新潮社カセットブック刊
高校生の頃、O・ヘンリーの短編集をたまたま読んで感激した記憶があります。「最後の一葉」が印象的でした。下記のURLによれば、かなり独特な人生を歩んだようです。恐らく多感で、計画性のないお人柄であったのではないかと思います。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/オー・ヘンリー
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このカセットは、「最後の一葉」、「よみがえった改心」、「賢者の贈り物」の3編が収録されています。朗読の藤田さんは可もなく不可もなく、といった感じです。
改めて聞いていみると、若い頃とはだいぶ異なった印象を受けました。若い頃は、伝えようとする内容をそのまま引き受けて感激したのだと思いますが、今は、聞きながら、作品の表現や構成を無意識に考え合わせて聞いているように思います。作者が示す世界に無条件で入り込むのではなく、幾分分析的に味わっているようです。
そうした上で作品を評価すると、今の時代の作品に比べ、非常にストレートな、ひねりのない構成です。そこが良いところでもあると思いますが、大分年季の入った現在の私には、少し物足りなかった感じがしました。
評価は3です。
高校生の頃、O・ヘンリーの短編集をたまたま読んで感激した記憶があります。「最後の一葉」が印象的でした。下記のURLによれば、かなり独特な人生を歩んだようです。恐らく多感で、計画性のないお人柄であったのではないかと思います。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/オー・ヘンリー
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このカセットは、「最後の一葉」、「よみがえった改心」、「賢者の贈り物」の3編が収録されています。朗読の藤田さんは可もなく不可もなく、といった感じです。
改めて聞いていみると、若い頃とはだいぶ異なった印象を受けました。若い頃は、伝えようとする内容をそのまま引き受けて感激したのだと思いますが、今は、聞きながら、作品の表現や構成を無意識に考え合わせて聞いているように思います。作者が示す世界に無条件で入り込むのではなく、幾分分析的に味わっているようです。
そうした上で作品を評価すると、今の時代の作品に比べ、非常にストレートな、ひねりのない構成です。そこが良いところでもあると思いますが、大分年季の入った現在の私には、少し物足りなかった感じがしました。
評価は3です。
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