
井上ひさし著、文春文庫刊
本書を原作とする映画「駆込み女と駆出し男」を見て、久方振りの丁寧な作りの映画に感動し、本書を手に取りました。駆け込み寺である東慶寺とその御用宿を舞台として本作は、舞台廻し役の語り手が、様々な境涯の女達が駆け込んだ行き立てを、毎回異なった手法で解き明かし、その結末を述べている。舞台設定が同じ短編連作集と云った趣。想像とは異なり、映画は本作品の舞台設定と、登場人物、そして、幾つかのエピソードを選んで再構成したもの。だから、かなり味わいが異なる。しかし、どちらが良いということではなく、別な作品として味わうべきだろう。
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○駆込み女と駆出し男 => https://ja.wikipedia.org/wiki/駆込み女と駆出し男
○井上ひさし => https://ja.wikipedia.org/wiki/井上ひさし
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評価は4です。
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