日本 磐越西線 快速〔あいづ4号〕 3238M列車 [E721系P-12編成]
(会津若松)

快速〔あいづ〕は混雑している。〔SLばんえつ物語〕号からの乗り換え列車でもある。郡山方の先頭車両には一部指定席が設けられている。指定席の座席はリクライニングシートになっている。乗車率は良さそうである。先頭車両の残りの部分は自由席。座席はセミクロスシートで、ボックス席の通路側の進行方向と反対の席に腰掛ける。郡山まで1時間強だが、立っている乗客もいる。列車は会津若松を出発。磐越西線は会津若松でスイッチバックする構造なので、喜多方の方へ戻っている風である。すぐに喜多方・新津方と郡山方の線路は分かれる。列車は曲線の多い丘陵の線路を力強く走る。流石は電車。気動車から乗り換えると急行のように感じる。


エンヤー 会津磐梯山は 宝の山よ♪ (猪苗代-翁島)

南側の表磐梯は何度も見ているが、北側の裏磐梯はまだ見た事がない。明治21年の水蒸気爆発で山体崩壊を起こし、甚大な被害が発生している。河道閉塞により湖沼が形成され、植林事業もあり、今は風光明媚な景勝地となっているそう。列車は日本海と太平洋との分水嶺をトンネルで越え、磐梯熱海の温泉街を通り、聞き覚えのない新駅の郡山富田を出ると、東北新幹線の高架を見て終着の郡山に到着した。


JR東日本 磐越西線 快速〔あいづ4号〕 3238M列車 [E721系P-12編成]
(郡山)


metro 快速〔あいづ〕で郡山に到着symbol6

磐越西線 普通 232D 新津(11:34)→会津若松(14:03) キハ112-203
磐越西線 快速〔あいづ4号〕 3238M 会津若松(14:13)→郡山(15:19) クハE720-12


ヘッドマークには起き上がり小法師kirakira2

郡山に着いたが、風が吹いていて随分寒い。フリースを持って来なかった事が悔やまれる。改札を出ると、予約した駅東口にあるホテルに急いだ。


客室の様子

今日もアルファ-ワンに泊まる。ここは一度利用した事がある。



午後3時台からホテルでゆっくりするのではなく荷物を置いて出掛けるのだ。取りあえずシャツの下にTシャツを何枚か重ね着してみる。先程より寒さを凌げる気がする。再び郡山駅に向かう。


JR東日本 東北本線 郡山駅 (福島県郡山市字燧田)

駅前に警察車両が多く、何だか物々しい。黒づくめ人を何人も見掛ける。この後で乗ったバスの乗客の会話からすると、要人警護らしい。後日確認すると、新総理の岸田さんが午前中に東京電力福島第一原子力発電所を視察。磐越自動車道で浜通りから中通りに移動して、郡山から新幹線〔やまびこ〕で帰京となっていた。いわきから常磐線特急〔ひたち〕を利用して欲しいところだが、警備や時間の都合もあるのでしょう。



福島交通の三春行のバスにのる。ICカードNORUCAが利用出来るが、Suicaなどの他のカードは使えない。慣れない旅先でいつものカードが使えると便利なのだが仕方がない。整理券を取り、運賃分の小銭を用意しておく。郡山駅前を出発。駅近くの道路は少し渋滞している。車内も混んでいたが、途中の停留所で次第に少なくなってゆく。阿武隈川を渡る。磐越東線の橋梁が見える。とうとう乗客は自分一人となったようだ。案内の放送に降車ボタンを押し、目的地に到着したところで整理券と運賃を運賃箱に入れて下車する。バスは渋滞で少し遅れた。

福島交通 81-1 郡山駅前(15:55)→舞木駅前(16:13) 運賃470円


舞木ドライブイン (福島県郡山市舞木町字宮ノ前)

先日、ハードディスクにたまっていたドラマを見ていたら、こちらのお店が出てきた。今回の旅は新潟県でお魚を食べた後にどうするか。暫く乗っていない磐越西線・磐越東線で日本海から太平洋に抜ける。その途中でこのお店に行く事にした。時間の都合で郡山からバスに乗ったが、磐越東線に乗るのはまた後程。お店に入る。夕食には早い時間で、他には数組のお客さん。すぐに席に着く。ドライブインでお酒は置いてないのかと思ったが、大丈夫だった。


beer 生ビール(550円)

アサヒビール福島工場(本宮市)製造と思う麦酒をいただく。枝豆に麦酒が美味しい。熱燗を頼むお客さんもいたので、お酒の心配はないようだ。若い人のグループばかりかと思ったが、後から家族連れや年配のお客さんもやってきた。


和風オイル焼肉定食(1,000円)

料理が運ばれてきた。大盛を注文した訳ではなく、これが並だそう。味噌汁も丼一杯ある。肉も入っており、ちょいと豚汁になっている。


いただきます♪

実に旨い。豚肉自体が旨い。ポン酢であっさり食べられる。検索した画像の茄子の色を見て是非食べたくなり、郡山に立ち寄ったといって過言ではない。もちろんなすびも旨い。旨いのだが、量が多いのが効いてきた。昼食は抜いたのに。ドラマではゴロウさんは焼肉定食を食べ、和風オイル焼肉の単品を追加しているが、とても考えられない。汁物の碗がうどんやそばなら、麵や具を食べたら汁は残してもいいやとなるが、味噌汁なのでそうはいかない。しかも旨いので残せない。お腹の膨れる麦酒ではなく、燗酒の方がよかったか。最後は満腹感と闘いながら食べ終えた。しかし旨かった。ごちそうさまでした。他のメニューも気になる。朝食も抜いて、腹ペコで再訪したい。ぞうりぱんもひとつ貰い、お勘定をして店を出た。ゴロウさんは店先でぞうりぱんを食べていたけど、今は何も食べられない。




cat2 猫に見送られ…

「何だこのよそ者は!?」と思われているのかも知れぬ。


駅へと向かう…

ドライブインは国道288号沿いにあるけど、磐越東線の駅から近い。ドライブインと言うから峠とか街外れにあるのかと思ったが、ここは駅が近くて便利。列車本数は少ないが。


JR東日本 磐越東線 舞木駅 (福島県郡山市舞木町字平)

初めて利用する舞木駅。無人駅で券売機はない。Suicaは簡易改札機があり利用出来る。




駅舎側のプラットフォームの向かいにある2番線

2面2線の構内。2番線のプラットフォームに行くには、1番線プラットフォームをいわき方の一番端っこまで行ったところにある、いわゆる構内踏切を渡らねばならない。2番線だったら結構歩かされるなと思ったが、駅の時刻表を見ると上下ほとんどの列車が駅舎側1番線発着で、2番線を使うのは最終の下り列車だけだった。1本だけあるのは錆取りなのかなと思う。2番線に渡る事なく、1番線に入線した郡山行に乗り込む。


metro 磐越東線で舞木を出発symbol6

2両編成のワンマン列車。車内は空いているが、ガラガラではない。気動車ながら速度は思いのほか速い。バスは渋滞もあり30分近く掛かったが、列車は僅か6分で戻った。


JR東日本 磐越東線 普通 743D列車 [キハ110系] (郡山)

磐越東線 普通 743D 舞木(17:30)→郡山(17:36) キハ110-102


tv ホテルに戻りドラマを見る…

もう6年前の作品か。



いつもなら見ていて食べたくなるが、今は今年の作品のお店で食べてきたばかりなので、何も食べたいと思わない。食べてすぐ寝ると牛になるというが、寝台に横になってゆっくり過ごす。


cloud 東北地方の天気予報

新潟県ではラジオの関東甲信越の交通情報に愕然としたが、福島県では東北のお天気を見て遠くまで来た気にさせてくれる。実際には郡山より柏崎に行く方が遠い。たまには秋田や青森に行ってみたい。


sun 明日の福島県の天気は良さそう…


rain 明後日にはもう天気がくずれるのか これまで令和3年10月17日撮影

昨夜から今朝まで雨に降られたが、旅行中傘が要る事はなかった。


ぞうりぱん(130円)  これより令和3年10月18日撮影

ウトウトしていたら日付が変わっていた。舞木ドライブインで買ってきたぞうりぱんを食べる。草履型というか小判型のようにも見える。



柔らかいのではなく、しっかりした生地に餡子。外側には砂糖がまぶされている。これは甘い。餡子の感じがいい。ぱんというが硬めの饅頭のような感じ。お茶に合って旨い。ただ非常に甘いので一つでいいかな。それでは本式に就寝する。


sun 客室からの眺め

令和3年10月18日月曜日。郡山のホテルで起床。



駅前の超高層ビルはゴロウさんがドラマのロケをしていたところか。残念な事に安達太良山がビルに隠れている。ほんとの空も。さて、このホテルには食堂がない。館内にはファミリーマートが入っており、朝食を買ってくる。


酪王牛乳200ml(89円) フレンドM(150円) ジューシーハムサンド(270円)

朝食バイキングが食べられないのは残念だが、こんな軽食もいい。牛乳は郡山の銘柄。そのまま飲み、またコーヒーに入れて飲む。ごちそうさまでした。


tv 仙台から東北地方のお天気

今夜は十三夜か。今日は旧暦の9月13日である。


福島県内の最高気温の予想は摂氏14度から16度


郡山のホテルでも動画が見られる

今朝もニュースチャンネルのライブを見る。


高雄は摂氏30度の予想で暑そうase2


ホテル・アルファ-ワン郡山東口 (福島県郡山市方八町)

食堂はないが、快適に過ごしたホテルをチェックアウトして駅に向かう。 (つづく)



【追記】

ドラマを放送していたので見ていたら「半ライス」「半味噌汁」という注文をしていた。それなら瓶ビールを頼んでも食べられそう。そしてゴロウさん2番線で列車待ってたけど、郡山行の最終しか入線しないよ。
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