島尾伸三、潮田登久子共著、新潮社刊
以前読んだ同じ著者の「中国庶民生活図引 食」が面白かったので、同シリーズと思われる本書を読みました。今回は、食ではなく中国の「百貨(いろいろの商品)」を紹介しており、日常生活に関わるあらゆるものが紹介されています。本書は1984年に出版されており、1981年3月から取材を始めたとのことで、1978年の市場経済導入以後の過渡期の様子が窺えます。
日本に対する恨みとは憎しみは、行間からは窺えません。むしろ、素朴で親身な人々が著者たちを助けている感じがします。後に、アメリカがキッシンジャーを通じて、対ソ封じ込めの為に中国と国交を回復し、その見返りとして、日本の封じ込めをアメリカが飲んだことから、日本への歴史問題の提起が始まりますが、本書の中では、素朴な人々の生活が窺える著作でした。私達の育った時代に、少しだけ残っていた雰囲気が、本書からも窺えました。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/島尾伸三
https://ja.wikipedia.org/wiki/潮田登久子
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評価は4です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
以前読んだ同じ著者の「中国庶民生活図引 食」が面白かったので、同シリーズと思われる本書を読みました。今回は、食ではなく中国の「百貨(いろいろの商品)」を紹介しており、日常生活に関わるあらゆるものが紹介されています。本書は1984年に出版されており、1981年3月から取材を始めたとのことで、1978年の市場経済導入以後の過渡期の様子が窺えます。
日本に対する恨みとは憎しみは、行間からは窺えません。むしろ、素朴で親身な人々が著者たちを助けている感じがします。後に、アメリカがキッシンジャーを通じて、対ソ封じ込めの為に中国と国交を回復し、その見返りとして、日本の封じ込めをアメリカが飲んだことから、日本への歴史問題の提起が始まりますが、本書の中では、素朴な人々の生活が窺える著作でした。私達の育った時代に、少しだけ残っていた雰囲気が、本書からも窺えました。
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