
カーリン・スミルノフ著、早川書房刊
名高いミレニアムシリーズの新作に気付いて、早速読み始めました。
3作目までのオリジナルのシリーズのダークさ、作者が変わった4作から6作の「アクション」モリモリ。
また作者が変わって7作目の本。
登場人物が同じなだけで、内容は、価値観、視点、表現が全く異なる作品でした。
短い章毎に一場面を記述し、ついでに、唐突で思わせぶりなフレーズを散りばめ、それらが積み重なって全体像が少しずつ浮かび上がって行く。
恐らく、アクションや冒険が好きな従来の読者には不向きなスタイルの作家と感じました。
アマゾンでの書評も散々で、私も同感です。
4~6作目の作者は限界を感じ、契約に基づいて執筆を放棄したように記憶していますが、本作の作者は、自分のオリジナルとして全く新しい作品にしたようです。
書きぶりのテイストは好みの問題なので、読者が今後の作品を読むか読まないか決めれば良いのでしょう。
しかし、残念です・・・
遺産の中身がすっかり入れ替わってしまった・・・
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○ミレニアムシリーズ
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評価は2です。
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〇カメラまかせ 成り行きまかせ 〇カメラまかせ 成り行きまかせその2
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