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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

北京旅行:その13:食事

2010年07月26日 18時42分54秒 | ■旅する
旅の中でも「食べること」は、大きな楽しみです。画像の①は1日目の夕食で、シュウマイを中心とした食事です。②は、2日目の昼食で、広東飲茶料理。③は3日目の昼食で四川料理です。
つくづく感じたのは、日本は恵まれているのだなぁ、ということです。格安のパックツアーですから、それ程豪華な食事ではないでしょうが、中華料理が、今の日本では定着しており、しかも、日本人は世界中の料理を、日本人に合うように味を変えて普通に食しています。だから、ツアーでも日本人向けに味付けを変えているようですが、どれを食べても驚きはありません。そこそこ美味しく食べましたが、最後の日の夕食で食べたしゃぶしゃぶ以外は、まぁこんなものかという程度のものです。
思い起こせば昭和30年代は、本当に貧しかった。「甘い」=「ウマイ」だったのだから。ある時、長女が、「甘いっ!」と言って饅頭を吐き出したのです。これにはビックリ。今になってみれば、「余り甘くなくて上品な味」などという余裕をかました言い方が幅をきかせていますが、かつての貧しい時代には、甘さが何よりのご馳走だったのですから。お客の掌に砂糖をのせ、更にその上に梅干しをのせて、一緒に口に頬張って食してももらうのが上等な持て成しであったのでした。
学校帰りの道すがら麦を口の中で噛んでいると微かに甘かったことや、レンゲの花の微かな蜜を確かめたこと。それから約半世紀を経て、フツーのオジサンである私が、大概の食べ物に感動を感じなくなっているのは、日本が豊かで恵まれているためではないでしょうか。

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