
マーク・グリーニー著、ハヤカワ文庫NV刊
グレイマン・シリーズの第10作目です。
今回は、第9作目で負傷し感染症で治療を受け、完治していない主人公に、新たな任務が下されます。
直りきっていない身体のまま潜入しますが、謎の部隊の急襲を受け任務を全うできませんでした。
それを報告した際、ヨーロッパでの作戦にゾーヤが投入されており、危険な状況に置かれていることを知ります。
居ても立ってもいられず、許可を得てヨーロッパに向かいますが・・・。
上下二巻で、900ページ弱の分量で、かなり大仕掛けです。
完結へ至る下地が整うのは、下巻の2/3位の所です。
ちょっと前置きが長く、それまでの盛り上がりがイマイチデでしたが、斬新な攻撃手法を取り入れています。
また、組織内パワーゲームが盛り込まれた複雑な仕掛けを破綻無く構築している著者の力量は凄い。
次は7作目と8作目に戻ってみよう!
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○マーク・グリーニー
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評価は4です。
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