TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD

前回の海外旅行で「CANON EF24-105mm F4L IS USM」を使用しましたが、望遠側が足りないので、今回は、広角ズームレンズの「CANON EF17-40mm F4L USM」と望遠ズームレンズの「CANON EF70-300mm F4-5.6L IS USM」を持って行こうかと悩んだ末、タムロンの28-300mm を購入しました。広角側が28mmからなので、もう少し、出来れば24mmからスタートした方が望ましく、望遠側は260mm程度で勘定は合うはずですが・・・。
それにしても、このレンズと同じ焦点距離域のズームレンズは、キヤノンからは大分昔に出ているものの、現行品では見当たらないので、キャノン用のレンズでは、この製品しかありません。キヤノンが発売していないということは、設計がかなり難しいのかも知れません。なので購入をためらいましたが、ネットでの評価は上々です。特に、プロが使用していて、十分使用に耐えるとの評価を目にして購入を決めました。
年末の旅行に間に合うよう発注したところ、「在庫あり」と表示されていたにもかかわらず「入荷次第発送」とのメールが入りがっかり。しかし、案外早く手に入り、出発前に二度使用することが出来ました。
今回の旅行先はスペインでしたが、現地時間は、標準時間よりも一時間進んでいて、夜明けは 8:45 分位でした。その分、夕刻は 18:00 位まで明るかったのですが、教会の建物内での撮影が多く、モニターで見ていて、何とも自信を持てない感じでした。
結局、4,000枚余を撮影し、その内 1,480枚 を壁紙に加工中です。
純正品と比べると、ややあっさりした色味ながら、期待以上の写りでした。各画像の撮影時のデータは以下の通りです。
●画像Ａ：F7、1/200、236mm：教会の天井画の一部
●画像Ｂ：F7、1/32、28mm：同じ教会内の柱
●画像Ｃ：F7、1/800、65mm：バスの車窓からガラス越しに撮影
●画像Ｄ：F9、1/250、28mm
画像編集ソフトで編集しましたが、画像Ｃのみ色かぶりを若干補正したほかは、「レベル補正」 => 「シャドウ・ハイライト」 => 「解像度の変更」を行った程度です。純正品で同等品が無く、しかも、手振れ補正も十分であり、簡易防滴構造です。耐久性が不明ですが、大いに満足出来る製品です。
唯一の欠点は、ズームリングをズーム側に回すときに時計回りで、キヤノンの純正品と逆なことです。これは、純正品と逆だから使いづらいのではなく、自分か被写体が動いている時に撮影する際に、広角側から望遠側にすることが多く、その際、反時計回りに回した方が回しやすいからです。それであっても、「CANON EF24-105mm F4L IS USM」よりもコンパクトで軽く、値段も半分強なので、とても満足です。キャノンのフルサイズで、一本だけ旅の友にするなら、このレンズはお勧めです。
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ＵＲＬ => http://www.tamron.co.jp/lineup/a010/
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評価は５です。
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