読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

東京室内管弦楽団

2015年12月05日 15時32分34秒 | ■聴く
もう半世紀程前の中学生の時に、学校から市内のホールに行き、初めて生のクラシックを聞きました。で、熟睡しました。何曲か聞いたのでしょうが記憶しているのはドヴォルザークの「新世界より」です。「遠き山に日が落ちて・・・」という曲の原曲と知っていましたが、その甘美なメロディーに誘われて、気持ちよく夢の世界に・・・。
当時は、オーケストラの名曲を生徒に聴かせるだけでした。ところが先日聞いたコンサートは、全く異なります。隣の市の行事で、中学生が半分が鑑賞するコンサートがありました。残り半分を一般向けとして500円でチケットを販売してのコンサート。アンコールを加えて1時間10分程度でしたが、工夫が凝らされており、今時の音楽に耳が肥えた中学生が興味を持てるよう工夫していました。
演目は、初めにロッシーニのウィリアム・テル序曲で引き付け、続いて楽器の紹介です。団員が楽しんで紹介していると感じました。アナウンスも団員です。次に、ベートーベンの第5番第1楽章を演奏し、映画、アナと雪の女王の「Let It Go」とパイレーツ・オブ・カリビアンの曲を編曲したものを披露しました。また、最後の曲は6つの東北地方に伝わる民謡メドレーと題しての民謡の演奏です。
とりあえずクラシックの典型的な曲に触れて、それから映画でお馴染みの曲をオーケストラの多彩な音色とドラマチックな特性を生かした編曲を聞かせ、民謡を編曲した曲で可能性を示しているように感じました。アンコール曲は季節に合わせクリスマス曲のメドレーです。「求められる演奏活動」を団の基本方針としているとのことです。初めて触れましたが、半世紀前とは文化に関する環境が大きく変わったことを実感しました。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/東京室内管弦楽団
     http://tco.or.jp/index.html
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評価は5です。

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