中島義道 著、新潮新書です。最初に読んだ中島さんの著書は、「うるさい日本の私」でした。Wikipedia によれば、『川端康成の『美しい日本の私――その序説』と、大江健三郎の『あいまいな日本の私』の、2人のノーベル文学賞受賞記念講演のパロディである。』そうですが、大変おもしろい本でした。なにしろ、言われてみれば、なるほど・・・、だけど、そこまで言うかねぇとびっくりしました。そのほかにも、「人生を<半分>降りる」と「私の嫌いな10の言葉」も読みましたが、本書も含めて、同じ主張が繰り返されています。
世間の約束事に縛られて生きることに疲れたのなら、自分に正直に生きた方が良いよ・・・。そういう主張だと思います。もともと、いい加減な性格であったなら、こうしたことは主張しないはず。生真面目な方なのでしょう。
本書では、駄目な自分を認めた上で、自分に正直に生きることを勧めています。作中「ブス」について、林真理子さんなどの著作からの引用が、また激しい内容で、読んでみたくなりました。罵詈雑言の中に作者の気弱さが窺え、かつ、ホンワリとした暖かさのある内容でした。
評価は4です。
世間の約束事に縛られて生きることに疲れたのなら、自分に正直に生きた方が良いよ・・・。そういう主張だと思います。もともと、いい加減な性格であったなら、こうしたことは主張しないはず。生真面目な方なのでしょう。
本書では、駄目な自分を認めた上で、自分に正直に生きることを勧めています。作中「ブス」について、林真理子さんなどの著作からの引用が、また激しい内容で、読んでみたくなりました。罵詈雑言の中に作者の気弱さが窺え、かつ、ホンワリとした暖かさのある内容でした。
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