旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

埼玉県民の日 記念1日フリーきっぷ

2022-11-14 23:59:00 | 鉄道

西武鉄道 池袋線 快速急行列車 [東急5000系] (小手指)

令和4年11月14日月曜日。埼玉県民の日。おめでとうございます。明治4年11月14日、忍県、岩槻県、浦和県が合併して埼玉県が誕生。現在の県域とは異なる。入間県とか熊谷県とか。明治9年にほぼ現在の県域となったそう。


埼玉県マスコット「コバトン」

埼玉県民の日を記念して埼玉県内の6つの鉄道事業者では乗り放題となる切符が発売される。6つの全ての事業者で使えるのではなく、それぞれの事業者内で有効となる。西武鉄道でも発売され、企画乗車券「埼玉県民の日 記念1日フリーきっぷ」という。発売金額は大人480円、小児240円。有料なのにフリーとは(略)。有効区間は埼玉県内の西武線各駅と東京都内の西武園駅及び多摩湖駅。西武鉄道の全線の乗りつぶしは完了しているが、池袋線・西武秩父線を乗りつぶしている時に他の乗客から話し掛けられ、お相手をしていて乗車の記憶がさっぱりだった。乗り直そうと思っていたが、この切符で秩父に行ってみようと思う。所沢の自動券売機で切符を購入。プラットフォームに降りると入ってきた快速急行で終着の小手指にやって来た。東急電鉄の車両だった。扉には新玉川線・田園都市線で見ていた東急のくまさんが健在である。

池袋線 快速急行 所沢(9:08)→小手指(9:12) 東急5622


西武鉄道 池袋線 小手指駅《南口》 (埼玉県所沢市小手指町)

乗り降り自由なので、列車の行き先で名前を聞く小手指で下車してみる。「こてさし」と読む。


駅頭の様子






metro 池袋線で小手指を出発symbol6

ゆっくり駅前を撮影している時間はなかった。プラットフォームに降りると次に乗る列車が入っていた。池袋線は「東武東上線みずほ台駅での安全確認の影響」で遅れが発生している。広範囲で直通運転しているからだが、早めに飯能まで行って秩父へ行く列車に乗りたい。車窓に航空自衛隊入間基地を見る。機体の姿も見られる。八高線の高架を潜り、終着の飯能に到着した。


西武鉄道 池袋線 普通列車 [40000系] (飯能)


metro 池袋線で飯能に到着symbol6

池袋線 普通 小手指(9:20)→飯能(9:39) 40305


MOOMINVALLEY PARK

ムーミン谷は埼玉県にあったのか。東飯能が最寄りの気もするが、飯能からバスがあるのでしょう。


車止め

飯能は池袋線の途中駅だが、池袋方面と吾野・西武秩父方面の直通列車はスイッチバックする配線となっている。普通列車も池袋方面と吾野・西武秩父方面とでは印象が異なる。


西武鉄道 池袋線 普通列車 [4000系] (飯能)


4000系の車内の様子


4000系の座席

ロングシートの電車から、ボックスシートの車両に乗り換える。国鉄の車両を思わせる。出発時刻までに池袋方面からの列車が到着する度に車内は混み合ってきた。行楽列車である。埼玉県の公立の小中高はお休みだそうで子供さんの姿も多く見られる。例年、埼玉県民の日の朝には千葉県の遊園地へ人気者のネズミに会いに行く子供たちを武蔵野線で多く見掛けたものだ。


metro 池袋線で飯能を出発symbol6

飯能の次の東飯能は八高線との乗換駅。所沢から飯能に来る時に八高線を潜った所には駅はない。この区間の八高線は単線で電化されている。池袋線も飯能から単線電化だが、北飯能(信)-武蔵丘(信)の間は複線となっている。大きな車両基地が見える。


企画乗車券「埼玉県民の日 記念1日フリーきっぷ」(480円)

磁気券で自動改札が利用出来る。所沢-西武秩父間の普通運賃(540円)より安い。特急券を買えば特急も利用出来ると、所沢駅で確認した。でも普通列車でゆっくり行く。吾野で特急の通過待ち。なんと上り普通列車との交換も併せて行う。山間の駅に3本の列車が会する。なお、池袋から所沢、飯能と伸びてきた池袋線はここ吾野まで。この先は西武秩父線と名前を変える。昭和44年に開通した比較的新しい区間である。吾野までは昭和4年に開通している。


山間を列車は行く (吾野-西吾野)



並走する国道299号は何度も利用している。鉄道の利用の方が回数が少ない。


秩父側に抜けた (正丸-芦ケ久保)

正丸を出ると正丸トンネル(4,811m)に入る。トンネルを抜けて飯能市より秩父郡横瀬町に入る。


DORAEMON - GO! 西武鉄道 西武秩父線 普通列車 [30000系] (芦ケ久保)


こんなところにドラちゃんが…


扉が顔に…(微妙)


山の中腹には… (芦ケ久保-横瀬)


観音様が…

列車は山間を抜けセメントの街に入ってきた。UBE三菱セメントという社名が見える。山口県人としては宇部興産が関係しているんだろうなと思うが、その宇部興産は今年4月にUBEに社名変更していた。徳山曹達トクヤマに変更した感じか。線路は大きなS字カーブとなり、秩父本線が近づいて終点の西武秩父に到着した。


西武鉄道 西武秩父線 普通列車 [4000系] (西武秩父)


metro 西武秩父線で西武秩父に到着symbol6

池袋線 普通 飯能(10:03)→西武秩父(11:01) 4017
※吾野-西武秩父間は西武秩父線。




武甲山を望む


秩父の街並みを望む




西武鉄道 西武秩父線 西武秩父駅 (埼玉県秩父市野坂町)





以前、秩父に来た時に豚みそ丼を食べて旨かった。まだ他にも食べたいものがある。わらじかつ丼。駅の近くのお蕎麦屋さんで、お蕎麦とかつ丼の両方が食べられるようなので行ってみる。


踏切を渡る! 秩父本線(御花畑-影森) 西武秩父線(横瀬-西武秩父)

秩父鉄道と西武鉄道の踏切となっている。この近くにお店があるはず。


名物秩父蕎麦 立花 (埼玉県秩父市野坂町)

ちょっと迷ったが無事到着。しかし満席との事。名前を記入して暫し待つ。踏切が鳴っている。何が来るのかちょっと見てくる。


西武鉄道 特急〔ちちぶ24号〕 [001系ラビュー](横瀬-西武秩父)



名前を呼ばれて入店する。靴を脱いで靴下で案内された席に着く。四人用のテーブルに一人。このご時世で相席はしないのだろう。


日本酒(小)(400円)

昼下がりの蕎麦屋で一盞。いやいやいや、まだ午前中じゃないか。朝酒だ。麦酒にしようと思ったが、秩父市乾杯条例が施行されていて、「秩父産の地元酒(日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー等)やソフトドリンクによる乾杯の習慣云々…」とあり、乾杯しないがお酒にしてみた。お酒と供された茄子味噌の一品が実に旨い。お酒がよく合う。


カツざる(1,430円)

料理が運ばれてきた。


わらじカツ

想像していたのと違い上品なカツです。ソースカツ丼でのようで、お肉は柔らかく、あっさりではなくしっかり旨い。ご飯にかかったさらりとしたソース(たれ?)がカツに合って旨い。茄子の味噌も舐めたいくらい旨いが、漬物の小皿に添えられていた辛い味噌がまた旨い。わらじカツ丼にいい味の変化になる。


ざるそば


いただきます♪

お蕎麦が旨い。お蕎麦からのお酒も旨い。今日はわらじカツが食べたくて秩父に来たけど、ここはお蕎麦だけ食べに来てもいい。そもそもこちらはお蕎麦屋さんでした。蕎麦湯も香り高くて美味しい。どれも美味しい。ごちそうさまでした。


いずれも令和4年11月14日撮影



西武秩父線に乗り直したし、ご飯を食べたらもう帰ろうかと思っていたが、ちょっとだけ秩父を散策してみる事にした。 (つづく)

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