入れ替え

そんな訳で、今までのパソコンです。念のため、ＬＡＮボードを買ってインストールすると、全然問題なく動くではありませんか。まぁ、いいかぁ。妻のマシンが非力になっているので、妻にあげることにしました。動作が早くなりディスプレイも大きくなって喜んでくれるはず・・・、なんてことは全くありません。妻は、基本的に欲しがらない人であって、好奇心が乏しいので、コンナことが出来る、とか、あんなことが出来た、等ということに重きを置かない人なのです。しかし、結局家計から借金することになってしまったので、機嫌を取るためにも、あげることにしました。
結果、やはり、喜びませんでした。むしろ今まで使っていた家計簿ソフトのデータ移行がうまく行かないで、ご機嫌斜めです。（その後、インストールしてレジストリーに登録した後、古い関係ファイルを一切コピーして上書きして事なきを得ました。ホッ）でも、そんな妻が、パソコンでテレビやＤＶＤを見たり、インターネットで検索しているのですから驚きです。（５年ほど掛かりましたが・・・）好奇心の薄い人は、歩みは遅くても着実に覚えて行くもののようです。私は、ダーッと突っ走ってヘタルのが得意ですが、妻は、（おじゃる丸のように）のんびりとマッタリと歩くのが好きなのです。だから、一緒に買い物に行っても、待ち合わせの時間を決めて、落ち合うことにしています。私は、予算やサイズなどの条件を設定して買うものを決めた方が合理的だと思うのですが、妻は、白紙の状態から色々なことを想像したりして買った方が性に合うようです。（今回のパソコン選びを考えると、私もご同類かもしれませんが）だから、買い物行動は別の方が精神衛生に良いのでした。
最初に気付いたのは新婚旅行の時に、知人へのお土産選びでした。お土産屋さんに入ると、ある人の顔を思い浮かべながら、一人ひとりお土産を選んでいくのでした。「ねぇ、テキトーにしようよ。お土産選びで終わっちゃうよ」とお願いしたのですが、妻は納得しませんでした。私は、予算と相手の好みを想像して、てきぱきと選んだのでしたが・・・。結局、人はそれぞれなんだなぁ、と納得した最初の機会になりました。