鍛冶俊樹著、文春新書刊
本書の構成は、
1.国防の常識 2.軍隊の常識 3.兵隊の常識 4.陸軍の常識 5.海軍の常識 6.空軍の常識 7.現代戦の常識 8.自衛隊の常識
です。
それぞれの基礎知識について、世界と日本のそれぞれを解説しており、読み進めていくと、軍隊の性質、役割、組織、統制、関連事項を整理して理解することが出来ます。
元自衛官なので、自衛隊の現状と課題にも触れています。
著者の主張は、自衛隊が法制故に軍隊とは言えず、国防の実質機能に重大な懸念があるということと思います。
それは、憲法だけの問題ではなく、関連法制の仕組みが有事の際に、防衛活動を阻害する構成になっていることなど、説得力がありました。
軍隊とは何かについては無論、国防の為の自衛隊の深刻な課題が理解出来ました。
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○鍛冶俊樹
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