
木村聡著、弦書房刊
フォトジャーナリストの著者は、世界中を取材しているようですが、本書は、ベトナム各地の市井の食堂や屋台を食べ歩き、土地の人々と交わり、ベトナム人の食、取り分け米へのこだわりを追求しています。
本書では、米以外に、下記リンクの二つ目の「ベトナムの麺の種類」に多彩な麺が紹介されています。(南北に長い国故に、地産の数々を生かした肉や野菜、香辛料、調味料を交えた多彩な調理の展開が綿密に語られています)
文章が独特で沢木耕太郎さんの文章をカラリと明るくしたような感じで読後感が良く、食と人々の生活の様が印象深く伝わってきました。
また、中国の食文化の影響も交えており興味深い。ベトナムに限らず東アジアに位置する日本も、同じように影響を受け、多彩な食文化が花開いています。
沢山の写真が掲載されており、日々の食を大事に、そして生きがいとする人々のストレートな姿が伝わってくる書籍です。
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○木村聡 ○ベトナムの麺の種類
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評価は4です。
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