読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

困ったちゃん:その1:パンの耳事件

2009年01月28日 20時21分42秒 | ■考え事
その昔、新採当時。残業中にサンドイッチを一人で食べていると、係長が「美味しそうだなぁ」と、曰くありげに声を掛けてきました。私はほんの冗談の積もりで、食べ残していた食パンの耳をかざして「食べます?」と・・・。係長の顔色が変わり、他の皆さんも一斉に私を見ました。その係長は体調を崩し入院し、その後異動しましたが、それからの3年間は、地獄の日々が続きました。結局、その部署には11年間”お勤め”することになりましたが、幸い、チームワークが余り必要でない現場監督がメインの仕事であったため、本当に一生懸命仕事を覚え、3年程度で独り立ち出来た頃には、それなりに自分の居場所が出来たので、何とか居続けることが出来ました。
それから幾星霜。子供が就職した頃に「パンの耳事件」と名付け、『そんな父の至らなさを他山の石とせよと!』とアドバイスしたのでした。世間の厳しさを知らない娘は『フンッ、あたしはそんなに馬鹿じゃないよ!』と言った顔で聞いていたのでした。しか~し、私は知っています。この娘が、不幸なことに私に(顔だけでなく)性格も似ていることを・・・。
今、入社後3年目の娘が、職場の人間関係で悩んでいる話を聞いていたら、どうも自分も「パンの耳」をやらかしていたらしい、との事でした。やっぱり!! 私の予感が的中したのでした。まぁ和解したそうなのですが、娘は「おとーさんから聞いたときは、笑っちゃったけど・・・」と言ったとさ。

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