
1959年(昭和32年)製作の日本映画です。私が3歳の頃です。主演は市川雷蔵さんと勝新太郎さん。勝さんは、後の座頭市シリーズ以来、映画やテレビでよく見掛けましたが、市川雷蔵さんは何度か見ただけで、しかとした記憶はありませんが、余り美男子ではないのに女性にもてる役柄を演じていることは幼いながらに気付いていました。
粗筋は、険の達人である主人公二人が、勝さん演じる安兵衛が高田馬場の決闘で出会い、その際に、市川さん演じる丹下典膳がある事情から、安兵衛の決闘相手である同門を見捨てます。そのことから話が展開しますが、もう一つは丹下典膳と深い愛情で結ばれるヒロインに、安兵衛が恋い焦がれることも重要な要素です。
ヒロインを演じる真城千都世さんは、何とも強烈です。脚本からして何とも恥ずかしい程のあどけなさなのですが、真城さんのシャープすぎる容貌がそぐわない感じです。宝塚の男役のようなメリハリの効いた顔立ちで、もっとなよっとした女優さんの方がしっくり来たと思います。ただし丁寧な作りの映画故、所作が美しく印象的でした。
小さい頃に違和感を覚えた市川さんは、謡いを自身でこなしており、目線の使い方など、歌舞伎出身故の力量が感じられました。そして、確かに色気がありました。子ども自分の私には分からないのは仕方ないと思います。
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URL => http://ja.wikipedia.org/薄桜記
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評価は4です。
粗筋は、険の達人である主人公二人が、勝さん演じる安兵衛が高田馬場の決闘で出会い、その際に、市川さん演じる丹下典膳がある事情から、安兵衛の決闘相手である同門を見捨てます。そのことから話が展開しますが、もう一つは丹下典膳と深い愛情で結ばれるヒロインに、安兵衛が恋い焦がれることも重要な要素です。
ヒロインを演じる真城千都世さんは、何とも強烈です。脚本からして何とも恥ずかしい程のあどけなさなのですが、真城さんのシャープすぎる容貌がそぐわない感じです。宝塚の男役のようなメリハリの効いた顔立ちで、もっとなよっとした女優さんの方がしっくり来たと思います。ただし丁寧な作りの映画故、所作が美しく印象的でした。
小さい頃に違和感を覚えた市川さんは、謡いを自身でこなしており、目線の使い方など、歌舞伎出身故の力量が感じられました。そして、確かに色気がありました。子ども自分の私には分からないのは仕方ないと思います。
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