翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

電気事情

2007年09月24日 | 雑記
今年は電気系統が絶不調です。(←個人的)

と、ブログ更新どころではない日々が続いておりましたが、

この間、単独首位だったトラは何と5連敗と自力優勝の道もなくなってしまいました(>_<)

さて、「電気」といえば、エネルギー問題を連想しますね^_^;

ここで、エネルギーの定義をサラッと。
 ① 一次エネルギー(原油、石炭、天然ガス、水力等採れたエネルギーそのもの)
 ② 二次エネルギー(電気、都市ガス、ガソリン等)
 ③ 最終エネルギー(最終消費者が利用するエネルギー)

世界のエネルギーの需給を見てみると、
世界で最もエネルギーを使っているのはアメリカで、日本は4番目です。
エネルギーの需給は増大しつつあり、過去30年で何とおよそ2倍になっています。特に、日本は過去40年間でおよそ6.4倍の増加です。今後もエネルギーの需給は増大することが予想されていますが、日本では、人口減少など社会構造の変化によって2021年頃をピークに減少すると推測されています。

また、日本では東日本(50Hz)と西日本(60Hz)で周波数が異なっています。この点、欧米では国内の周波数は同じです。

電気の特徴として「貯蔵」することができない⇒リアルタイムの需要と供給のバランスが重要⇒これが崩れると停電という事態に陥ったり、周波数が変動することもあります⇒周波数が変動するということは一部の電気機器に影響が及び、特に発電機は大きな影響を受けます。

上記以外にも、ユニバーサルサービス(一律の料金体系のサービスなど)の実現、環境保全、信頼性の維持、エネルギーセキュリティなどの課題があります。
さらに、規制緩和の波により電力の自由化に伴い電気事業法の改正も行われています。
この自由化をめぐって、日本の電力会社をアメリカ流に「発電」「送電」「販売」という分野別に独立させるべし!という話もあり、これには少々問題がありそうです。カリフォルニア州では自由化により、儲かる「発電」と「販売」に資本が集中し、「送電」分野の送電線や電柱をつくらなくなり、カリフォルニア大停電につながったと言われています。
また、かの有名なエンロンは、自由化により「送電(流通)」から「販売」に乗り換え、一旦契約しても他に高く買ってくれるカスタマがいれば乗り換える(契約解除)ということをやっておりました。(⇒破綻)

一口に「自由化」といっても、即ち消費者のためになるとは限らないようです(@_@)


電気事情に関してもっと知りたい!勉強したい!という方は、
東京電力をはじめ、各地域の電力会社のHP または 資源エネルギー庁のHPをご覧下さいね(^_^)


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