
水戸市の常陽藝文センターで開催中の展覧会です。小林さんは茨城県の石岡市に生まれ、国立工業技術院名古屋工業技術試験所にて釉薬の研究をした後、平成2年から青磁の制作に取り組んだそうです。
私は、学生の当時、奈良の東大寺に行き、生憎大仏を見られなかったので、東大寺の隣の依水園という小さい美術館を偶然に訪れ、そこで初めて青磁を見ました。別に陶磁器に興味はなかったのですが、全く初めて見て、すっかり引き込まれてしまったのでした。なので、青磁には興味があります。
小林さんの作品は極めて端正で、形に不自然な部分は一点も見られません。隙の無い器形とでも言うのでしょうか。そして青磁の深い色合いが、また見事です。貫入も印象的でした。
見終わって、小林さんのインタビューと制作の様子を紹介している映像を見ていた所、驚いたのは二点。一つは、材料が磁器用の磁土ではなく、柔らかな形を作るため陶土を使用していること。もう一点は、貫入を生じるように工夫し、焼成後に墨を含んだ顔料を表面に塗布し、貫入部に浸透させて、目だ立たせているのでした。
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URL => http://www.isuien.or.jp/03.html
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評価は4です。
私は、学生の当時、奈良の東大寺に行き、生憎大仏を見られなかったので、東大寺の隣の依水園という小さい美術館を偶然に訪れ、そこで初めて青磁を見ました。別に陶磁器に興味はなかったのですが、全く初めて見て、すっかり引き込まれてしまったのでした。なので、青磁には興味があります。
小林さんの作品は極めて端正で、形に不自然な部分は一点も見られません。隙の無い器形とでも言うのでしょうか。そして青磁の深い色合いが、また見事です。貫入も印象的でした。
見終わって、小林さんのインタビューと制作の様子を紹介している映像を見ていた所、驚いたのは二点。一つは、材料が磁器用の磁土ではなく、柔らかな形を作るため陶土を使用していること。もう一点は、貫入を生じるように工夫し、焼成後に墨を含んだ顔料を表面に塗布し、貫入部に浸透させて、目だ立たせているのでした。
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