
将口泰浩著、新潮文庫刊
太平洋戦争で日本が唯一占領したアメリカ領である、アリューシャン列島のアッツ島とキスカ島であったが、アメリカ軍が奪還に動いたことから、アッツ島が先に攻撃され全員玉砕となった。アメリカ軍が制海権と制空権を握るキスカ島の兵を救出する困難な作戦を委ねられたのが、本書の主人公、木村昌福(まさとみ)氏です。軍人になるべく海軍兵学校に入学するも凡庸な成績で卒業し現場へ配置。開戦後は巡洋艦の艦長を務め、やがて実戦で本来の将の器が明らかになってくる。
優秀な成績を修めても、実際の仕事の場で適切な判断を下し続けるとは限らない。判断には知識、価値観、人生観、大局観などの諸要素が複合的に作用する。言わば全人的な資質が問われる。木村昌福氏は多くの人々にとって記憶に残る、指揮官として優れた人物であり、戦後もぶれる事無く第二の人生を歩んでいます。
著名な「キスカ島奇跡の撤退」作戦が、戦後、新聞記事で紹介されなければ家族も知らなかったとのこと。身の処し方の見事さを具現した人物と思います。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/将口泰浩
https://ja.wikipedia.org/wiki/木村昌福
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評価は4です。
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太平洋戦争で日本が唯一占領したアメリカ領である、アリューシャン列島のアッツ島とキスカ島であったが、アメリカ軍が奪還に動いたことから、アッツ島が先に攻撃され全員玉砕となった。アメリカ軍が制海権と制空権を握るキスカ島の兵を救出する困難な作戦を委ねられたのが、本書の主人公、木村昌福(まさとみ)氏です。軍人になるべく海軍兵学校に入学するも凡庸な成績で卒業し現場へ配置。開戦後は巡洋艦の艦長を務め、やがて実戦で本来の将の器が明らかになってくる。
優秀な成績を修めても、実際の仕事の場で適切な判断を下し続けるとは限らない。判断には知識、価値観、人生観、大局観などの諸要素が複合的に作用する。言わば全人的な資質が問われる。木村昌福氏は多くの人々にとって記憶に残る、指揮官として優れた人物であり、戦後もぶれる事無く第二の人生を歩んでいます。
著名な「キスカ島奇跡の撤退」作戦が、戦後、新聞記事で紹介されなければ家族も知らなかったとのこと。身の処し方の見事さを具現した人物と思います。
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