旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

急行〔かわね路〕

2018-08-07 16:00:00 | 鉄道

出札口と改札口


いよいよ列車が動き出し…


2番線に入線した!

駅前のプラザロコでお弁当を買ってくる。懐かしいもみだし茶(ポリ容器にお湯が入っていて、緑茶のティーバックを投入し、もみもみする)を置いているが、今日も暑いので冷たいペットボトルを買う。プラザロコには500mlの麦酒は置いてなかったので、駅売店に移動。売店はアイスクリーム店も兼ねているので、前の客のアイスの注文・提供が終わるのを待つ。コーンにアイスをよそうので、ひとつひとつに時間が掛かる。注文はひとつではないので、待っていてじりじりする。出発時刻が迫る。麦酒1本買うのに思いの外時間が掛かってしまった。切符にパチンと鋏を入れてもらい、入場する。


SL乗車券(800円)


大井川鐵道 大井川本線 急行〔かわね路1号〕 101列車 (新金谷)


C11 190号機

今年、大井川鐵道での運転15周年を迎え、除煙板を門デフに変更している。




旧型客車が連なる!


かわね路


急行

それでは、久しぶりに列車の頭から尻尾まで見てみよう。

千頭方より
蒸気機関車 C11形190号機
4号車 オハフ33 215
3号車 オハフ33 469
2号車 オハ35 459
1号車 オハ35 435


金谷方の最後尾が1号車、客車4両編成!

〔きかんしゃトーマス号〕の客車7両編成と比べると短編成である。しかし電気機関車は付かず、蒸気機関車のみで牽引してゆく。


テールマークを掲出!


プラットフォームには狸が!


オハ35 435の車内の様子!

これは1号車。自分の乗る箱ではない。


それでは3号車へ…


形式 オハフ33

オハフだから緩急車。ゴードンの丘でも安心。


いざ車内へ!


オハフ33 469の座席!

一般的なボックスシートだが、何だか全体的に黒ずんでいる。


テーブルの下には栓抜と灰皿!

ちなみに全車禁煙なので、灰皿は昔をしのぶ飾りです。栓抜は使用可。



以前、岩徳線で旧型客車に乗ったけど、こんなに古かった記憶はない。うん十年前の事だが。黒ずんでいる理由は後で判る。


東海軒 特選幕の内弁当(1,150円)

元は大井川鐵道の関連会社だった金谷の工場で調製されるお弁当は、静岡駅で販売されているものと異なる。掛け紙を取る。


わさび味ふりかけ付!

塩分が気になるので、ふりかけはいいや。さらにフィルムを取る。


中身はこんな感じ♪

麦酒のアテにもよさそう。


麒麟麦酒 一番搾り 500ml(350円)、川根の茶(160円)も揃った♪


metro 急行〔かわね路1号〕で新金谷を出発 symbol6

新金谷駅では駅員さん、売り子さんの他、大井川鐵道関係の大勢の人たちの見送りを受ける。薄暗かった車内にも室内灯(蛍光灯)が灯り、扇風機が回り出した。昔の客車に冷房装置なぞない。窓は半開にしてある。それでは麦酒を開ける。本物の汽車で汽車弁当を食べ、麦酒を飲む。旨い。東海軒さんのお弁当らしく、田丸屋さんのわさび漬が入っているのもいい。


オハフ33 469の車内の様子!

蒸気機関車だから仕方がないと言えばそれまでだが、開け放たれた窓から煤が入ってくる。お弁当を食べていた近くの座席の子供さんが、「胡椒かと思ったら煤だった」と言っている。それを聞いて急いでお弁当を食べてしまう。弁当はそれでいいとして、衣服に煤が付くのに閉口する。車内が黒ずんでいるのは煤のせいだろう。汽車に乗ったら、隧道の出入りの際には、窓の開けたてをするものだと聞いている。しかし、この列車ではいちいち窓を閉める人はいない。トンネル内で機関車の熱気を感じる。30年前に乗った豊肥本線の〔SLあそBOY〕では煤なぞ気にした記憶はない。9月1日に乗車したが、暑かった覚えもないので、冷房のある客車だったのだろうか。もしまた乗るようなら、窓を開け放たなくてもいい時季か、後ろの車両にしよう。


大井川が車窓に! (川根温泉笹間渡-地名)

大井川第一橋梁を渡り、列車は大井川右岸より左岸に移る。SLおばさんによると、温泉施設では入浴客が裸で列車に手を振っていたそうである。反対側の窓なので、どこまで裸なのか確認していない。


大井川に沿って走る! (地名-塩郷)

蒸気機関の音、汽笛、列車の速度。実に申し分ない。衣服は帰ったらすぐに洗濯するとして、汽車旅を楽しむ。


塩郷の吊り橋!


堰の水が碧い! (塩郷-下泉)


ちょっと上に行くと普通の色…


ブロックで川岸・線路を守るのか (田野口-駿河徳山)

新金谷を出てから、あちこちで列車に手を振る人を多く見掛けた。〔リゾートしらかみ〕に乗った時もそうだった。楽しい汽車の旅は、大井川第四橋梁を渡り、千頭に到着して終わった。


車内広告も随分年季のいったものが!


パーシー Percy ヒロ Hiro トーマス Thomas

ここまで乗って来た列車より、こちらの機関車に目が行く。今日はジェームス(James)はお休みで、3両が並んでいる。ヒロの隣に仲良くトーマスがいるが、この間の放送で、ヒロと競争と称したトーマスはカーブで速度を落とさず、貨車の積載物をヒロの走る線路にぶちまけて脱線させていたのを忘れない。アンパンマンのようなキャラクターかと勝手に思っていたが、そうでもないようである。外国の作品は一味違う。



急行〔かわね路1号〕 101レ 新金谷(11:52)→千頭(13:09) オハフ33-469
◆SL急行料金800円
◆特別企画乗車券「大井川本線フリーきっぷ」 ※参考 運賃1,720円



大井川鐵道 大井川本線 急行〔かわね路1号〕 101列車 (千頭)




大井川鐵道 大井川本線 千頭駅 (静岡県榛原郡川根本町千頭)


無料休憩所より駅構内を望む!

冷房の効いた休憩所に入るが、座る場所はないほど混雑していた。トーマスだけの平日でこれだから、ジェームスも走っていた昨日の日曜日の混雑はいかほどだったのかと思う。さて、今日も大井川第四橋梁に写真を撮りに向かう。




大井川鐵道 大井川本線 臨時急行 3802列車 [16000系] (崎平-千頭)

昨日はこの列車で金谷に戻った。




大井川鐵道 大井川本線 特急〔きかんしゃトーマス14号〕 7004列車
(崎平-千頭)

トーマス(Thomas)もやって来た。



写真を撮り終えると、列車に向かって手を振った。普通の蒸気機関車の急行〔かわね路〕の写真がないけど、今日はこれで切り上げる。急ぎ足で駅へと戻る。


大井川鐵道に、混乱と遅れ(Confusion and Delay)は生じていない!

英語で聞いていると、機関車は必ずハット卿には Sir を付けて話している。
Goodbye, sir!


大井川鐵道 大井川本線 急行〔かわね路2号〕 102列車 (千頭)

帰りの列車に空席があるけど、もういいでしょう。


大井川鐵道 大井川本線 普通 12列車 [16000系] (千頭)

普通列車に乗る。やっぱり冷房の効きが悪い。


metro 大井川本線で千頭を出発symbol6


大井川鐵道 大井川本線 普通 12列車 [16000系] (金谷)

じっとしていても汗の出てくる暑さでした。遠方から外国人観光客も来ているのに、もう少し何とかならないのでしょうか。16000系は暑いの印象しか残っていない。むしろ扇風機の旧客の方が楽だった。

大井川本線 普通 12レ 千頭(14:35)→金谷(15:47) 16002
◆特別企画乗車券「大井川本線フリーきっぷ」 ※参考 運賃1,810円


千頭方を望む! プラットフォーム向かいは東海道本線

今度は猛暑でない時に。井川線の乗りつぶしが残っています。


㊧新牧の原トンネル(1,193m) ㊨牧の原トンネル(1.049m)

コインロッカーから手荷物を出して、大井川本線から東海道本線に乗り換える。神戸方には下り線の新牧の原トンネルと上り線の牧の原トンネルが並ぶ。


その北側には使われなくなったトンネルが!

山陽本線でも見掛けるが、複線・電化の際に使われなくなったのだろうか。もったいない気もするが、架線を張るには口径が小さいのだろう。


JR東海 東海道本線 普通 960M列車 [211系LL15編成] (金谷)


metro 東海道本線で金谷を出発symbol6

大井川を渡り、次の島田で下車する。

東海道本線 普通 960M 金谷(16:08)→島田(16:12) クハ210-5038


JR東海 東海道本線 普通 448M列車 [313系N3編成] (島田)


metro 島田で熱海行に乗り換えsymbol6

東海道本線を東へ進む。乗り換え予定の沼津の二つ前の原で、踏切の安全確認とかで停まってしまう。乗り換え予定の沼津始発の列車に間に合うのか。ようやく運転を再開し、20分遅れで沼津に到着した。プラットフォームの向かいに、乗り換え予定の列車の姿が見える。出発時刻を過ぎているが、接続がとれた。

東海道本線 普通 448M 島田(16:24)→沼津(17:53) クハ312-2329


E231系のグリーン車(2階)の様子!

待っていたのは東北本線直通、いわゆる上野東京ラインの宇都宮行。沼津からの切符を買っていたので、何としても乗り継ぎたかった。


普通列車用グリーン券 沼津→松戸(980円)


グリーン車の2階からの車窓! (函南-三島)

沼津を10分遅れで出発。熱海からグリーン車の乗務員(グリーンアテンダント)さんが乗ってくる。松戸までの切符を見せて、品川で乗り換える旨を申し出る。湯河原の手前で静岡県より神奈川県に入る。2泊3日。今までこれほど長く静岡県に滞在した事はないだろう。列車の方はダイヤに余裕があるのか、10分の遅れも定刻に回復した。しかし、いわゆる湘南新宿ラインは人身事故で停まってしまった。そちらに乗る予定の人が、こちらの列車に乗ってくる。この列車も踏切の安全確認とかで停まってしまう。品川の乗り継ぎ時間が微妙である。常磐線の全列車が品川乗り入れでない上に、グリーン車を連結していない列車もある。数分で安全確認出来たそうで、すぐに運転再開となった。少し遅れて品川に到着。

東海道本線 普通 332M 沼津(18:08)→品川(20:18) サロE230-1083
※東京-熱海間、東京-宇都宮間は1642E列車。


JR東日本 常磐線 普通 1253M列車 [E531系] (品川)
※東京-品川間は東海道本線。東京-日暮里間は東北本線。

予定の列車に間に合った。


車窓には東京タワー (新橋-浜松町)

焦点が合ってませんね。家に帰る前に食事を済ませてしまおうと、北松戸で降りてお目当てのお店に行ってみると、何と改装の為に営業していなかった。閉店じゃないからいい。新松戸店は閉店してしまったが。再び常磐線に乗り、新松戸まで帰ってきた。しかし新松戸店はない。18きっぷで乗り放題なので、武蔵野線に乗り換え、普段あまり行かない店舗に行ってみた。

東海道本線 普通 1253M 品川(20:24)→松戸(21:01) サロE530-8
※東京-日暮里間は東北本線。日暮里-水戸間は常磐線。
常磐線 普通 2035K 松戸(21:08)→北松戸(21:11) サハ209-1003
常磐線 普通 2031S 北松戸(21:23)→新松戸(21:27) 東京地下鉄16520
武蔵野線 普通 2011E 新松戸(21:35)→新八柱(21:38) クハ204-31
◆沼津-松戸間の普通列車用グリーン料金980円(事前料金・平日料金)
◆特別企画乗車券「青春18きっぷ」2,370円(1回分)
※参考 菊川-新八柱間の運賃4,430円



キリン一番搾り ジョッキ(399円)

麦酒で旅の疲れをいやす。


ミニキュウリのミックスピクルス(199円)

この夏はよく注文している。


若鶏のグリル(ディアボラ風)(499円)

キャベツのペペロンチーノ(399円)も注文しているが、写真を撮らずに食べてしまった。ごちそうさまでした。


サイゼリヤ 松戸八柱店 (千葉県松戸市日暮)
いずれも平成30年7月23日撮影(切符の画像を除く)



最後の列車に乗り、ようやく帰宅した。 (おわり)

武蔵野線 普通 新八柱(22:33)→新松戸(22:38) クハ208-513
◆特別企画乗車券「青春18きっぷ」 ※参考 運賃160円(IC運賃154円)