翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

永訣の朝

2012年11月01日 | 雑記
宮沢賢治の有名な詩です。
賢治が愛する妹トシ子の死に際の願いに対する感謝の気持ちを表したもの。

その「永訣の朝」をモチーフにした加古隆さんのピアノを聴く機会がありました。

永訣の朝 と聞いて、すぐ浮かんだのが
有名な「とてちてけんじゃ」というくだりです。

しかし記憶とはいいかげんなもので
「そのゆき、とてちてけんじゃ」と覚えていました。

正確には
「あめゆじゅとてちてけんじゃ」でした・・・。
花巻方言で「あめゆじゅ」は「雨雪」=みぞれ。「雨雪をとってきてください」

さらに恥をさらせば
永訣の朝の後半に
「Ora Orade Shitori egumo」というくだりがありますが
昔、アホな私は「何語だろう?」と思ったことがありました。
恥ずかしいですね、ホント。
これも花巻方言で「おら おらで しとり えぐも」=私は私でひとりで死んでいく。

で、ピアノはどうだったか?
はい、聴いたときは何となく情景が浮かんでくるような気がして「おぉ」と思ったのですが、
今そのメロディーを再現してみろと言われると
からっきし覚えていません。あぁ。(>_<)