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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

堺屋太一が解くチンギス・ハンの世界

2009年12月16日 20時28分31秒 | ■読む
堺屋太一著、講談社学術局出版部刊
私が社会人になる少し前にオイルショックがあり、就職に少し苦労しました。その当時までは、石油は安く大量に消費できるものとして、日本経済の発展に大いに寄与していました。しかし、突然のオイルショックによって日本経済は深刻な危機に陥りました。そんな折、テレビで「油断!」というドラマが放映され、結構真剣に見たものです。その作品の作者が、本書の著者である堺屋さんでした。
以後、堺屋さんのお名前を散見するようになり、小説以外の作品を結構興味を持って読みました。大変に分かり易く、新しい価値観を提示していたからです。その後、堺屋さんは経済企画庁長官に抜擢され活躍されましたが、何年か前に読んでいた日本経済新聞に「チンギス・ハン」の小説を掲載していたのを記憶しています。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/堺屋太一
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恐らく、その小説の創作によって、チンギス・ハンを研究し、通暁することになったのだと思います。本書は、チンギス・ハンが国を興し、その末裔たちが、歴史的に希有な国家を築いた経過を分かり易く解説しています。また、(少し強引ではありますが)現代のアメリカと対比することにより、その国家の独自性、先進性を示しています。
多くの写真が掲載されているため、モンゴルなどの風土や遺跡に親しめます。しかし、何となく底が浅い気がしました。
評価は3です。

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