高校時代の同級生の叔父さんが絵描きだと聞いていましたが、縁あってお会いした方がその方で、小林巣居人のご子息である小林恒岳先生でした。そして、現在開催中の「小林巣居人の世界展」に行ってきました。今日(1/23)に巣居人のお子さん三人の座談会が行われるので、楽しみにしていました。ご長男は、著名な医師で二番目の長女は華道の教授で、その方のご子息が同級生です。そして、三番目が日本画家の小林恒岳先生です。大変に印象深い座談会でした。恒岳先生を含め大変に人格の立派なご兄弟です。展覧会の情報は下記の通りです。
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URL => http://www.tenshin.museum.ibk.ed.jp/tenrankai/100102_soukyojin/index.htm
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さて、小林巣居人は、茨城県の龍ヶ崎市に生まれ、20歳で画家を志し、終生自然をモチーフにした絵を描き続けました。戦後居住した茨城県の高浜(現石岡市)で霞ヶ浦の生き物達を観察し、「生」の本質を探究し描き続けた足跡が、しっかりと刻まれたように思います。本展覧会では、20歳当時の作品から最晩年のものまで、時系列に展示してあり、作風の変化が分かりました。初期から中期にかけての写実的で日本画らしい作風から次第に抽象度を増し、造形を単純化しながらも形態の本質を追究した様子が窺え、より複雑で微妙な色彩で作品の奥行きが深まっているように感じました。油絵ではないかと感じる程です。他の作家でも、最晩年で抽象度が増す一方で深みも増す作品群を見たことがあります0が、巣居人にあっても同様でした。それは、存在の本質をい見つめ続けた結果ではないでしょうか。充実した展覧会でした。
評価は5です。
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URL => http://www.tenshin.museum.ibk.ed.jp/tenrankai/100102_soukyojin/index.htm
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さて、小林巣居人は、茨城県の龍ヶ崎市に生まれ、20歳で画家を志し、終生自然をモチーフにした絵を描き続けました。戦後居住した茨城県の高浜(現石岡市)で霞ヶ浦の生き物達を観察し、「生」の本質を探究し描き続けた足跡が、しっかりと刻まれたように思います。本展覧会では、20歳当時の作品から最晩年のものまで、時系列に展示してあり、作風の変化が分かりました。初期から中期にかけての写実的で日本画らしい作風から次第に抽象度を増し、造形を単純化しながらも形態の本質を追究した様子が窺え、より複雑で微妙な色彩で作品の奥行きが深まっているように感じました。油絵ではないかと感じる程です。他の作家でも、最晩年で抽象度が増す一方で深みも増す作品群を見たことがあります0が、巣居人にあっても同様でした。それは、存在の本質をい見つめ続けた結果ではないでしょうか。充実した展覧会でした。
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